台風一過でスッキリとは言えない天気だけど、視程がよいのでおにぎりを持って三原山ハイキングへ行く。そういや、三原山に登るのは久しぶりだ。前に来たのは、確か去年の夏休みに甥っ子とお鉢巡りをした時かな。ぴら奥さん&ちぴらはたぶん1年半くらい登ってない、「上まで行けるかどうか不安・・・」なんて情けないこと言ってる彼女・・・
ちぴらも途中でブツブツ言い始めると思ったら、意外にもお菓子を食べながらぐんぐん登って、あっという間に山頂一周道路に到着した。噴火口展望台でおにぎりを食べていると、「おんせんにいってみる?」って、三原山温泉まで歩いていくつもりらしい。そりゃ、おとんも温泉ルートは歩いてみたいけど、茶屋に置いてきた車はどうするのよ。でも、せっかく余裕があるみたいだから、帰りは表砂漠コースを歩いてみよう。火山展望台の前からスコリアの斜面をどんどん下りていくと、外輪山の滑台という場所に出る。ここはかつての三原山登山メインルートで、宿屋や命がけの木製コースター(←ホントに死んだ人もいたらしい)もあったとか。今は土台のコンクリと壊れた鳥居くらいしか残ってないけど、麓の千波方面から利島、新島、式根島(←伊豆大島の海岸線からは見えない)、神津島、遠くに三宅島まで見えて絶景かな。火山マニアのぴらにあが一人ではしゃいでいると、「つかれた~!」って若旦那。う~ん、さずがに調子に乗りすぎたかな。その後、外輪山のへりを茶屋まで戻る間はグズグズ言いっぱなし。でも、茶屋まで戻ってきてオミヤゲ屋のおじさんに声を掛けられると、「ずーっとあるいたんだよ、さばくもいったんだよ!」って自慢してるし。さっきまで半ベソだったのは誰だっけ?
去年までの若旦那だったら、とても表砂漠コースは歩けなかったと思う、さすが5ちゃい児一歩手前のお兄ちゃんだ。ガンバって歩いたご褒美に茶店でアイス食って、温泉にも入って簡単に完全復活した。運動不足のぴら奥さんの方は、「フトモモがピキピキしてるよ・・・」って明日が心配らしい。高価なインドメタシン薬を使いすぎませんように・・・
【山頂一周道路のゴジラ岩から御神火茶屋方面、下の白いスジが登山道でここまで約40分。見た目より歩いてみると近い・・・】
【溶岩の表砂漠コースを下る。右の△は利島、左の平らなのは新島、間のつぶれた富士山みたいなのは神津島、その下に平べったい式根島も見える・・・】