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冗談にも程がある。

聖闘士星矢・オリジナル聖闘士研究パート10

2009-07-21 22:18:22 | 聖闘士星矢
このシリーズもとうとうパート10。
続いているなあ。

今回は水晶聖闘士について考察してみる。
水晶聖闘士は水瓶座のカミュの弟子であったということで、またマントを支給されていることから白銀聖闘士待遇と思われるが、果たしてどの星座の聖闘士を目指していたのだろうか。
氷河の守護星座白鳥座との星座同士の関係から考えると、凍気→冷やす→水→川でエリダヌス座がまず浮上する。
エリダヌス座の主星の名アケルナルには「川の果て」という意味があり、水が流れきったところという連想から凍気を無限大に放出する技のイメージが喚起される。
ここからも、水と氷の闘技を学んだ聖闘士の守護星座にふさわしいと言える。
聖衣の代わりに与えられている鎧の色が青系でまとめられているところもそれっぽい。

かつて筆者はパエトン参謀長をエリダヌス座の聖闘士であるという推測を立てたが、こうして見るとむしろパエトンはその名の通りパエトン、アポロンに関係した星座、無理やり作るなら「日の馬車座フェートン」あたりの聖闘士かその候補生から参謀に転じた存在で、むしろ水晶聖闘士のほうをエリダヌス座の聖闘士としたほうがいいかもしれない。

第二候補として、ガニメデス座がある。
17~18世紀にかけて使用された星座であるアンティノウス座の星図にはアンティノウスでなくガニメデスを描いたと思しきものがあるという。
アンティノウスがガニメデスと同一視されていたがゆえの混同でなければ、ガニメデス座も存在した可能性がある。

聖闘士星矢の世界には現実世界にはない星座、現在では使われていない星座が聖闘士の守護星座として使用されているケースが多々あり、ガニメデス座およびガニメデス座の聖闘士も存在する可能性がある。
水晶聖闘士が最後に使用した拳はオーロラエクスキューションに似た構えから放たれており、これはネクタルを注ぐガニメデスの姿を模した構えとも取れる。
ただし、ガニメデスの姿は水瓶座の星図に取り込まれており、この説はいささか弱いと言える。

第三にカミュの後継者候補の水瓶座の黄金聖闘士の候補生だったという可能性も考えられる。これは氷のピラミッドを破壊した時に放った拳がオーロラエクスキューションの未完成形と見えなくもない点からであるが、第二の説よりも可能性は低いと言える。

さて水晶聖闘士はどうやらエリダヌス座の聖闘士であるという結論が出たが、ここでもうひとつの疑問が発生する。
彼の本名、ないし聖闘士として用意していた名前は何だったのだろうか?

エリダヌス座の聖闘士なら、前述のアケルナルを名乗りとする可能性が高いだろう。
白銀聖闘士には自らの守護星座の主星の名を自らの名前として名乗る例が多くあり、彼がその例に倣う可能性は低くないと言える。

守護星座-星座名のギリシア語(?)読み-名前全てを名乗る正式の名乗りでは、
「エリダヌス星座エリダーニのアケルナル」
といったあたりになるのではないだろうか。










聖闘士星矢・オリジナル聖闘士研究パート9

2009-07-19 01:37:57 | 聖闘士星矢
週末国会会期末月末と続くが、まだまだ終わらない。
劇中未登場の白銀聖闘士にはどんな奴がいたかパート3。
聖闘士の階級はギリシア神話における重要性とは必ずしも一致していないが、ギリシア由来の星座群であるトレミーの48星座はその過半数である25が黄金、白銀聖闘士の守護星座として登場しており、白銀聖闘士の守護星座だけでも1/4以上にあたる16星座がこのトレミーの48星座に属している。
ゆえにトレミーの48星座に属し黄金・青銅聖闘士の守護星座でない星座は、白銀聖闘士の守護星座である=未登場白銀聖闘士がこの中にいる可能性が高い。

