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ゆっくり一人歩き

いわゆる良い物ってどんなものだろう?考えるより、国宝を見るのが早いでしょう!国宝をゆっくり自分の目で見て廻ろう!

大峯山寺 その2

2008-10-02 22:43:21 | 歴史
宿坊の並ぶ場所を迷いながら進んでいくとやがて門が見えてきました。



ようやく大峯山寺に到着!



大峯大橋から約二時間半!目標だった大峯山寺を参拝することが出来ました!
よくある立て札が無いのですが、重文指定の建造物です。

別棟の寺務所に行き、朱印を貰うと本堂の内陣に上がっても良いと言われたので、早速、入らせてもらいました。大峯山寺の本堂は内陣と外陣の造られた時期が違うそうで、外からは分からないのですが、薄暗い中に入ると外陣が内陣の覆いの様に造られているのが解ります。外陣部分は床が無いのですが、内陣には床も張られていました。

扉が開いているにもかかわらず、中は本当に暗いので何があるのか見るのが大変・・・

靴を脱いで内陣に上がると正面に厨子があるのですが、本尊は秘仏で見ることは出来ません!でも、厨子の左側面には数対の蔵王権現像があり、本尊もほぼ同じ形のものと想像できます。厨子の裏には円空作の如来像があってビックリ!円空さんもここに参拝したらしい・・・像も今まで見た円空像の中では一番良く見えました。(暗かったので良く見えただけかもしれませんが・・・)厨子の右側が社の様になっているので目を凝らすと役行者像(ここでは神変菩薩?が正しいのでしょうか?・・・)がありました。




外に出て横に廻ると中にいるときは気づかなかったのですが、岩の上に外陣が被さっていました。

本堂の裏側は裏行場になっているらしいので、この辺りは岩場が広がっているみたいです。

本堂との別れを惜しみつつ、山頂に行きました。



山頂には岩が剥きだしになっていて囲いがあり、入れないようになっていました。

山頂でお昼にしようと思っていたのですが、見晴らしが悪いので山頂手前のお花畑から稲村ヶ岳に向かう道の岩場で休憩にしました。



いずれは稲村ヶ岳方面にも行きたいなぁ~と眺めながらオニギリを頬張っていたのですが、ハネ蟻の大群(そういう時期?)に襲われ早々に退散!

下りの道はさすがに早く、一時間ほどで大峯大橋!

天候が少し心配だったのですが、結局、山にいる間は降らなかったのでホッとしたし、感慨深い大峯山寺でした。


コメント
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