この週末、ピンツに装着したエアコンと室外機との仕切り板をオリーブドラブ(OD)色に塗ろうと思うのですが、
ODといってもいろいろとあるようで、せっかくなので陸自のOD色にすることにしました。

参考にするのは陸自の3 1/2tトラックのこの外装色。

仕様書を確認することにしました。


8ページ目にありました。”塗色については, NDS Z 8201の色番号2314 (OD色7.5Y 3/1)とする。"とあります。
NDSとは、防衛省規格のことです。

さっそく防衛省のR&Dが発行している防衛省規格目録を確認してみます。
こちら20ページにわたって、色々と仕様がかかれているのですが、

その最後のページにあるZ8201E「標準色」に今回目的とするOD色の標準規格が載っているようです。

4ページ目にありました。色名はそのまんまのOD色。基準値(色記号)とはマンセル値という色を定量的に示し区別できる記号。
色番号が1314、2314、3314と3種類あるのは、つやの度合いの違いからくるもので、
OD色に限らず全ての色にあてはまるもので1桁目の数字で判別します。
*1は つや有り
*2は 半つや
*3は つや無し
ターゲットの色は、3 1/2tトラックの外塗装に指定されている2314。
色が決まったら今度はどこでこれを入手できるのか?
楽天を第一希望(^^) でもググってもそんな名称の塗料を売っているところは見当たりません。
多分、個人オーダーを受けてくれる塗料屋さんにマンセル値を言えば調合してくれるとは思うのですが、
その前に陸自への納入業者を調べてみました。
OD色というのが標準名称なので、検索欄にOD色と入れてみましたら、出てきました。
ちなみにさすがお国の機関というか、アルファベットも全角でないと受け付けてくれません(^^)

最近では川上塗料、クロサカという会社の取引きが参照できます。スプレー缶で有名な神東塗料もこの後のページで登場してきます。
他、関西ペイント、大日本塗料、トーエイ、神戸ペイント、中国塗料、水谷ペイント、と、いろんな会社の名があがっています。
こう見ると、特定御用達というよりかは、ほんと入札で決めてるみたいですね。
結局は、先ほどのマンセル値7.5Y3/1を公示し発注しているのでしょう。
そこで、マンセル値7.5Y3/1で検索しましたら、既製のものがありました。タカラ塗料という会社のものです。
ここは塗料を製造しているメーカーというよりかは調色屋さんのようで、大手の塗料を使用して希望の色に調色してくれます。
というわけで、さっそく2KGをオーダーしてみました。2KGで12平米を塗ることができるそうです。

ちなみにオーダーしたOD色は水性で大日本塗料のものを使用しているらしく、防衛省の取引先でもあります。
ついでに、陸自がペイントの欠けなどの補修に使用していると言われる神東塗料のOD色スプレー缶も買っておきました。
役者が揃いました。この週末、一気に車内を陸自OD色に仕上げようと思います。
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