アンパンマンでこんぴら船々の旅！（その１）

『事の始めは日本地図？・・・』の巻！

　今年の正月、ちぴらのお年玉に日本地図のパズルを買ってやろうと思った。そのパズルはオモチャというより知育教材といったシロモノで（実際に『く○ん』が販売者）、各県の形のプラスチック駒を、日本地図の型にはめ込むという、かなり本格的なやつだ。県名も小さい漢字で書いてあるから、ちょっと難しいかなとも思ったけど。そんなパズルを探して、太っ腹のおじさんの買い物ついでに大型オモチャ店へ行く。思ったより値段が高いから悩んでいたら、「買ってやろうか？」と毎度気前がよいおじさんだ。

　パズルを家へ持って帰ると、ぴら婆ちゃんが「２才にして地理教育なんて、親バカの始まり？」とからかうけど、天気予報で地図が大好きなちぴら、案外マジメに遊んでいる。そうは言ってもやっぱり難しそうだから、どうしたら上手くパズルができるか考えて、各都道府県の名物と一緒に覚えようと思った。岩手県なら宮沢賢治の故郷だから『アメニモマケズ』、千葉県なら『ピーナッツ』、静岡県なら『熱海のシーガル』、福井県なら『カニ』といった具合、みんなちぴらの好きな言葉や食べ物だ。全国で１／３くらいの都道府県は解るようになったけど、毎回北の方から遊んでしまうから、どうしても西の方の覚えが悪い。それでも西日本でいくつかは覚えたらしい。沖縄県（キーワード無し）、鹿児島県は『パパのブン（ＹＳ－１１）』、長崎県は『カステラ』、和歌山県は『みかん』、そして岡山県は『きびだんご』・・・

　せっかく覚えたんだから、ご褒美で本場のきびだんごを食べに行こうと思った。この間、沖縄に行ったばかりだけど、ぴら奥さんは留守番だったし、この三連休を逃すとしばらく遠出できそうもないから、思い切って出掛けよう。岡山まであかブンで飛んで、瀬戸大橋を渡って金比羅参りでも行くか。せっかくだから、ちぴら夢のアンパンマン列車にも乗って。東京のみどりの窓口で買ってきた指定席のキップを見て、「アンパンマン列車って特急券いるの？」とぴら奥さん。休日に運転される快速列車の愛称かなんかかと思っていたらしい・・・

ちぴらの信用度・・・

　今日の羽田から大島へのおはなブンは、ちぴらの保育園の先生と一緒に。「岡山から金比羅さんへ行ってきましたよ！」と言うと、「えッ、ホントに岡山まで行ったんですか？」と先生。先週のちぴら、しきりに保育園で「きびだんごのところ、いくの！」と先生に自慢していたらしいけど、信じてもらえなかったんだとか。きっと日頃の悪行三昧のせいだ・・・

　とりあえず、ちぴらのご所望通り『きび団子』はたらふく食って、無事に岡山から帰って参りました。