七夕の夜
家でゆっくり星空を眺めよう!って思っていたのですが、
数日続くの猛暑で私の家の周りは
霧でかすんで星空が見える状況ではありませんでした。
なので、ちょっとお出かけ・・・
まずは宮川沿いにある「たまき水辺の楽校」へ!
よく知らないけれど
ピアノの演奏会が開かれていました。
令和7年7月7日午後7時7分開演!
ここは無料のキャンプ場で
この日もテントを張ってバーベキューをしながら
聞き入る人たちの姿もありました。
ただ、私のこの日のメインは映画鑑賞だったので
そこそこにして先へ!
っということで、この日に観たのは「国宝」!
予告編を観た時から行きたいと思っていたのですが、
人気がすごくて私の行く田舎の映画館でも混んでいて
この日まで、なかなか観に行く気になれませんでした・・・
国宝という言葉と予告編で観た映像美に惹かれて観に行ったので、
原作がある事さえ知らないままの鑑賞となりました。
以下、ネタバレ含む感想!
原作を知らないまま、歌舞伎の世界が舞台ということだけの知識で
観ましたが、まぁ、素晴らしかった!
好評だとは聞いていましたが、噂にたがわずといったところです!
まずは歌舞伎という芸能の世界で一つの頂点に立つ舞台を
映画俳優が演じきったことに対する素晴らしさに、まずは感動!
次に歌舞伎の舞台を裏側と表側から見事に映し出した映像美に感動!
そして歌舞伎の世界、演目など、歌舞伎を知り尽くしたような
ストーリーと演出に感動!
素晴らしすぎて色んな感情に満たされました!
ストーリーとしては
九州のヤクザの息子として生まれた主人公が
数奇な運命と歌舞伎界の血筋や伝統に翻弄されながら
人間国宝になるまでのドラマです。
要所要所で歌舞伎の演目とストーリーがリンクしていて
映像美と共にスクリーンに惹き込まれてしまいました。
フィクションで主人公のモデルはいない
ということになっているそうですが、
女形の役者で
鷺娘などの演目や血筋でないのに人間国宝になった点、
最後のインタビューのシーンでの雰囲気は
どうしても私の世代では坂東玉三郎を思い浮かべましたし、
意識もされていたと思います。
もちろん
玉三郎の人生とは全く違ったストーリーだし
踊りを比べるものではないでしょうが、
歌舞伎界における玉三郎をリスペクトしているのは間違いないでしょう・・・
歌舞伎の演目も考えられて選ばれたと思うので
歌舞伎の道成寺、曽根崎心中、鷺娘の知識をもって
観に行くと、より一層楽しめるかも・・・