大好きな民謡のお話を・・・

今夜貰うた花嫁様に 花を咲かせて実をならせ
その実を撒いて育て上げ、大黒柱とするわいな・・・那須松坂

「生井の桑摘み唄」 その1

2010年11月14日 | お稽古

 

21日(日) 行われます 「第64回栃木県芸術祭賞争奪民謡民舞大会」 の 「民舞の部・決勝」に 小山市の 「生井の桑摘み唄保存会」 が出場します。 地方ではなく テープで伴奏で行われますが、昨年自主制作されたCDをご紹介します。 私も囃子で参加させて頂いています。

          平成21年11月30日 下野新聞 より 

 明治期まで国内有数の養蚕地だった生井地区に伝わる 「生井の桑摘み唄」 がCD化されることになり、レコーディングが行われた。 同地区の女性16人でつくる保存会が、地元の民謡を後世に伝えようと取り組んだ。 CDは300枚制作する予定。 「カラオケ版も収録してあり、多くのひとに身近に親しんでもらえる」 と桑摘み唄の普及に期待している。

 「生井の桑摘み唄」 は養蚕が盛んだったころ、多くの出稼ぎの人たちが仕事をしながら歌っていたといわれる。養蚕業の衰退とともに忘れ去られようとしていたが、 古老が吹き込んでいた一本のカセットテープから復活した。 2006年には地区の女性たちが 「生井の桑摘み唄保存会」 を結成。 振り付けを加えて幼稚園、小学校との交流や地域のイベントでテープに合わせて踊りを披露し、地域の歴史と文化を伝えている。 これまでテープをダビングしては大切に使っていたが、雑音が混じるなど次第に音質が劣化。 このままではテープの音が途切れてしまうという危機感から、小山市出身の民謡歌手 山中明美さん の協力を得て、 CD化に取り組んだ。

 25日夜、宇都宮市の栃木放送第1スタジオで行われたレコーディングには、 小林充枝会長ら同保存会メンバーも駆け付けた。 話し合いで急遽カラオケ版も収録。 山中さんからは 「いい曲なので、 ほかで歌ってもいいですか」 との言葉もあったという。 小林会長は 「カラオケがあれば地元の人も歌うことが出来る。 生井の民謡が山中さんの歌声で県外にも広まると思うとうれしい」 と声を弾ませた。 CDは年内にも完成する予定だという。


・・・・・・・・・・ということで 昨年末 完成したCDがトップの写真です。 年末には 保存会の女性陣による心の込もったもてなしの手料理が振舞われ、大久保寿夫小山市長も駆け付け 完成披露会が行われました。 もちろん 踊りも披露され かわいい子供たちの踊りもあり、きっとこの子供達が後世に伝えてくれるだろうと思います。

  唄・・・・・・・山中 明美
  尺八・・・・・増渕 貢風
  三味線・・・藤本秀幸浦
  囃子・・・・・飯村 貢花
  鳴物・・・・・美鵬 香織

コメント
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