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毛唐もすなるブログといふものを

日本男児もしてみむとてするなり

核保有の正当性

2005-02-13 14:27:53 | 国際
対北圧力へ5カ国協議を米検討 結束誇示、復帰促す (産経新聞) - goo ニュース

毎度の北朝鮮による、5カ国を日米と支露韓とに分断する離間策に対抗して、米国は5カ国の結束策に打って出るようです。
いうまでもなく、6カ国協議の目的は北朝鮮に核開発を断念させることですが、韓国は断念させるに熱心ではない。「朝鮮人の核」ならむしろ歓迎するんではないでしょうかね。そういう韓国は怪しからんといえば怪しからんのですが、そもそも、核保有5カ国以外の核開発を許さないという現在のNPT体制に正当性があるのか、そっちの方が怪しからんのではないでしょうかね。少なくとも論理的には正当性はありませんから。その点はまさに(数学の得意な=論理的な?)インド人のいう通りですから。

私は、「民主化された(国民が豊かな)大国の核」については現在は問題にする必要はないと思います。問題となるのは「国力に見合わない核」です。国力のない国が核ゆえに発言力を強化するのは、国際社会の秩序を乱すからです。逆に大国(これをどの程度に考えるかにもよるけど)が核を持つのは、国際社会の秩序をそれほど乱すことにはなりません。もちろん核保有という既得権を持つ国から見れば秩序を乱すことになるかもしれませんが、そんなことは知ったことではありませんから。それに、核武装する大国の国民が経済的に豊かで民主化されているなら、核を使用する可能性は殆ど考えなくてもよいので、世界における核の危険が高まるとは必ずしもいえません。むしろ、大国間のバランスが取れて国際社会がスムーズに動くのではないかとも考えられます。
そういう目で見れば、日本やドイツが核武装することを反対する理由は見当たりません。インドは民主的ですが豊かではないので少々問題ありです。そして、パキスタンが核を持ったことはまったく受け入れられないことになるでしょう。ましてや北朝鮮など。

では、「韓国~統一朝鮮」の場合はどうか?以上のような尺度からすれば、やはり許されないでしょう。「韓国~統一朝鮮」は「大国」とは到底言えませんから。もちろん、彼らの脳内では「大国」なんでしょうが、客観的裏づけは一切ありません。(談)

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