このシリーズもとうとうパート10。
続いているなあ。
今回は水晶聖闘士について考察してみる。
水晶聖闘士は水瓶座のカミュの弟子であったということで、またマントを支給されていることから白銀聖闘士待遇と思われるが、果たしてどの星座の聖闘士を目指していたのだろうか。
氷河の守護星座白鳥座との星座同士の関係から考えると、凍気→冷やす→水→川でエリダヌス座がまず浮上する。
エリダヌス座の主星の名アケルナルには「川の果て」という意味があり、水が流れきったところという連想から凍気を無限大に放出する技のイメージが喚起される。
ここからも、水と氷の闘技を学んだ聖闘士の守護星座にふさわしいと言える。
聖衣の代わりに与えられている鎧の色が青系でまとめられているところもそれっぽい。
かつて筆者はパエトン参謀長をエリダヌス座の聖闘士であるという推測を立てたが、こうして見るとむしろパエトンはその名の通りパエトン、アポロンに関係した星座、無理やり作るなら「日の馬車座フェートン」あたりの聖闘士かその候補生から参謀に転じた存在で、むしろ水晶聖闘士のほうをエリダヌス座の聖闘士としたほうがいいかもしれない。
第二候補として、ガニメデス座がある。
17~18世紀にかけて使用された星座であるアンティノウス座の星図にはアンティノウスでなくガニメデスを描いたと思しきものがあるという。
アンティノウスがガニメデスと同一視されていたがゆえの混同でなければ、ガニメデス座も存在した可能性がある。
聖闘士星矢の世界には現実世界にはない星座、現在では使われていない星座が聖闘士の守護星座として使用されているケースが多々あり、ガニメデス座およびガニメデス座の聖闘士も存在する可能性がある。
水晶聖闘士が最後に使用した拳はオーロラエクスキューションに似た構えから放たれており、これはネクタルを注ぐガニメデスの姿を模した構えとも取れる。
ただし、ガニメデスの姿は水瓶座の星図に取り込まれており、この説はいささか弱いと言える。
第三にカミュの後継者候補の水瓶座の黄金聖闘士の候補生だったという可能性も考えられる。これは氷のピラミッドを破壊した時に放った拳がオーロラエクスキューションの未完成形と見えなくもない点からであるが、第二の説よりも可能性は低いと言える。
さて水晶聖闘士はどうやらエリダヌス座の聖闘士であるという結論が出たが、ここでもうひとつの疑問が発生する。
彼の本名、ないし聖闘士として用意していた名前は何だったのだろうか?
エリダヌス座の聖闘士なら、前述のアケルナルを名乗りとする可能性が高いだろう。
白銀聖闘士には自らの守護星座の主星の名を自らの名前として名乗る例が多くあり、彼がその例に倣う可能性は低くないと言える。
守護星座-星座名のギリシア語(?)読み-名前全てを名乗る正式の名乗りでは、
「エリダヌス星座エリダーニのアケルナル」
といったあたりになるのではないだろうか。
続いているなあ。
今回は水晶聖闘士について考察してみる。
水晶聖闘士は水瓶座のカミュの弟子であったということで、またマントを支給されていることから白銀聖闘士待遇と思われるが、果たしてどの星座の聖闘士を目指していたのだろうか。
氷河の守護星座白鳥座との星座同士の関係から考えると、凍気→冷やす→水→川でエリダヌス座がまず浮上する。
エリダヌス座の主星の名アケルナルには「川の果て」という意味があり、水が流れきったところという連想から凍気を無限大に放出する技のイメージが喚起される。
ここからも、水と氷の闘技を学んだ聖闘士の守護星座にふさわしいと言える。
聖衣の代わりに与えられている鎧の色が青系でまとめられているところもそれっぽい。
かつて筆者はパエトン参謀長をエリダヌス座の聖闘士であるという推測を立てたが、こうして見るとむしろパエトンはその名の通りパエトン、アポロンに関係した星座、無理やり作るなら「日の馬車座フェートン」あたりの聖闘士かその候補生から参謀に転じた存在で、むしろ水晶聖闘士のほうをエリダヌス座の聖闘士としたほうがいいかもしれない。
第二候補として、ガニメデス座がある。
17~18世紀にかけて使用された星座であるアンティノウス座の星図にはアンティノウスでなくガニメデスを描いたと思しきものがあるという。
アンティノウスがガニメデスと同一視されていたがゆえの混同でなければ、ガニメデス座も存在した可能性がある。
聖闘士星矢の世界には現実世界にはない星座、現在では使われていない星座が聖闘士の守護星座として使用されているケースが多々あり、ガニメデス座およびガニメデス座の聖闘士も存在する可能性がある。
水晶聖闘士が最後に使用した拳はオーロラエクスキューションに似た構えから放たれており、これはネクタルを注ぐガニメデスの姿を模した構えとも取れる。
ただし、ガニメデスの姿は水瓶座の星図に取り込まれており、この説はいささか弱いと言える。
第三にカミュの後継者候補の水瓶座の黄金聖闘士の候補生だったという可能性も考えられる。これは氷のピラミッドを破壊した時に放った拳がオーロラエクスキューションの未完成形と見えなくもない点からであるが、第二の説よりも可能性は低いと言える。
さて水晶聖闘士はどうやらエリダヌス座の聖闘士であるという結論が出たが、ここでもうひとつの疑問が発生する。
彼の本名、ないし聖闘士として用意していた名前は何だったのだろうか?
エリダヌス座の聖闘士なら、前述のアケルナルを名乗りとする可能性が高いだろう。
白銀聖闘士には自らの守護星座の主星の名を自らの名前として名乗る例が多くあり、彼がその例に倣う可能性は低くないと言える。
守護星座-星座名のギリシア語(?)読み-名前全てを名乗る正式の名乗りでは、
「エリダヌス星座エリダーニのアケルナル」
といったあたりになるのではないだろうか。