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音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

♪クラシック音楽の伝統を受け継ぐ真の音楽芸術家を目指して活動しています♪ 「YouTubeクラシック音楽道場」も更新中♪

【解析動画】ブルグミュラー〈10番 やさしい花 Tendre fleur〉《25の練習曲op.100》より【弾き方・和声解析(完結)】

2020年06月23日 | ブルグミュラーBurgmüller

(★こちらの動画は、お手元に楽譜をご用意されて、一緒に書き込みながら勉強していただけたら有意義かと思われます。お楽しみ下さいませ!また、下記には【目次(YouTube時間指定)】を一覧にしておりますのでご興味ありそうなところへ飛んでご覧くださいませ♪)

 

【楽曲和声解析・弾き方と解説(完結版)】ブルグミュラー〈10番 やさしい花 Tendre fleur〉《25の練習曲op.100》より 

 

↓ 時間をクリックすると表題毎にスキップできます

0:35~ 調性判断、短調はありえず、♯2つはニ長調D-Dur

2:30~ 8小節、終止形は?〔変終止〕?(59:00

4:42~ 原題はフランス語《Tendre fleur》

5:20~ 参考楽譜として『ウィーン原典版』

5:58~ 「p delicato」デリケート、繊細に、丁寧に

6:48~ 1小節、スラー・スタッカートで、ふわふわ感(スラー減衰の大事なニュアンス)

8:05~ 2小節、不協和音(7度)の魅力(11:17

8:50~ 使用楽譜は『東音企画版』(数冊あり)、2重スラー表記(21:33

9:20~ スラーの問題(原典スラーと19世紀末に改竄されてしまった長いスラー)

9:57~ 19世紀末、音楽学者フーゴー・リーマン氏の提唱した「アウフタクト本位の音楽」

11:17~ 2小節、不協和音は〔倚音〕、13度も不協和音、上手な〔倚音〕を使える作曲家ブルグミュラーは一流!?

13:33~ 1小節、上っていくふわふわ、下がっていくふわふわ

13:59~ 2小節、右手は第V音〔ドミナント〕で終わる〔半終止〕のニュアンス

15:05~ 3小節、左手は〔全終止〕

15:42~ 〔半終止(疑問文)〕〔全終止(肯定文)〕フレーズの意味合いが違う〔文法〕

17:02~ II,IV,VI和声解析法、2小節、〔属七〕の音は主音から数えて第IV音(53:49

18:12~ 2小節③拍目、LaとSolがぶつかっている音の物理的事実

19:42~ 4小節~5小節、〔全終止〕の改行をまたいだ書き方

21:33~ 5小節~、改竄された長いアウフタクト型スラーを消去(今井顕版も参照)

24:02~ 5小節~、原典スラーの和声感に則ったニュアンス(7小節だけ1小節の長いスラー)

25:40~ 6小節、右手の第IV音、左手の第II音〔サブドミナント〕に向かって盛り上がる

27:58~ 6小節③・④拍、〔D7属七〕の和音のままの原典スラー

28:30~ 7小節、両手が寄り添うように動き始める、その前は交互

29:42~ 7小節、6度の平行の動きの美しさ、8小節は3度の平行

30:59~ 7小節、左手の一番高い音Si第VI音に少し盛り上がり

31:44~ 7小節③拍目に〔D46〕を大事にする音楽性、〔カデンツ〕

34:32~ 8小節、①拍目裏に〔サブドミナント〕左手第IV音、右手第VI音があり〔変終止〕

35:25~ 順次進行の最中はII,IV,VIをあまり強く感じない?跳躍進行だと感じられる?

36:34~ 〔カデンツ〕は〔S〕から始まり?〔D〕〔T〕と収まる

 

37:30~ 9小節~、調が変わっているA-Durイ長調

38:19~ この曲は〔三部形式〕

39:38~ 9小節~、左手のスラー、10小節は〔半終止〕、12小節~13小節は〔全終止〕

41:33~ 9小節、「mf」の音量アップ、A-Durイ長調はベートーヴェン《第7交響曲》喜びの音楽性、ブルグミュラーにおけるベートーヴェンの影響《第4番小さな集会》→《第3番ピアノソナタop.2-3 IV楽章》

43:48~ 10小節、12小節、左手のSiは第II音

44:47~ 9小節~、右手のスラーの問題(改竄された長いスラーにより〔文法〕の解釈が変わってしまう)

45:44~ 11小節はタイの音からスラーあり、12小節はタイの音からスラー無し=〔全終止〕

46:48~ 古典スラーの読み方、スラー毎に切れるのではなく、長く続くフレーズと解釈できる

47:40~ 13小節、2音ずつの細かなスラーのもたらす浮遊感

48:30~ 13小節、装飾音は拍前にクルリと回す、演歌の「小節(こぶし)」

50:22~ 13小節②拍目、装飾音Reは第IV音(弱拍だから括弧付き、II,IV,VI和声解析法のコツ)

51:46~ 13小節③拍目、右手は第II音、左手は第IV音と第VI音

52:22~ 14小節、〔I46〕ではなく〔D46〕と書くのが良さそう

53:16~ 〔カデンツ〕においては〔サブドミナント〕も〔D46〕も大事

53:49~ 〔属七D7〕の中には第IV音があり、7度と増4度(三全音tritonus「音楽における悪魔」)の不協和音でぶつかっている

55:13~ 右手の原典スラー、ふわふわ続く音楽は再現部へ戻る(長いスラーの全終止では音楽が滞ってしまう)、左手は全終止

56:19~ 15小節③拍目、Sol♮でニ長調D-Durに転調(Sol♮はD-Durの第IV音)

57:49~ 16小節①拍目から八分音符5音分のスラー、最後にスタッカートがふわっと

58:26~ 16小節③拍目、Laは第V音〔属七〕に聞こえるので〔半終止〕、8小節では〔変終止〕(2:30

1:00:40~ 「rallentando」と「ritardando」の違い

 

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