以下に48星座のうち黄金・青銅および原作・各種作品並びに当ブログの研究で白銀聖闘士の守護星座に比定した分を除いた10星座を列挙する。

うしかい座
かんむり座
こうま座
こぐま座

ほ座
とも座
らしんばん座
うさぎ座
こいぬ座
みなみのうお座
みなみのかんむり座

なるほど、それらしいものが揃っている。当方は伝統や格式にさほどうるさいわけでもないが、神話時代からの伝統を有する聖域においては、さすがにそのようなことはあるまい。黄金聖闘士に次ぐ高位の聖闘士である白銀聖闘士の守護星座はギリシア神話由来のものが多く選ばれているだろう。
この中にも、少なからず白銀聖闘士の守護星座が含まれているに違いない。

有力なのはほ座、とも座、らしんばん座だ。
ギリシア神話でも有名なエピソードであるアルゴ号の探検を由来に持つアルゴ座を構成するほ座、とも座、らしんばん座は確実に白銀聖闘士の守護星座に選ばれていよう。らしんばん座はほばしら座の名前が採用されているかもしれない。

シリウス・ディオ・アルゲティの三人のようにほ座、とも座、らしんばん座の三人の白銀聖闘士でチームを組んで行動していたとしたら、それはなかなか絵になるシーンである。

太陽神アベルに仕えたりゅうこつ座の聖闘士との間の確執なども…外伝一本分くらいの物語にはなりそうである。

聖闘士星矢・オリジナル聖闘士研究パート8

2009-07-16 23:41:18 | 聖闘士星矢
原作・アニメ未登場の白銀聖闘士にはどんな奴がいたのか・第二弾。

まず、『邪神エリス』に先代・ヤンが登場した楯座。
聖衣の重装備具合からみてまず白銀聖闘士であろう。

また同じく『邪神エリス』に先代・クライストが登場の南十字座も白銀聖闘士と思われる。氷河ほどの聖闘士がその名を驚きとともに語っていることから、生前は相当の強者と思われ、まず間違いなく白銀聖闘士であろう。

と、いうか、エリスは最強の聖闘士と言っており、確実に白銀聖闘士であろう魔矢の戦闘技術の高さから見て、また非常時以外に聖域の勅命の遂行にあたるのは白銀聖闘士が中心であることを考えると、ゴースト5(の守護星座)は全員白銀聖闘士(の階級)と見て間違いないと思われる。

聖闘士星矢・オリジナル聖闘士研究パート7

2009-07-15 00:42:54 | 聖闘士星矢
調子に乗ってどんどんいこう。
次はシャドウクロスだ。
ファミコンソフト『聖闘士星矢 黄金伝説』にラスボスとして登場した謎の敵である。
こいつの正体をいろいろと推測してみよう。

ってか、推測も何もありゃしねえと思うのだが。
聖衣のオブジェ形態が髑髏。

これはもうハーデス軍関係者ですと自ら名乗っているようなものである。
黄金伝説は原作の1~11巻くらいまで、サガの乱をベースとしたゲームである。
つまりアイオロス以外の黄金聖闘士が全員健在だった時代のことで、その状態の聖域を教皇として支配できるのであるから、暗黒聖闘士などの線は薄い。
アスガルドやポセイドンの使者という推測も成り立つが、それなら後日戦いに突入した時点で関係者が自白するはずだ。

またアテナの封印が解かれる以前から冥界に馳せ参じていた冥闘士も存在しており、聖域の戦力を削ぐためハーデスがそうした冥闘士の一人を来るべき聖戦に備え教皇に成り代わらせていることは十分考えられる。
何しろハーデス軍は夢の四神、アイアコスの戦艦と強力な戦力をほとんど前聖戦で失っており、戦力の低下は著しいのだ。
確実に勝つためには小細工も弄したであろう。

こうした事情から、冥闘士であるとほぼ断定できる。
教皇に成り代わるということはおそらく悪のサガの影、副官面した黒幕あるいは同じ顔をした真の支配者パターンであろうから、冥闘士の中でも上位に位置する天の冥闘士がその正体であろう。
そうでなければ、悪のサガにあっさり殺されてしまうかアゴで使われる存在に成り下がり、とてもボスとして君臨することなどできなかったであろう。

