胃が一杯になると眠くなるので、
本番前は飯を食わないというディレクターもいるが、
私の場合は胃が一杯になっている時の方が頭がよく回る。
習慣になっているからかもしれないが、
空腹に耐えながら仕事をするのは苦痛以外の何物でもない。
したがってフリーの監督になった時も、
ロケや編集、録音時は早飯にしている。
照明部など肉体労働スタッフには早飯は好評だ。
その後、起業した時も早飯を貫き、11時半には昼飯を取る。
つまり弊社の昼休憩は、11時半~12時半だ。
この早飯には多くのメリットがある。
まず、近くのレストランや飯屋は昼営業開始すぐなので
行けば必ずと言ってよいほど「一番客」となる。
席待ちもなく、分散して座ることもなく
メンバーが揃って昼食を取れ、コミュニケーションが図れる。
また、席待ちの時間がないので食べたらすぐに帰社できる。
これにより13時からの仕事の準備ができ、精神的余裕を持てる。
11時半昼食なので、
朝を食べない社員にはちょうどよい時間だし、
朝飯を必ず取る社員は、より朝飯の時間が早くなり出社も早くなる。
早出は社外からのTELがないので、仕事もはかどる。
さらに、昼飯が早いので夕方に腹が減り、残業が減る。
定時退社し、家族団らんの夕食が取れるのだ。
昼飯の30分前倒しには、メリットが多い。
万一仕事が重なった時は朝早く出社して前倒しの残業をして、
定刻には退社するように全員がなってくることを、
起業した時から導入しているタイムカードが如実に物語っている。
過去をさかのぼれば、高校の期末テストの一夜漬けは
夜半まで勉強してひと眠りするよりも
一旦仮眠を取ってから早朝に起きて
詰め込んだままテストに挑む方が確実に効率が良い。
「早起きは三文の得」という言葉があるが、
昼休みの前倒しが結果として三文の得となるようだ。
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