Blog=「Sawacchi抄」

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もうひとつの県境産廃

2007年07月15日 | Weblog
県境産廃事件が明るみになってから時間も大分経過し、廃棄物の搬出もほぼ計画どうりに進んでいるようだ。

しかし、この事とは別にもうひとつの産廃疑惑がある。
岩手日報とデーリー東北はこの疑惑を追跡報道しているのでご存じの方も多いだろう。

ここで大雑把に疑惑を説明する。
まず場所だが、今廃棄物の撤去を進めている事件現場に隣接する草地。疑惑の発端は昔の目撃証言に基づき発掘調査を求めたところ、頑なに拒む土地所有者の態度。
所有者といっても牧場組合の法人である。
この法人の役員等に再三にわたり調査を求め、埒が開かない為、青森県にも要望し解決を望んだ。
このような経過を辿ること、かれこれ三・四年になるであろうか。

ところがここに来て当事者に等しい青森県が、一方的に幕引きとも取れる調査の断念を通知してきた。

かの国のようなこの態度はどうも気に食わん。
日本の行政機関の悪い側面の典型だろう。
いや、モラルが敗退した日本の象徴のようなものだ。
事の解決云々以前の問題である。
真摯な態度が一切伝わって来ないのである。

そこで再び調査の要望を協力に訴える方策を検討する会議が二戸市の呼び掛けで開かれた。
自分はカシオペア環境研究会のメンバーとして参加したこの会議、何とも変ちくりんな事態である。
今月末、青森県庁を訪ねる予定なので、いずれまた報告しようと思う。

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