4分間×6話のショートアニメーションの
制作が粛々と進んでいる。
島氏率いるプロ声優陣による
ボイス取りを終えて1週間。
プレゼン用に作成した第1話のラフアニメーションでは、
私が3役、当社の川村が1役を担当して、
ボイスレコーダーで仮アフレコして完成させた。
その仮アニメーションの完成度は高く、
私達の声からプロ声優陣の声に差し替えても
動きや編集点は微修正で済み?
本来は5月の連休明けに編集チェックの予定が、
相当前倒しになり、なんと連休前というハイスピード。
私のチェック後すぐに
音の魔術師・増南氏にデータ送信された。
大企業のみが休むメーデーの夕方には、
第1話に音楽や効果音が入った。
これは皆さん相当楽しんでいる証、
ノリノリで時間が経つのも忘れて
制作に打ち込んでいるからに他ならない。
ラッキー!
すでに映像に声が入ったものは
チェックして、OKを出している。
これに音楽やら効果音が加わるのだから
悪くなるはずがない。
案の定、予想通り(予想以上!)の上がりである。
あとは監督のコダワリだけ。
少し、ほんの少しだけワガママを言わせてもらい、
以上終わり!
監督:多田浩造
アニメーション:西森大志
選曲:増南正
というオッサントリオによる、
見ごたえある第1話が完成した。
あっぱれ!あっぱれ!
しかしここで忘れてはならないのは、若い力である。
西森氏には荒井琴美嬢+α名の助手がつき、
増南氏には石丸隆博君が助手についた。
もちろん私にも川村啓太君と、
4月1日に入社した川西崇之君がついてくれた。
川村君はメキメキ力をつけており、仕事にも前向きで、
今回もいい仕事をしている。
彼の突っ込みは、私にはいい刺激になる。
あとは押しの強ささえつけば、監督の素養は十分にある。
そもそも押しの強さは修羅場の多さに比例するので、
そろそろ一人立ちして
アップダウンの日々を経験する時なのだろう。
次のステージは次代の若者達がつくる
経験に無駄はない。
どんな些細な仕事でも、関わり方ひとつで
実のつき方がゴロリと変わってくる。
その後の行動力や瞬発力、感性を最大限に引き出す忍耐力に
大きく影響を及ぼす。
先人は「若い時の苦労は買ってでもしろ」と言ったが
まさにその通りだ。
その成長に気づくのは、たいてい社内の人間ではなく、
外部スタッフであったりスポンサーだったりする。
思わぬところにチャンスは転がっているのだ。
だからどんな仕事であっても、
腐らず前向きに取り組まねばならない。
ただし、どんなに前向きに取り組んでも、
どんなに才能があっても、
若さゆえの経験不足で隅々まで目が届かない。
その上、監督にはあらゆるシーンで即答が求められる。
判断に手間取ったり、指示が的確でなければ、
アッという間に窮地に追いやられる。
スタッフも知らん顔でついてこない。
一人ジタバタ、イライラ、空回りすることになる。
スポットライトはいつも若者に当たっている、
しかし多くの若者はその事に気づいていない
先日テレビを見ていたら北野武監督が
「最初の作品ではスタッフが誰も言うことを聞いてくれなかった」
としみじみ語っていたが、まさにその通りで、
商業作品は、監督がいてもいなくても現場は進むようになっている。
その中で「監督とは何なのか」を自ら問いながら、苦しみながら、
1作ごと確かな足跡を残しつつ、次作のオーダーを勝ち取り
「監督とは何なのか」の答えを、声に出して言えるよう
自ら研鑽するしかない。
その苦しむ姿を、ある時はサディスティックに、
またある時は温かく、
その作品に関わる人々は見ている。あきらめずに前に進め。
若者の「モノを作りたい!」という知恵熱が、
必ずやオッサンスタッフやスポンサーに火をつける。
今回もまた身近に若い力を感じる作品作りとなった。
私もすでにオッサン領域に突入しているが、
この仕事を続けてきたからこそ
多くの作品に関わることができ、
結果的に多くの若き力に接することができている。
それが、完成の喜びを増幅する。何とも幸せなことだ。
参ったか!うらやましいだろ!
とはいえ4分物が1話できただけで、
あとまだ5話作らなければならない。
そうは簡単には収まらないのがこの仕事。
楽しい分、苦しさもついてくる。
その苦しさも楽しさとして取り込めるのが経験だ。
しかし、どんなに苦しい時でも
必ずどこかに解決の糸口はある。
そうして仕事を貫けば自ずと結果はついてくる。
しかし結果を目的にしてしまうと
往々にして結果がでないものだ。
監督としてやりたいことは、
経験という技術を習得した先の、
感性の奥底にある。
制作が粛々と進んでいる。
島氏率いるプロ声優陣による
ボイス取りを終えて1週間。
プレゼン用に作成した第1話のラフアニメーションでは、
私が3役、当社の川村が1役を担当して、
ボイスレコーダーで仮アフレコして完成させた。
その仮アニメーションの完成度は高く、
私達の声からプロ声優陣の声に差し替えても
動きや編集点は微修正で済み?
