ある日の朝、ソファに座るちーのくんと
ソファの上に放置された新聞の上でくつろぐりんちゃん。
ゆったりとした時の流れを楽しんでおりましたが
…
…
来た来た来た
用もないのにやって来たアナザーグレーしましま。
これはきっと、ちょっかいを出してくることほぼ間違いなし。
今後の展開が見えちゃって
思わずブルーになるちーのくんでしたが
あれ?
素通りなの?
と、思いきや
…
やっぱり戻ってきたよ
しかもらってくん、おかおがやる気満々ですね~。
これは面倒なことになりそうだわ
らってくんはのっすのっすと真ん中に割って入り
ドカッと座る
うんざり顔のちーのくんでしたが
ついついいつものイクメン条件反射で
べろんべろんお手入れをしてしまうのであります。
これはもう、らってくんの思うつぼ。
らってくんたら勝ち誇った顔で
『りんちゃん、羨ましいですかにゃ~。
らっちゃん、ちーのくんとくっついちゃいましたにゃ~よ。
だって、らっちゃんにぴったりの隙間があるにゃんて
ここにお入りなさいって言われているも同然ですにゃん。
りんちゃんが開けてくれた隙間のせいで
らっちゃんたら、ちーのくんに甘えんぼですにゃ』
なーんて得意気にりんちゃんを見たのですが
…
『どうでもいいですにゃん』
まったくもって無関心なりんちゃん。
唸る事すらしないのです。
『にゃんと
りんちゃん、いつものうぉううぉうはどうしましたにゃん。
もう一度よく見てくださいにゃ。
りんちゃんとちーのくんのこの隙間にこのように図々しくも
割り込むのですにゃ~よ。
その上遠慮なしに
オン ザ ちーのにゃんかしちゃうのですにゃん
ちーの枕の心地よさ、りんちゃんもよーくご存じですにゃ。
ほ~らほら、
いい加減我慢ならないほど羨ましくてたまらなくなって来たですにゃ~』
ところがりんちゃんは
『ぜ~んぜん』
らっちゃん、キミ、完敗だよ。
だってりんちゃん、こうやってまったりしたまま一切唸っていないもの。
完璧にどうでも良いと思われていますよね。
何気なくちーのくんの後ろあしの肉球を見ていた時に「ん?」って思ったんです。
肉球の、クマちゃんに例えるなら首部分?足指の付け根?
わたしが指をスポッと入れて遊ぶところなんですけれど
そこを広げたらきったないの
真っ黒い垢かかさぶたみたいなのがくっついちゃって
こそげないと取れないんです。
取ろうとすると、抱っこされるのは大好きなのでぐーぐー言ってはいるものの
後ろあしをピンピンキックして嫌がります。
コットンを水で濡らしてこすったけれどあんまり落ちなくて…。
捕まえてはちょっとこする、を繰り返してクリーニング中です。
らってくんやりんちゃんのも見て見ましたが、
どっちもきれいなんですよ。
両足と共だし匂いはしないし変なものを踏んだわけでもないみたい。
これ、なんなんでしょうね?