◆「楽譜」は「義務」ではなく

楽譜を正しく、間違わず、書かれた音譜をもらさず演奏することは、
クラシック音楽のような楽譜を使った音楽においては、
まるで強制された「義務」であるかのような印象が
世の中にはなくはないように思われます。


クラシック音楽が時に人によっては「堅苦しい」、と感じられるのは
このような理由も手伝っているのではないでしょうか。


でも、思うのです。

楽譜を正しく演奏することは「義務」ではなく、
数多くの天才的な作曲家達が示してくれた
至高の音楽への道標・ヒントと捉えられれば、
そしてそれを演奏者が演奏に際して有効に活用できたら、
楽譜を通じた音楽は、いよいよ生き生きとした魅力あるものとなる可能性を
十二分に携えているのだと思われます。


しかし、
「義務感」という足枷がはめられたままでは、
生き生きとした音楽演奏には、なかなか行き着けないでしょう・・・


自ら考え・感じる自由を削ぎとる「強制」の恐ろしさ・・・!?


音楽教育の段階において、
楽譜・ひとつひとつの音符に対する盲目的なまでに強制された義務感があったとするならば、
それにむやみに犯され続けてはならない、いや、
そのままでは人生がもったいない！！
と、ふと、強く思ったのです。


有意義な、能動的な、自由と形式の共存した音楽の理想

ハーモニーの摂理の内に生きて






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