伊勢の宮川沿いにある尾崎咢堂記念館に行ってきました。
正直、尾崎咢堂という名前を知っている人は多くても、その人の記念館に行ってみよう!と思う人はかなりマニアックだと思いますし、実際、少ないでしょう…
私が行ったのは平日の夕刻、当然のように駐車場には職員の方のものと思われる車以外は止まっておらず、想像通りの状態・・・
外観は綺麗な白塗りの洋館!
一見、明治期の洋館を保存しているように思えるのですが、尾崎咢堂記念館を造るにあたって、旧宅跡に新しく建てたものなのだそうです。
まったく人の気配を感じないけれど、数々のマイナー資料館に入場してきた私にはよくあることなので、臆せず扉を開けます。
受付におられたのは館長と思われる一人の男性
展示室の灯りをつけてもらって、拝観開始!
新しい建物だけあって展示も観やすい・・・
尾崎咢堂に興味のある人、近代史に興味のある人にはおすすめ、どちらにも興味のない人には退屈・・・
自筆の書の展示が多いのですが、若い頃の達筆から晩年になると手に力がないのか文字が震えているがハッキリわかり、一人の政治家の生き様を感じられ、私、個人的には入館前に思っていたよりも長い時間を過ごせました。
拝観していると、暇だったのか?よっぽど客が珍しかったのか?学芸員の女性がパンフレットを持って話しかけてきて、親切にいろいろと説明してくれました。
今、三重県では三重旅パスポートというキャンペーンをしているのですが、いろんな施設に行っても幟が立っているのを見るだけで説明がないので、なんのことかサッパリだったのですが、ここで初めてスタンプラリーの存在を教えてもらい、パスポートをゲット出来ました。
うーん・・・もっと早くに手に入れておけば今頃は…・
不親切すぎ・・・
ここの記念館の人が親切で良かった!
咢堂さんも親切な学芸員の人達に功績を称えられて、よかったね!
夕刻、志摩の海岸沿いをジョギングをしていると道路で黒光りする虫を見つけて立ち止まる・・・
小さなヒラタクワガタでした!
残念ながら死んでいましたが、ヒラタクワガタなんて久しぶりに見ました。
最近はホームセンターにもクワガタやカブトムシが売っていますが、クワガタは外国産の方が大きくて見栄えがするのか?多いように思います。
まぁ、ヒラタクワガタは木の穴や割れ目に潜っているのが普通のなので、なかなかとるのは難しんですよね・・・
と、言っていたら、その次の日の夜のことです。
夜、ゴミ捨てに玄関に出てみると薄暗い中にクワガタを見つけました!
なんと!
今度は大きめのヒラタクワガタの♀!
いやぁ~珍しい!
最初は大きさからミヤマかノコギリの♀だと思ったんですが、明るい場所で見てみると間違いなくヒラタクワガタでした!
ミヤマクワガタなんかに比べるとあまり動きがありません・・・
弱っているようにも見えるのですが、そんなものです・・・
ヒラタクワガタのオスメスを一度に見れたなんて、小学生以来なので、少しばかり大人げなく興奮してしまいました。
久しぶりに神戸に寄った帰り道に資料館巡りをしてみました。
西宮市大谷記念美術館前の駐車場に車を止めて、夙川方向へ歩きます。
まずは辰馬考古資料館!へ
夙川沿いの閑静な住宅街にあり、展示品が派手なものではないので、興味のない人は、まず立ち寄らないと思います。
考古資料と鉄斎の美術品がありますが、私が惹かれるのはやっぱり考古資料!
そして、ここの縄文土器や土偶は一級品です!
その辺の資料館に置いてある出土品とは出来が違います!
それこそ美術品と呼べるクラスなので一見の価値があります。
ところで、ここの収蔵品は辰馬さんというの人のコレクションなのですが、その辰馬さんというのは西宮で『白鷹』という日本酒の蔵元だったそうです。
やっぱり、お金持ちは違いますね!
次に、夙川沿いを歩いて向かった先は西宮市立郷土資料館!
よくある図書館を主体にする複合施設です。
普通の資料館・・・西宮という大きな市のものなので、ちょっと期待していたんですけどね…
まぁ、その代わりに西宮には小さな資料館や美術館が充実しているんでしょう。
併設の平和資料館にも入ってみました。
平和教育のための資料室
コンセプトははっきりしているんですが、これを見て子供たちが興味を持つんだろうか?
今、現実に起こっている戦争を教育する方が解りやすいと思うんですけどね・・・