ゲームのラスボスとして引っ張り出されているということはあるいは、すでに影武者として使われる存在に成り下がっていたのかもしれない。



聖闘士星矢・オリジナル聖闘士研究パート6

2009-07-14 23:37:55 | 聖闘士星矢
また間が開いてしまった。

と、いうわけで今回も始めよう。
今回は聖闘士になっていた場合の鋼鉄聖闘士の必殺技について考察してみる。

まずは、旗魚星座(マリンクロス)の潮からいってみよう。
マリンクロスの能力には電波などのあらゆる波動を察知し、妨害電波を発して妨害できるとあった。

ここから、本来の旗魚星座の聖闘士は小宇宙を読む能力に優れており、小宇宙の燃焼や敵の特殊能力の発動を封じ込める小宇宙の闘技を持つものと思われる。

またカジキの優れたジャンプ力と口吻での突きを模した拳を持つであろうことが想像できる。
通常の必殺技がカジキの突きを模した長距離の助走(カジキの遊泳持続時間は非常に長い)からのスピードに乗った拳、超必殺技がジャンプからのオーバーヘッドキック、ないしは超アッパーといったところであろう。

命名するなら、前者がエスパドン・チャージ、後者がアンサルート・ダイナミカ(ダイナミックジャンプ)といったところか。

青銅聖闘士には青銅二軍に邪武がいる以外、蹴り技を超必殺技とする闘士はいないので、もしかすると一軍昇格も狙えるかもしれない。

あくまで、かも知れない、だけだが。


聖闘士星矢・オリジナル聖闘士研究パート5

2009-07-07 02:23:26 | 聖闘士星矢
どしどしいってみよう…と言いたいところだが、ちょっとどころでなく気になるものが別にあるので今回はそっちを先に行こう。
未登場の白銀聖闘士も気になるが、もう一つ咽喉に刺さった棘状態なのが鋼鉄聖闘士。
スカイクロスの翔、ランドクロスの大地、マリンクロスの潮。

こいつら一体何者だ?

そう思った人は多いことだろう。多いはずだ。
俺も思った。

そして考えた結果、一つの結論に到達した。

翔、大地、潮。こいつら三人は、グラード財団が世界中に送り出した百人の子供たちの生き残り、つまり聖闘士にはなれなかったものの、修行を生き残りある程度の力を身につけた元・候補生だと。
そうでなければ、いくらメカのサポートを受けたとしても白銀聖闘士と戦える力はつくまい。ただ鍛えただけなら辰巳と同程度、雑兵と何とか戦えるレベルが関の山だろう。
それに鋼鉄聖衣のメカニックをどうやって起動させているのかという説明もなされないままである。
おそらくは、小宇宙の闘法の基礎は身につけており、その力でメカニックを起動しているのだろう。

本人の台詞もそれを裏付ける。
潮、翔は劇中で、
「俺たちは、小宇宙を燃やして戦う聖闘士とは違う」
「だからといって、パワーがないわけじゃない」
と言っている。

違う、ということは聖闘士じゃないじゃないかと言われるかもしれないが、ちょっと待ってほしい。
彼らは何が違うのかは何も言っていない。
違うのはパワーの源泉ではなく修行のレベルかも知れないのだ。
またパワーがないわけじゃない、ということは、何らかの力を持つレベルには到達していると思われる。
つまり、聖闘士の修行をし初歩ないし雑兵より少し上程度の力は身につけたものの小宇宙の闘法を会得したと言うには到底及ばないレベルで成長が止まってしまい、日本へ帰された元候補生という可能性は少なからず存在するといえる。
麻森博士に見出されたというのも、日本へ帰された後で聖闘士の修行経験を買われて選ばれたということではあるまいか。

社会的な面からも、この説は補強できる。
孤児で、一度ドロップアウトしたような人間でもなければおそらくは生命保険にも加入できないであろう危険職、しかも将来の展望もあるとは言いがたいこんな仕事を引き受ける奴はいまい。
学歴もなく日本国内にコネもなく、このままだと低所得層・犯罪者コース確定の元候補生であればこそ、引き受けたと言える。