本来は5月の連休明けに編集チェックの予定が、
相当前倒しになり、なんと連休前というハイスピード。
私のチェック後すぐに
音の魔術師・増南氏にデータ送信された。
大企業のみが休むメーデーの夕方には、
第1話に音楽や効果音が入った。
これは皆さん相当楽しんでいる証、
ノリノリで時間が経つのも忘れて
制作に打ち込んでいるからに他ならない。
ラッキー!
すでに映像に声が入ったものは
チェックして、OKを出している。
これに音楽やら効果音が加わるのだから
悪くなるはずがない。
案の定、予想通り(予想以上!)の上がりである。
あとは監督のコダワリだけ。
少し、ほんの少しだけワガママを言わせてもらい、
以上終わり!
監督:多田浩造
アニメーション:西森大志
選曲:増南正
というオッサントリオによる、
見ごたえある第1話が完成した。
あっぱれ!あっぱれ!
しかしここで忘れてはならないのは、若い力である。
西森氏には荒井琴美嬢+α名の助手がつき、
増南氏には石丸隆博君が助手についた。
もちろん私にも川村啓太君と、
4月1日に入社した川西崇之君がついてくれた。
川村君はメキメキ力をつけており、仕事にも前向きで、
今回もいい仕事をしている。
彼の突っ込みは、私にはいい刺激になる。
あとは押しの強ささえつけば、監督の素養は十分にある。
そもそも押しの強さは修羅場の多さに比例するので、
そろそろ一人立ちして
アップダウンの日々を経験する時なのだろう。
次のステージは次代の若者達がつくる
経験に無駄はない。
どんな些細な仕事でも、関わり方ひとつで
実のつき方がゴロリと変わってくる。
その後の行動力や瞬発力、感性を最大限に引き出す忍耐力に
大きく影響を及ぼす。
先人は「若い時の苦労は買ってでもしろ」と言ったが
まさにその通りだ。
その成長に気づくのは、たいてい社内の人間ではなく、
外部スタッフであったりスポンサーだったりする。
思わぬところにチャンスは転がっているのだ。
だからどんな仕事であっても、
腐らず前向きに取り組まねばならない。
ただし、どんなに前向きに取り組んでも、
どんなに才能があっても、
若さゆえの経験不足で隅々まで目が届かない。
その上、監督にはあらゆるシーンで即答が求められる。
判断に手間取ったり、指示が的確でなければ、
アッという間に窮地に追いやられる。
スタッフも知らん顔でついてこない。
一人ジタバタ、イライラ、空回りすることになる。
スポットライトはいつも若者に当たっている、
しかし多くの若者はその事に気づいていない
先日テレビを見ていたら北野武監督が
「最初の作品ではスタッフが誰も言うことを聞いてくれなかった」
としみじみ語っていたが、まさにその通りで、
商業作品は、監督がいてもいなくても現場は進むようになっている。
その中で「監督とは何なのか」を自ら問いながら、苦しみながら、
1作ごと確かな足跡を残しつつ、次作のオーダーを勝ち取り
「監督とは何なのか」の答えを、声に出して言えるよう
自ら研鑽するしかない。
その苦しむ姿を、ある時はサディスティックに、
またある時は温かく、
その作品に関わる人々は見ている。あきらめずに前に進め。
若者の「モノを作りたい!」という知恵熱が、
必ずやオッサンスタッフやスポンサーに火をつける。
今回もまた身近に若い力を感じる作品作りとなった。
私もすでにオッサン領域に突入しているが、
この仕事を続けてきたからこそ
多くの作品に関わることができ、
結果的に多くの若き力に接することができている。
それが、完成の喜びを増幅する。何とも幸せなことだ。
参ったか!うらやましいだろ!
とはいえ4分物が1話できただけで、
あとまだ5話作らなければならない。
そうは簡単には収まらないのがこの仕事。
楽しい分、苦しさもついてくる。
その苦しさも楽しさとして取り込めるのが経験だ。
しかし、どんなに苦しい時でも
必ずどこかに解決の糸口はある。
そうして仕事を貫けば自ずと結果はついてくる。
しかし結果を目的にしてしまうと
往々にして結果がでないものだ。
監督としてやりたいことは、
経験という技術を習得した先の、
感性の奥底にある。
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