出版禁止 長江俊和 264頁 を読んだけど(TДT )
147冊目 ★★
作者はよく知らないけど売れっ子放送作家( 深夜枠らしいです)
テレビの王様のブランチ の書評コーナーでも随分と評判が高く一時期この本が書店から消えたぐらいだったとAmazonに書いてありました。
というわけで 期待しながら 読んだんだけど どうも この本については 宣伝や評判が 本の中身に 追いついていないような 感想でした。
とある ジャーナリストが 心中事件を起こし その顛末を 取材した 記者が 残して死んだお蔵入りの 記事を 読み進むうちに この心中事件が含んでいる意外な真実が 見えてくると言った サスペンスストーリーです。
心中で生き残った片割れの女性への取材記録の体裁で物語は進みます。緊張感を維持しながら読んでゆくと、最後の数章で驚愕のどんでん返しをされ 読者は驚いて、この本に散りばめられた叙述トリックや伏線を慌てて確認するはめになるという売り込みなのですが 、あれあれどうしたことでしょう?
やはりよく出来てるトリックだけではなく人間描写やキラリと光るフレーズがないと 僕にはこの本にはそれほどグサリときませんでした。
正直この中身であれば僕のもっと読むべき本は たくさんあるので、 できればこの本は作者長江さんファンの限定追っかけ本のような気がします。
まあ、たまには深夜放送っぽいドラマでも読もうかな?って気分のときに良いかもしれません。