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アニメ「迷い家」第6話の考察?

2016-05-14 16:15:23 | 日記
6話においては、考察できる部分が少ない。どうにもこのままファンタジー路線へと入りたいように見える回でもある。

となると、今までに張った伏線は何だったのか?全ては横道に逸らす為の小道具で、本当はこのファンタジーな路線に行きたかったのか?

そうすると、人によっては意見の分かれる分岐点でもある。ファンタジーを目指すなら、じゃあ今までの思わせぶりは伏線は何だったの?それに「現象」が唐突に発生し過ぎていて、説明不足、という部分があるし。

いや、これはファンタジー路線に行くと見せかけて、実は人間が裏で仕組んでいる、とするなら段々と裏付けが厳しいものになってきているし、何よりしつこい。

困惑の第6話というか。ちゃんと通して見ると、ブレまくってんな~、というのが6話の感想だ。誰もの想像を裏切りたくて、話を混迷にさせたのだろうが、混迷にする部分は成功しても、それ以外は難消化というか。

全部の説明がしにくくなってしまった。こういうミステリーな展開の作品で、望まれるのは謎解きが常に「ロジカル」つまり理路整然としていて、納得させられる心地よさというのが大切だと思う。

解説された時に「あっ!」という気付きのアハ体験というのか。それが醍醐味なのだが、この混迷のさせ方は後で理路整然とさせよとなると、かなりの無理スジが出るし。

ファンタジーなら、妙に現実味がない。発生が唐突過ぎるのだ。ホラーにしたって、もうちょっと事前に匂わす何かが求められる。

「不思議の国のアリス」で言えば、出だしからダラダラと日常描写が続き、中盤から突然、前振りもなく不思議の国スタート!というような唐突振りだ。

それは謎ではない。単なる説明不足でしかない。すべき事を省いてしまっている。それで喜べよ、と言われる程、俺もDEEPなユーザーではない。

第6話の時点で、かなり興ざめしてしまった。ここから先、どんな展開が待つのか、悪い意味で考えたくなくなった。辻褄を合わせようとすると、無理目なすり合わせを考えなくてならなくなったし

実は不思議な物語ですって言うなら、展開が遅すぎる上に6話にきても全く説明が足りない。今まで6話、何やってたん?と絶句したくなる。

感想としては、正直「ガッカリだよ!」というのが感想。

理路整然と説明するなら、あの時「真咲」が焚いた煙が実は特別な草か何かで、一種の幻覚を引き起こす薬草で、あの時煙を吸い込んだ全員がありえないトラウマをえぐったような怪物を見てしまった。

が。

そんな草は現実にない。あそこまで即効性が高いのなら、真咲に何の影響もない事が説明しにくくなる。それにそういった危険な草は、国が早急に管理している。真咲があんなに大量に集められたのに、今まで発見されませんでしたとか、無理あるやろ。幻覚物質の中和剤があった?こんな感じで、説明に説明をしようとするとどんどん無理が出てくる。

今後、どういう展開になるかはわからないけれど、どっちに着陸させたにせよ、ブルーレイやDVDの売り上げは悲惨な事になりそうだ。この6話目が生きるかどうかで、勝負が決まる。

だが、こんな中盤から見事な切り返しを決められるような秀逸なシナリオを書ける人って記憶にない。大体は最初からテンプレに沿って書くだけだ。

6話で感じたのは、ガッカリ感と強い自爆臭。まとめきれるか、一応は見るが、これが視聴率に数えられても、TV局やアニメ制作スタッフは喜ばしいと受け止めてしまう。こういった視聴のカタチでも、数にはカウントさせられてしまう為に、どんどん面白くないものが作られてしまう。

かつて「ドラえもん」などの傑作を書いた藤子不二雄先生は、書店でマンガを読む人々の態度や目線をしっかりとその目で観察し、面白いものを研究したそうだ。

今は視聴率を割り出す機械のデジタルメーターしか、誰も見ない。どういう態度で見て居ようが、それは興味すら湧かないのだ。

マンガの今日の発展は、読者をつぶさに生で観察し続けた事の結果であり、日本芸能界やアニメが伸び悩むのも、機械ばかり見ているからだと思う。

日本芸能界はパソコン相手に芸でも磨けば良い。




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