さて、鋼鉄三人組の正体は元候補生でほぼ確定したが…。
ここにもう一つの疑問が発生する。
彼らは何の青銅聖衣の候補生だったのだろうか?
これは比較的簡単に推測できる。翔が巨嘴鳥星座、大地が子狐星座、潮が旗魚星座であろう。
無事修行を完了していれば、巨嘴鳥星座トゥカナの翔、子狐星座ブルペクラの大地、旗魚星座ドラドの潮として青銅二軍の一角を占めていたことであろう。
そして銀河戦争の一回戦でメインキャラの五人か邪武に負けてフェイドアウトし、その憂さを後日聖域に再集結し雑兵をボコボコにして晴らすのである。

…こいつら候補生やめて正解だったかも知れんね。

聖闘士星矢・オリジナル聖闘士研究パート4

2009-07-07 01:52:52 | 聖闘士星矢
今回は本編に出てこなかった白銀聖闘士ってどんな奴がいるのかなーと勝手に予想してみることにする。

まず、オリオン座はまず確実に白銀聖衣であろう。
劇場第一作『邪神エリス』に『最強の聖闘士』としてオリオン星座のジャガーが登場しているが、最強の聖闘士ということは、まず白銀聖闘士であると見て間違いない。
ではなぜ本編には登場しなかったのか。
答えはおそらく、強いがゆえにそう簡単には育たないから、ではあるまいか。
きっと最強の聖闘士ジャガーの後継者だけに、生半可なことではオリオン座の白銀聖衣を得ることはできないのだろう。
また偉大な星座の聖闘士であるだけに強大な白銀聖闘士となることが期待され、時間をかけて育成されていたということもあるだろう。
他の白銀聖闘士たちが星矢たちと戦っている時分には候補生たちが未登場の白銀聖闘士の師匠(将来の強大な戦力を育てる指導者だけに、ギガースもパエトンも声をかけなかったのだろう)の下修行途中であったに違いない。

あるいは劇中での教皇への不信の高まり具合からして、粛清されたということも考えられる。修行中に人死にが出ることは珍しくない聖域で雑兵や側近を殺したくらいでは、そこまで急激に不信は高まるまい。

「オリオン座の○○様が反逆罪で粛清されたそうな」
「なんということを!オリオン星座は白銀聖闘士の要ではないか」

またあるいは、引退や弟子の育成を理由として聖域に対して沈黙を守っているということも考えられる。

聖闘士星矢・オリジナル聖闘士研究・番外

2009-07-05 00:48:34 | 聖闘士星矢
眠れねえのでトイレに立った瞬間思いついた2の続きをうぷしてやるw

シャイナさんがなぜペガサスの聖衣が似合いそうもないカシオスをペガサスの聖闘士にしようと必死にしごいていたのか!

それは、ガイストたちが流刑になって自分腹心の部下がいなくなってしまった上、自分の評価も下がってしまったからである!
だからカシオスをあんなにしごいていたし、いつもイラついていたのだ。
もちろんシャイナさんには雑兵の部下もついていたが、こいつらはまだ弱かった時分の星矢となんとか戦える程度の実力しかなく、鍛え直された後でも弱かった。
当然、教皇の勅命を遂行するチームとして連れてはいけない。と、いうかこいつらを連れて行って成功する程度の任務をこなしたくらいでは、弟子が流刑になったという汚名を返上するには足りないだろう。
だから、何とか「ちゃんとした称号をもらった聖闘士を一人育て上げました」という成果をあげようと必死になったのだ。
もちろん、カシオスの人柄も計算済みであろう。
カシオスはバカで凶暴ではあるが、義理堅いし意外と面倒見のいいところもある。
シャイナさんには絶対服従であるから、暴走する心配もない。
しかもあの体格である。
シャイナさんの後ろに護衛として立っていれば見栄えがすることこの上ない。
目に見える成果として最高の男だったのだ。
実用品としても価値は高い。
ガラの悪そうな雑兵たちをしっかり押さえておくには戦うときの凶暴性が知れ渡っており、見かけも怖いカシオスはうってつけである。

