恩師 仲田貢水先生が病気療養中でありましたが、 12日午後2時39分 永眠されました
私が民謡を再開し、 仲田先生の許を訪ねたのが 平成12年の秋でした
初めて師匠の前で唄ったのは 生保内節でした
それから毎週、 数年前からは伴奏をさせていただくこともあり、週2回 お稽古に伺いました
厳しい口調で注意することはありませんでしたが、 丁寧に根気強く指導してくださいました
初めて唄った尺八の唄は 「鬼怒の船頭唄」・・・
それから 「那須松坂」を教えていただき、今では私の一番の宝物です
声が枯れても 尺八を止めず、 唄い続けていると又声が出てきて・・根競べのように 喉を鍛えてくださいました
先生も私も汗を流しながらのお稽古でした
まだまだ本当に未熟ですが、先生の強い尺八の音で喉を作ってもらいました
民謡以外のことも 本当に親心でご指導いただきました
先生のお陰で司会や役員等、勉強させていただく機会をいただきました
何処にでも出掛けていってしまう弟子ですが、ハラハラしながらも温かく見守ってくださいました
大会の後に一番に報告をすると 「優勝かい?」 と 必ずふざけて聞いて、 「いえ、入賞です!!」 と 言っても とても喜んでくださいました
闘病生活は痛みとの戦いでもありましたが、9月に自宅に帰られてからも 私たちの前ではそんな様子も見せず、最後まで強い先生でした
奥様の本当に献身的な介護には頭が下がります・・・・・・・・・・・・・・・・素晴らしいご夫婦でした
その最期の闘病生活でいろんなことを教えてくださいました
まだまだ 教えていただきたいことが沢山ありました・・・・・・・・・・・・・
難しい問題も即決で答えてくださいました・・・・・・・・・・
正直 不安なことだらけです・・・・・・・・・・・・・・
今日19日が 仲田先生の告別式です
そんな現実を目の前にしながらも 3階のお稽古場に行けば先生が背筋を伸ばして尺八を吹いてくださるような気がしてなりません
まだまだ 心の整理が付かず、 お別れの言葉さえ 躊躇されます・・・・・
今は感謝の言葉だけ 申し上げます
・・・・・・・・・・・・・・・・ありがとうございました・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
少し時間が経って、一層師匠の存在の大きさが身に沁みてきました。
師匠に教えていただいた事を無駄にしないようにと思います。