茶飲み富士サンの定点観測

いつも見慣れていたものが、少しずつ変化する。コツコツとデジカメすれば、表情豊かな季節が見えてくるはず・・・。

定点日本大通2010.09.21

2010年09月21日 | 横浜逍遙・日本大通

横浜港・象の鼻パークに行くと、
水上警察署から「秋の交通安全運動」を呼びかける船がでてきた。
日中の緊張が高まる中、
11月7日からのAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議がはじまる。
11月になると、ほとんど臨戦態勢になると予想される。
そのデモンストレーションを兼ねてのことらしい。


みなとみらいのぷかり桟橋に行くと、
大阪市所有の帆船「あこがれ」が停泊していた。
大阪市民にとって、世界の海との繋がりを象徴する存在だという。
横浜では、海事広報艇「はまどり」をバッタ売りしてしまった。
そして、第2の人生をロシアと決め、3月横浜港を出港した。
帆船・日本丸を誘致しながら、国際橋を造って、出港できなくしたように、
この感覚が、今、横浜港の荷役激減を象徴しているといえよう。


海上保安庁防災基地の方を見ると、巡視船「いず」が停泊していた。


海上保安庁は、緊迫する領海を命がけで守っている。
その最中に起こった、
尖閣列島の問題は、日中2か国間の問題なのか、国内問題なのか?
領土境界問題となると、おおかたの国は軍艦艇が出動している。
日本は、海上保安庁が対応しているから「国内問題」とせざるをえず、
自衛隊は「防衛」という曖昧な定義で存在するから静観するしかない。
金だけで解決を図ってきた日本外交が土俵の外へ寄り切られようとしている。

といって批判するばかりでは、仕方がない。
どの現場でも、出来うる限りのことはやっていると私は信じている。