インターネットのニュースで面白い記事(なんて書いたらマズイか?)をみつけた。なんとアジアの某国で、『毛髪醤油』を作ってる工場が摘発されたという話。床屋から集めた髪の毛を使って、ホンモノのお醤油を製造していたんだとか。髪の毛の主成分はケラチン(硬質タンパク質)だから、強酸かなんかで加水分解してペプチドかアミノ酸にして、それを大豆タンパクの代わりに使えば醤油が作れるんだろう、理屈は間違ってない。ちなみに髪の毛が黒いかどうかは問題じゃなくて、白髪や金髪でもたぶん同じようにお醤油が作れる。動物性タンパク質ならシルクやウール、ツメやアカでも作れると思うけど、安く大量に集められるのは人間の髪の毛だったんだろうな・・・
しかし、理論的には可能だとしても、髪の毛は食品の材料としてきちんと管理されてない。ゴミとして扱われた頭髪をちゃんと洗浄しないまま使ったとか、どんな整髪料や染料が使われているやも知れず、はたまた体内に入ったキケンな重金属が髪の毛に濃縮されてかな~り含まれているともいう。実際に毛髪醤油を分析した会社は、「ヤバイから食わない方がいいよ!」とマジメに警告しているらしい。そんな危ないお醤油なんて作るのは某国だけかと思ったら、戦中戦後の混乱期に日本でも大豆不足から毛髪醤油を作っていたんだとか。お味はといえば、ほとんど普通の醤油と変わらないというけどホントかな。う~ん、気持ち悪いけどちょっとナメてみたいぴらにあ。ナメるくらいなら大丈夫だよな、きっと・・・