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キャンプレポートやキャンプに関わるお気に入りの品の紹介をメインにしてます。

冬の必需品☆ 十全あんか

2012-11-25 21:25:35 | キャンプグッズ



この連休、アウトサイドベースで過ごすことに。これからの季節、外は零下にもなるので湯たんぽは必須ですね。
しかし今回、これに取り代わるかもしれない、かなり衝撃的な品、といっても昔からあるものだそうですが、手にすることができましたのでレポさせていただきます。


アウトサイドベースへ向かう道中、立ち寄ったホームセンターで買い出ししてましたら、、
”十全あんか”という豆炭を入れて使用するあんかが目にとまり、興味津々、試しに1つ購入してみました。
昭和レトロというか、気取らないパッケージがまたいい。


同様の品で、”品川あんか”というのがあるそうですが、この大阪市大正区謹製 ”十全あんか”に隣りの港区に住んでいたことのあるわたくしとしては、惹かれるものがあります。
ただし、このオレンジ色をした金属の枠は、長年使っても経年変化があまりなさそうで、湯たんぽのような生活工芸品というよりか、生活実用雑貨という印象を受けます。


使用方法はいたって簡単で、半分ほど火がついた豆炭をあんかの中に入れてグラスウールと石綿で挟み込むというもの。


挟む豆炭は通常は1個のようですが、自分が普段つかっている豆炭はキングスフォードのもので日本のものよりやや小さめなため
2個入れてみました。うまく並べれば3個入らないわけでもないですが、まずは2個でお手並み拝見。


でもオレンジ色の本体のままでは、寝ている際に足で蹴ったりして留め具が外れて炭が出てきたりすると大変なわけで、
専用の袋できっちりと包み込みます。それに後でわかったのですが、この袋が無いとヤケドをしてしまいます。


しかし、なんかちゃっちいというか、こんなのでほんとに暖かくなるのだろうか? 半信半疑、1晩過ごしました。


朝になりました。 快晴とはいえ、外はマイナスです。結論から先に申しますと、この豆炭あんか、すばらしすぎる!てゆうか熱すぎてヤケドしそうでした(^^;
それも、その熱さがずっと朝まで持続しているのに驚きです。しかしどうしてなんだろう?

豆炭を挟んで20-30分で暖かくなり、そのまま裕に10時間以上は持ちます。
湯たんぽのように徐々に暖かさがフェードアウトするのではなく、10時間はずっと暖かさを持続し、多分ですが炭が完全に灰化した途端、一気に冷えるのでしょう。
電池で言えば、豆炭あんかはアルカリ電池、湯たんぽはマンガン電池というところでしょうか。あまりよい例えがみあたらず申し訳ありません。

この豆炭あんか、付属の袋だけでは熱いので、その上から更に何か湯たんぽ用の袋をかけると丁度よいかと。


上の写真は大体、炭を入れて10時間後、まだ熱々の状態だった本体を開けてみますと、まだ炭が小さく残っています。
あんかの石綿層が空気の入りを抑えて、炭の灰化を遅くさせているのでしょう。

次の日、試しに炭を1つにしてみました。ところが、なぜか熱さ的には変わらないような気がする。


ここでいろいろと考えが巡ります。この暖かさは、なにも人に暖を提供するためだけでなくピンツのためにもならないかと。
と申しますのも、ピンツはキャブ車なため、最近のような冷え込んだ朝などは、なかなかエンジンがかからない。
この十全あんかをエンジンルームの放り込んでおいたら、エンジンも元気よく1発始動なんてことにならないだろうか?

いずれにしても、この商品は個人的にはブレイクスルーな商品です。アウトドアショップではあまり見かけないですが、
普通にホームセンターの資材置き場コーナー辺りに炭と一緒に置いてあります。

自分はキングスフォードの炭を何度もキャンプごとに買いにいくのがええい面倒だ!とコストコでパレット買いしてしまってるのですが、それがいくらキャンプをするとはいえなかなか減らない。。
そんなわけでまだまだ在庫が大量にあります故、この豆炭あんかを使用するだけなら、ほぼ永久に資源に困らず使うことができる。
そんな妙にホットさせてくれる品だったりもします。

これからの季節、手放したくない逸品です。






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5 コメント

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こんにちは (SUNOCO)
2012-11-26 14:23:09
私もまめたん行火の愛用者です。
あれ味わっちゃうと湯たんぽとかには戻れませんよね。
今回も2個持ってきたのですが嫁と子供に奪われ結局寒い思いしました・・・
十全あんかって初めてパッケージ見ましたけど中身ってひょっとしたら一緒なんですかね?
うちは品川あんか使ってますけどオレンジのカバーに中身もそっくりのような気がします( ̄▽ ̄;)


Unknown (MONOLITH)
2012-11-27 00:59:12
SUNOCOさん、こんばんは~
ほんとそうですよね~ 湯たんぽの柔らかい暖かさも魅力なのですが、一番寒い早朝にぬるいくらいなら、この豆炭あんかですね。今まで知らなかったので喜び大です!
お気をつけて! (猫さん大好き。)
2012-11-27 10:22:12
はじめまして。
あまりの懐かしさについコメントお許しください。

40年ほどの昔、
祖母が豆炭を起こして家族ぶん支度していた事を思い出しました。
豆炭は一個で十分ですよ。危ないです。
また、低温火傷の危険もあります。
祖母は古い半纏でくるみ、夕方には布団に入れて寝具を温めてました。
灰は翌朝畑にまいていました。
ホントに懐かしいです!記事をありがとうございました。

Unknown (MONOLITH)
2012-11-27 21:51:14
猫さん大好き。さん、コメントありがとうございます。そうですか、やはり複数個は危険なようですね。2個でも激熱でしたので4個なんか詰めたら寝袋が燃えてしまうかもしれないところでした。アドバイスありがとうございます!(^^)
Unknown (じんぼ)
2014-11-26 01:15:41
この冬、豆炭行火の導入を真剣に検討しているのですが
以前、室内で練炭を炊いて具合が悪くなったことがあり、躊躇もしています
練炭のように大きな塊が一気に真っ赤になるような燃え方をするわけではないので、危険性は小さいと思うのですが
テントという閉じた空間で朝まで豆炭行火を炊いて体調はどうでしたか?

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