Blog=「Sawacchi抄」

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突然でびつくり「良い例&悪い例」

2004年12月14日 | Weblog
近所に突然「もみの木」が出現した。
我が家の近所は、ひっそりとした佇まい(たたずまい)だから、新たに木が一本立ってもニュースなのだ。
この木が立った場所は、アパートの新築場所の隅。これまで20世帯分のアパート群だった所に、およそ27世帯分のアパートが新たに建設中だ。
周辺は無機質なアパート街だけに、このもみの木が気分をほぐしてくれる。なかなか良い「突然」でよろしい。

さて、よろしくない「突然」には、どう対処したら良いだろう。
実は数日前、市議会議員の活動をお知らせする投げ込みチラシが届いた。怠慢な市議会議員が多い中、議員活動をお知らせするチラシだから大いに結構。
しかし、その内容の一部に不満が残った。

内容は二戸市の「温泉センター」問題で、「市が提案した和解案が市議会で可決された」のだが、「これは問題だ!」という意見である。
この「温泉センター」問題の経緯などは二戸市議「五日市 王 氏」のホームページに掲載されているのでリンクさせて頂いたので参考まで。
実はこの件では以前にも、反対に廻った市議3名による「意見広告」が新聞折り込みで市内に配られたのだった。さらに今回の投げ込みチラシで一人が駄目押しをした。
確かに言う事は正しいかも知れない(誤りかも知れない)が、議会制民主主義の日本において、可決されたものに文句を言うのは(武士道の国において)マナーに反する。

決定事項について「自分は正義です」と言わんばかりに書き、それを市民にばら撒くなどプロパガンダと言ったら言い過ぎだろうか。自分の正義を売りこむ売名行為と取られても致し方あるまい。

最も反対には反対なりの理由があるし理解も出来る。しかもこの決議は、10対9の1票差。さぞ悔しいことと思う。
だが、決定事項について、事後に「正義」を振りかざすべきではない。
やるなら議案の提出が解った段階でやるべきなのだ。しらけきったこの国のこの二戸市で、「市政は今こうなってる。20名の市議が可否を決します。傍聴に来てください。」と訴えるのが正攻法だと思う。
ホームページと違い、紙のものは「見てくれー」と言いよがしに来るから、インパクトはあるそして超能動的な手法だから正義感が溢れんばかりに映る。

悪い例と評したが、異論・反論、如何だろう。
この木の名も、本当に「もみの木」だろうか。

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