京漬物近清の九代目日記

毎日、お店や九代目の周りで起こった事、九代目からのお知らせ等を日記形式でお伝えしていきます。

黒服繁盛記 2

2008年02月13日 | Weblog
アフターの話を前回しましたがその辺りをもう少し詳細に・・。

大学生になって日給が上がったのは嬉しかったですが、12時前にお先が出来なくなったのは想像以上の辛さでした。

先ず閉店の午前一時に綺麗にお客さんが掃ける事は稀で、常連になればなるほど最後の客になりとことんまで居座りたがります。

お客さんが、あらかたはけると何ともいえず店内にほんわかとした暖かい空気が流れますし、ホステスさんも黒服も柔らかい素の顔に戻ります。

ママもピーンと張り詰めたたたずまいを一気に緩め、ぐっと近寄りやすい雰囲気を醸し出します。

その空気を味わうのと自分は特別、という身内意識が高まるのをお馴染みさんは特権として楽しめます。

まあ水商売と言うかどんな商売でもそうですが、自分は特別、VIP,覗き見可能、裏口から出入自由、等のささやかな満足感がリピーターと言うかファンを作るんだとこの頃つくづく思いました。

日によってパターンは様々ですが、大体毎日最低でも2,3人のホステスさんはお客様とアフターに出かけます。

お客様と二人っきりはトラブルの素なのでよほど信頼関係が構築されているか、ほんまに連れか、男女関係が出来ているか、この3っつのうちのどれかで、大抵は複数で出かけます。

一人のお客様から誘われ、どうしても断りきれない場合は上手く誤魔化しながら若い新入りのアルバイトホステスを連れて行くのが常道です。

時には後からママかチーママがご挨拶に来ますって告げておいて、来たらさっさとバトンタッチしアフターの梯子をする猛者もいました。

私も数え切れないほど、姉貴分のみゆきさんにアフターのお供をさせられました。

かなりの酔っ払い客で、ソフトに口説くのではなく暴力的になられる恐れが有る場合、保険としてお供します。

一緒にお店まで入る場合と近くの喫茶店で待機し店から電話が有れば駆けつける場合両方ですが、ひどい時は午前3時、4時まで待っているときも有りました。

一般人と違いホステスさんもプロになれば高い金を使わせているので、セクハラは仕事として割り切っています。

キスや太股、胸あたりを触られるぐらいはへっちゃらですが、強引に触ってきて服や下着が傷む事を一番嫌がります。
(まあ商売道具なんで当たり前ですが)

みゆきさん曰く、酔客で触りたがるのをあんまり拒否すると、強引に来るので、身体に引っ掻き傷が付いたり、強く握られて青痣が出来たりするし、服や下着も傷む恐れがあるので、そこは上手に一、二度、拒否り、ちょっと投げやり気味な感じの時に、KISSしたり軽く胸ぐらいは揉ますと大人しくなるし納得するんで、次に繋がる、結局総合的に考えれば触らし得よ!って後輩に話されてました。

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