御座・爪切不動尊縁日（志摩市）

空海弘法大師は　布教のため全国を巡歴し
病に苦しむ人　不運や貧しさに苦しむ人を救った

爪切不動尊は　御座に暫く足をとどめ
１００日護摩を焚き　滝で身を清め祈祷した

満願の日　一人山に入り　自然石に自らの爪で
不動明王の像を刻み「真言密教の神髄をこの不動明王に託し
信ずる者は　救われん　仏性の尊厳を永遠に伝えるため　固く
密教とし　開扉することなかれ」と誓われ去った

爾来　爪切不動尊と称し　絶対秘仏とされた
この後　千葉県の成田不動尊を　建立された

爪切不動尊と内部

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なで石 （志摩市御座・爪切不動尊）

爪切不動尊・大師堂裏手に　なで石がある
この石を撫で　心身のわるいところに当てると
病がなおるとされている
大勢の人が　長年撫でたのか　
随分きれいに　磨かれていた

傍には　竹を切った　ローソク立がまた素晴らしい

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爪切不動尊の手作り照明（志摩市御座）

縁日は　地元の人達が工夫を凝らして
作り上げたもの　
年々　アイデアが増え　今年は　
竹をくり抜いたり　かわらを利用した
照明があった

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お地蔵さん（志摩市御座）

縁日の　志摩のお地蔵さんは　ネックレス掛けて
真っ赤な「よだれかけ＝前掛け」を着飾って

ところで　地蔵さんは　どうして　
赤い「よだれ掛け＝前掛け」？

「赤」は人間の煩悩をあらわし　赤い色の前掛けを
お地蔵さんに託すことで　人々は自分の
煩悩から逃れようとするそうです
前掛けの赤い色が風雨などによって　どんどん薄れていくと
人々はそのことで　お地蔵さんが自分の煩悩を
引き受けてくれていることを感じるのからだそうです～

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浮灯篭（志摩市御座・爪切不動）

清水の流れ込む池には　鯉もおり　
夜間は　電灯も入る　浮灯篭
夜は　さぞや風情があることだろう

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おみくじかけ（志摩市御座・爪切不動）

不動尊と云えば　お年寄りと短絡してしまうが
縁日は　出店　余興　抽選会もあり
老若男女を問わず　大賑わいです

若い女の子は　みくじ大好き

階段を下り　一番奥が　爪切不動尊です

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御座の石仏地蔵尊＝潮仏（志摩市）

御座の老人の夢枕に「われは　御座浦の地蔵菩薩なり
古くより因縁を感じ　姿を現ず　至心（ししん）に
祈願せんものには　誓って腰よりの下の
病疾を治すべし　われ海水の浸すところにありて
諸人のために　常に代わりて　苦忠（くげん）を
洗浄せん　必ず　高所に移すことなかれ」と告げた

ご本尊前に　前立地蔵を献じ　腰から下の病に苦しむ人
子を授かりたい人　安産を祈る人や海女など　
願掛け救いを求め日参する人が多い　

各地に　地蔵尊は多いが　清浄な海中に鎮座する
地蔵尊は　唯一だろう

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