「おい、やめろ」
「カ、カシオス様…」

「おいさぼるな、またペガサスのカシオスさまにどやされるぞ」

…というわけだ。

最後にひとつ。
カシオスがペガサスの聖闘士になった場合、必殺技はどんな技を使用したのだろうか?
おそらくパワー系の技であろうと推測されるが、問題は何に因むかだ。
有力な候補としては、ペガサスが天に帰る際にベレロフォンをその背から振り落としたエピソードにちなんだものが考えられる。
相手を担いだまま天高くジャンプし、地面に叩きつけるのである。
何ともロビン・スペシャルのような技だ。
技名は「ベレロフォンズ・スキップ」といったところではなかろうか。

聖闘士星矢・オリジナル聖闘士研究パート3

2009-07-05 00:32:54 | 聖闘士星矢
書いてるうちに日付が変わっちまって悔しいのでもうひとつ。

次は瞬の兄弟弟子・レダとスピカだ。

スピカはその聖衣の鋭角的なデザインから見るに、さんかく座という推測が成り立つ。アンドロメダ座に隣接する星座でもあり、縁故から授けられても不思議ではない。正式な名乗りはさんかく座デルトートンのスピカ、などとなるだろう、多分。

スピカがさんかく座だとするとレダはみなみのさんかく座であろう。アウストリアングラムのレダ、ではあるまいか。


…なんか疲れて調子出ねえ…。
またいつか書き直そう。



聖闘士星矢・オリジナル聖闘士研究2

2009-07-04 23:56:42 | 聖闘士星矢
ロストキャンバスのメガトロン様があまりにも笑えたので日付も変わらんうちに2をやろうw

聖闘士星矢・オリジナル聖闘士研究パート2だ。

今回は幽霊聖闘士三羽烏のシーサーペント・ドルフィン・クラッグだ。
こいつらの称号剥奪前の階級と宿星、聖衣について推測してみる。

まずこいつらは、へびつかい座の白銀聖闘士であるシャイナの弟子とされるガイストの子分である。ゆえに、階級は青銅聖闘士であったと推測される。

続いて称号剥奪前の宿星。
シーサーペントはへび座と推測できる。まさかあの蛇そのものの聖衣が本来の聖衣ではあるまいが、打撃を受け流して反撃に転じるというファイトスタイルは蛇とイメージが重なる。

星座同士の関係などから見て、こいつもガイスト同様、シャイナの弟子であったのではあるまいか。シャイナの必殺技であるサンダークロウも受け流せそうな、あるいはサンダークロウをもってしか破れそうにない防御技を持つだけに、可能性は高いと言える。おそらく不気味な存在感を放ちつつ先陣を切り、この防御術で敵の攻撃を食らって受け流して消耗させる役割を担っていたと思われる。正式な名乗りは「へび座サーペンスのシーサーペント」といったところだろう。

ドルフィンは簡単である。
おそらく、そのまんまいるか座であろう。
正式な名乗りは「いるか座デルフィヌスのドルフィン」といったところではなかったか。シャイナやガイストがサンダークロウを使う隙を作るため、回転キックで派手に飛び出してくるとか、倒しきれなかった敵に止めを刺したりするのが役目だったに違いない。

問題はクラッグだ。
すでに多くの星矢研究サイトなどでも指摘されている通り、くらげ座という星座は存在しない。だが、くらげはギリシア語ではメドゥーサといい、全くギリシア神話と無縁の存在でもないのだ。
メドゥーサといえば、姿を見た者は石になってしまうという魔力の持ち主。
そして、クラッグの聖衣は目を覆い隠すデザイン…。
おそらく、こいつだけは本当に非正規の聖闘士で、メドゥーサ繋がりのペルセウス座の白銀聖衣の試作品の失敗作か何かを支給されたのだろう。あのクラゲそのもののヘルメットは取り外して盾にも使えたりするのではあるまいか。
で、それだけではあまりに情けないからとシャイナが小宇宙を電撃の形にして敵の痛点に流し込む技を伝授したのだ。これがクラッグ流電撃百万ボルトの正体だ。多分、きっと。
名乗りはきっと「メドゥーサのクラッグ」だろう。