最近私はドローンに凝っている。
そんな中、慌てん坊で、せっかちな私の
ドローンフライト初期の失敗談VOL4。
ドローン操作について、インターネットでググった時に
「最低10時間はテストフライトせよ」とあったが
1回のフライトで1時間ほどだからまだまだだ。
ということで、
今日は3回目のテストフライト。
2回目はまだ青さの残る稲穂だったが、9月に入った3回目では
すでに黄金色になり、あちこちで刈取りが始まっている。
1回目と2回目は撮影する楽しさを満喫するのを目的としたが
3回目は撮影よりも操作に重きをおいた。
まずは私を中心に回転しながら私を画面の中央に常に位置させる。
これを業界用語で「サークル」という。
右親指操作で機体を横移動させながら左親指で機体を横移動、
これをリンクさせることで円を描くように旋回できる。
ただし、横移動が速すぎても、回転が速すぎても
きれいな弧を描かない。丁度良い按配でなければならない。
特に回転は微調整になる。
何度も繰り返し、ようやく様になってきたところで逆回転に挑む。
テレビゲーム世代ではない私には
プロポ(送信機)の操作は相当ムズい。
練習を繰り返し体(指)で覚えるしかない。
ドローンを見ながらなら何とか円が書けるようになってきたが
手元のタブレット画面を見ての操作だと、回り過ぎて中心が
ドンドンずれていく。いったいどこを飛んでいるのかわからなくなる。
さらに自分を中心ではなく、操作位置から少し離れた被写体に対する
サークルは、機体を見ても遠近感がつかみにくいし、
タブレットを見ての操作になるので、さらにムズイ。
そうこうしている内に「電池切れ」の警告。
自動帰還ボタンを押してドローンを帰還させる。
前回は電池切れと離陸位置の誤認知で慌てたが、
今回はフライト前に満充電の確認もしたし、
離陸位置も確実に覚え込ました上で離陸しているので、
満充電の約30分間飛行できた。満足!
バッテリーを交換して2回目の離陸。
プロポ(送信機)には写真のように
2本のレバーが付いており右親指と左親指を使う。
いずれも十字レバーになっており、
斜めに倒せば2つ動作を行なってくれる。
例えば左レバーの上昇と回転の間に倒せば上昇しながら回転する。
さらに倒せば倒すほどスピードが速くなる。
なかなか良くできたレバーなのだが、加減が難しい。
加えてレバー操作の親指以外の指をうまく使えば
カメラのチルトを複合技として使えるし、
動画と写真の切替も複合技で行なえる。
こうなると一人では操作が大変なので、
プロのドローンカメラマンは、一人がドローン本体の操作をし、
もう一人がカメラの操作を行なう作業分業化が一般的だ。
聞くところによると年商1億円もあり得るという。
2人作業を1人で行なうための自動機能が、クイックショットだ。
設定すれば勝手にドローンが飛んでくれる「やっちゃえ日産」的な
自動運転機能だ。
クイックショットの中から
サークルとドローニーを試してみる。
サークルは基準点を決めると、その回りを自動で回ってくれる。
これを手動ですると右親指と左親指を微調節しながら
旋回しなければならないが、
サークル機能を使えば自動で基準点を中心にして旋回してくれる。
すげ~。
▲サークル
ドローニーは基準点を決めると自動で上昇しながらバックしていく。
手動では左指で上昇させながら右指でバックさせるのを
ドローニーなら自動でしてくれる。実に正確に素早く。すげ~。
▲ドローニー
いずれも操縦者の私を基準点にして行なったが、
タブレット画面をタップするだけで全自動。
ドローニーとサークルを組合わせたヘリックスも試す。
ヘリックスは被写体の周りを旋回しながら上空へ遠ざかっていく。
自動運転でこの3つができれば止まっている被写体の撮影には
困ることがないだろう。
実はもっと機能はあるが、コントローラ的なものの扱いに
触れてこなかったので、この3つだけを試してみた。
残る時間を手動で8の字と逆8の字に費やした。
そうこうしてるうちに2個目のバッテリーが切れた。
せっかくここまで来たのだから
3個目のバッテリーで撮影をしてみる。
今回は障害物の無い貯水池で撮影を行なっている。
落ちれば池チャポだが、電柱もないし、人もいない。
サークルや8の字は貯水池を飛んでいるので
目視ではなくタブレットを確認しての操作になった。
う~ん、やっぱりムズイ。
しかし、何だか2回目と違いスムーズな動きに感じる。
実際タブレットで確認しても、スムーズだ。
こうして3回目のテストフライトを無事終了。
私用のドローンマニュアルづくりのため
インターネットでググった時に
「最低10時間はテストフライトせよ」とあったが
3回目で2時間弱だからまだまだだ。
さて4回目は・・・。
▲池や橋ナメの画が撮れるのもドローンならでは
高度を下げると奥行き感も出る
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