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観音めぐみのひとりごと

観音めぐみの感じたこと、あれやこれや・・イベントの裏話も・・?

旧沢内村の深沢村長さんに学ぶ

2007-10-15 19:48:12 | Weblog
「その時歴史が動いた。」沢山の方がご覧になっていらっしゃる番組だと思います。私も時々見ている番組のひとつです。
 先日「赤ちゃんを死なせない・・・乳児死亡率ゼロ・ある村の記録」と題して放送された番組を見ていたら、なんと岩手県の旧沢内村のことでビックリでした。岩手県の中でも、とても雪深い村だった旧沢内村は全国でも一番乳児の死亡率が高く、100人生まれたうちの7人が1歳を迎える前に亡くなってしまうというとても悲惨な状態でした。

 そこで立ち上がったのが深沢晟雄(ふかさわまさお)村長でした。乳児死亡率ゼロを目指し、地域住民の意識改革や病院の問題などさまざまな問題を一つ一つ解決していき「昭和38年1月1日午前0時・乳児死亡率ゼロ」を見事に達成されました。
 当時赤ちゃんは、ほおって置いても育つなどという古くからの考えがあり、生まれたばかりの赤ちゃんが泣いていてもお母さんは働かなくてはいけないという風習があり、健康な赤ちゃんを育てるにはおばあちゃんの協力無くしては出来ないと、一番健康に赤ちゃんを育てたおばあちゃんに「おばあちゃん努力賞」をあげるなどのアイデアで、村全体で赤ちゃんを育てていく環境へと変化させたのでした。
 又、「命はなにものにも優先する」という信念を貫き、法律違反を覚悟しての「乳児医療費の無料化」に取り組み、全国に先駆けて実現し全国に普及していったのです。(岩手から全国へです。感動しました

 今でも全国から旧沢内村の取り組みを学びに沢山の方が訪れるのだそうです。
同じ岩手県人として嬉しく又誇りに思いました。

 今の日本はどうでしょうか?子供の数が少ないから、産んでほしいとはいうものの小児科病棟の数の少なさ・医師不足・出産に伴う医療費の問題・その他いろいろな問題が山積みですよね。産みたくても産めない女性も沢山いるのです。昨年?でしたか、病院をたらい回しにされ赤ちゃんが亡くなってしまったという悲しい出来事もありました。

「子供は国の宝」として政治の力で動かせる問題はぜひ解決し、将来の国を支える子供達を守っていただきたいと思います。(子供のいない私が言える立場ではないかもしれませんが