青い日は晴れ

こら下界。お前はゆうべも職をむなしゆしなかった。
そして疲れが直って、己の足の下で息をしている。

読書って

2008-05-13 02:23:16 | 読書


読書好きの人ってどうなんでしょう。


この悩み、


けっこう前から持っているんです。


ぼくは今まで、


読書と縁のない生活を送ってきたから、


この趣味をすごく魅力的に感じているのですが、


他人に本の話をするとき、


ふっと隙間ができるんです。


どうしてそんなに本が面白いの?


っていう、嫌な隙間。


それは口に出されませんが、


声の強弱だったり、会話の乱れで感じてしまいます。


だから本の話をするときはできるだけ気をつけて、


面白い話題を振ろうと心がけているのですが、


それでもそういう嫌な隙間は生まれてしまって、


読書ってつまらないものなのかなあ、


と不安になるんです。


そもそも、


絶対的に感性が違う人っていると思うんです。


こういう風に書くと棘があるのですが、


例えば、


ドラマを見るとき、


ストーリーだけ追って簡潔に内容を理解しようとする人と、


ストーリーの他にカメラワークや


そのとき役者さんが演じながら考えていたことを、


想像しながら見る人。


この二人が分かり合うのってなかなか難しいと思うんです。


例えが正しいか分からないのですが、


本って読むことに慣れてくると、


色々な箇所に興味をもってくると思うんです。


風景描写や話の布石、


さらに慣れてくると、


読む流れが止まるところ、


これを作者の身体性と関わってくるところとして、


すごく面白く感じるのですが、


そういう話ができる人は少ないですし、


普段、人と本の話をするときは、


もっともっと遡って、


ストーリーの話、


それも、


誰でも知っているだろう物語のストーリーの話、


をしなければなりません。


幸い、ここではそういう不安にならないのですが、


日常の生活、


一番身近な生活にその不安が潜んでいると思うと、


本の話をすることが怖くなってしまいます。


本の話ってどうなんでしょう。



最新の画像もっと見る