今年も中四国九州ブロックが終了しました。
中庭くんは4位でしたが、カナダでの練習の成果がいろいろと垣間見えた演技だったのではないでしょうか。
実はNZの試合で見たときは、私の個人的な感想としては、上を狙うプログラムとしては、ちょっとどうかしら、という感じだったのですが、今回のカナダ合宿で、SPはカート・ブラウニングが殆ど全てに手を入れたそうで、ものすごく素敵になっていました。まるで違うプログラムになったと、中庭くんご自身が仰っていました。
NZでもその片鱗はありましたが、今回確信したのは、中庭くん自身の滑りの質が、全く変化していたこと。
膝と足首がとても柔らかく使えるようになったようで、1蹴りづつがものすごく伸びるようになり、スピード感も今までと全然違います。
恐らくそのために、ジャンプのタイミングが合わないというのもちょっとあると思うのですが、今回のカナダ合宿中から3Aに関しては苦労していたみたいです。
合宿途中で靴が壊れたというハプニングもあった模様で、靴を替えたら跳べなくなったとか・・・。
それでもSPの日は、朝の練習はまずまず好調で、4Tも綺麗に降りていたようですが(郡山くん情報v)、
試合では身体が重くて動けなかったということで、
「もしかして時差ボケだったのかなあ・・・。SPの日の朝の練習が一番動けていて、SPが一番動けなかったです。フリーはそれでも、かなり身体は動いていたんだけれど・・・」
と仰っていました。
フリーはご本人も、
「ここまで全部転倒したのは、この20年で初めてっていうくらいです。でもあそこまで何も出来ないと、いっそ諦めもつきます」
と、意外とさばさばしたご様子でした。
あ~・・・その昔、もっとスゴイものを見た気がしますが、まあ、ブロックとか西日本のような公式戦ではなかったからなあ。
フリーがどう変わったのかは、全貌はよくわからなかったのですが、実際はフリーまできちんと手直しする時間がなく、メラノ杯のあとに再度カナダに行かれるご予定だとか。
が、「ジョゼに何ていって報告しようかなあ・・・。」
と、半分独り言のようにつぶやいておられましたがv
「最後までスピードがあったし、四回転に果敢に2本チャレンジしたのは素晴らしかったし、両方きっと認定されましたよね???」
と言ったら、
「認定されていると思います。今回はどうしても絶対、クワドを2本、跳びたかったので!!」
と、力強く仰っていました。
石原先生も津留先生も、
「これから、どうやったらきちんと前のように跳べるようになるのか、ちゃんと考えていきますから」
と仰ってくれましたし、大丈夫でしょう。
上の写真はSPの衣装でのもの。
襟の形がちょっと面白いのです。
ブラウスは黒地に赤のレースが貼ってあるそうで、赤いスパンコールとかを足して、もう少しキラキラにする予定だとか。
下まで写っていないので何なのですが、パンツはもう少し細身に直す予定だとか。
国際大会は、オンドレイ・ネペラ杯とメラノ杯で決定だそうです。
オンドレイ・ネペラには郡山くんも出場決定だそうで、私にとって、とても嬉しい国際大会になりました。
場所的には全く嬉しくないけど~・・・。
中庭くんが智くんと一緒の国際大会に出ようって約束しているんだと、昨年から言っていたのも知っているし、そのために怪我をおして智くんが全日本に出場したのも知っているので、本当にお二人の念願が叶って嬉しいです。
オンドレイ・ネペラに智くんがアサインされたと知った途端、中庭くんも出場すると即決されたそうで(笑)。

こちらはフリーのお衣装です。
残念ながら着用しての写真はないので、先月コスチュームが出来上がってアメリカから届いたときに、中庭くんのお母様が撮ってくださった写真を公開してみます。とても動き易そうだし、こういうの、似合いますよねv
今回のブロックを結果だけ見た方や、昨年までの中庭くんの滑りを見ていない方には、かなりショッキングな結果なのかもしれませんが、私の個人的な感想としては、「あ~、やってしまった」と思いこそすれ、実はそんなにダメージを受けてはいないのです。というか、まだまだこんなに上手になる要素がたくさんあったんだなあと思って、感慨深いものがありました。
これからジャンプのタイミングさえ合ってくれば、本当にひとまわりスケールの大きくなった中庭くんを見られそうなので、とてもワクワクしています。