ミスターポポの「のほほん日記」

のほほんと生活している中で、ふと感じる無駄話をぼちぼち書いていきます。

開かずの踏切東武東上線北池袋で死傷事故

2006-07-21 | Weblog
「お気の毒だが...。」

長時間遮断機が下りたままになる、通称「開かずの踏み切り」で事故がおきた。

マスコミも、
例よって「安全対策の不備」と言及しているが、被害にあった母子も悪いと思う。
(大変お気の毒な話ではあるのだが...。)

基本的には、電車が通るところ(線路内)はJR(私鉄)の敷地(所有地)であって、
私たちは「通してもらっている」状態。

「線路には入るな!」と小さいころからしつこいほど言われてきた。

いくら、
「待ち時間が長いから」
「他の人が渡っているから」
と言っても、
その線路に入ったのは母子であるのだから、母子にも責任はある。
(私は「開かずの踏み切り」を体験したことは無いが...。)

そして、
JR(私鉄)にも責任はある。

「開かずに踏み切り」対策を国や自治体も含めて、しっかり考える必要があるし、
安全が「確保」できないのであれば、「封鎖」も検討すべきだと思う。
(無駄なハコモノ作っているヒマがあるのなら、地下道とか陸橋を作ってほしい。)

ただ、
本件に関して「どちらが悪い?」と考えたら、
「渡ろうとした母子」だと思うので、そこは勘違いしてはダメだと思う。

開かずの踏切 母子?死傷
東武東上線北池袋

 二十一日午前九時半ごろ、東京都豊島区池袋本町一、東武東上線池袋-北池袋間の
「第二号踏切」(警報機、遮断機付き)で、女性と女児の二人が池袋発志木行き下り
普通電車(八両編成)にはねられた。
女性は車両の下に巻き込まれ、搬送先の病院で間もなく死亡、女児も重傷という。

■遮断機くぐる?

 警視庁池袋署は、二人が同区内に住む四十歳代と十歳前後の親子とみて身元の
確認を急ぐとともに、二人が遮断機をくぐり、無理に踏切を渡ろうとして事故に
遭った可能性もあるとみて調べている。この事故で正午現在、東武東上線の上下線
四十七本が運休したほか、事故で停車した列車が最大で九十分遅れ、約四万人に
影響が出た。

 調べでは、二人が下りていた遮断機をくぐって横断しようとして、左側からきた
電車にはねられるのを、別の通行人らが目撃していた。二人が横断直前に、若い男性が
遮断機をくぐり踏切を渡りきっていたといい、同署は、二人がこの男性と同様に
横断しようとしたとみている。

 現場は東武線北池袋駅のホーム脇にある自動式踏切で、電車は同駅に停止するため
減速していた。この踏切は歩行者と自転車の専用踏切で、東武東上線とJR埼京線の
共通踏切で上下線合わせて四路線あり、道幅三・五メートル、長さ二〇・五メートル。
二人は踏切を渡りきる直前だった。東武鉄道によると、この踏切は最大で一時間のうち
計五十分にわたり、遮断機が下りたままになる「開かずの踏切」。

 事故当時は一時間のうち約四十分が下りたままになる時間帯で、数人が遮断機が
上がるのを待っていたという。

 「開かずの踏切」をめぐっては、昨年三月に足立区の東武伊勢崎線竹ノ塚駅近くの
踏切で、横断中の女性四人が死傷する事故が発生。
同十月にも、大田区のJR京浜東北線の踏切で、女性二人が死傷した。

■4年前にも事故 住民『怖くて』

 母子とみられる二人が死傷した豊島区池袋本町の踏切では、ダイヤの遅れを
取り戻すかのように電車がひっきりなしに行き来し、警報機の甲高い音が響き渡った。
近くに住む主婦(75)は「子どもが被害にあったなんてふびんな…」と涙。
サイレン音で外へ出ると、冷たい雨が降りしきる遮断機のそばに、女児が倒れているのが
見えたという。

 主婦は「この踏切は長く閉じている。駅に近いので、早めに警報機がなるため
『大丈夫』と若い人がくぐることも多い。
四年前の事故を目撃していたので、怖くて…」といまだ強く降る雨の中で身を震わせた。

 現場は北池袋駅ホームに接するほど駅に近く、“開かずの踏切”として知られる。
周辺住民は、待ちきれずに遮断機をくぐる人を何度も見掛けていた。四年前には、
自転車で渡っていた男性(73)が、踏切を渡りきれずにJR埼京線の電車にはねられ、
死亡する事故が起きていた。
別の主婦(65)も「私は北池袋の駅まで歩いて、地下道を使っている」と話す。

東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060721/eve_____sya_____007.shtml