Blog=「Sawacchi抄」

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郵政解散!

2005年08月14日 | 評論
郵政解散に伴なう選挙まで1ヶ月を切り、自民執行部は刺客作戦に奔走するこの頃だ。
加えて内閣支持率も上昇しているという。

でも先日も書いたとおり、郵政賛成の自分は今だにこの解散だけは理解できない。
選挙後の国会で、同じ法案が上程され、衆議院は可決で良いが参議院で再び否決されない心配は無いだろうか。
まぁ、そんな先のことはその時に言うとして、昨晩観たテレビ番組「実録・小野田少尉 遅すぎた帰還」について述べたい。

まず、テレビドラマで久しぶりに涙を溢してしまった。
最後のほうのシーンだったが、上官の谷口陸軍少佐から「作戦中止命令」を下命された小野田少尉は、終戦から29年目にして武装解除する。

公と個人の区別をこれ程忠実に思わなければ、本来国家の民とは言えないのだろう。
しかし、自分のことしか考えない戦後日本の特に最近の風潮とのギャップに心を打たれた。

このことと小泉さんの話と何が関連するかだが、自分はいずれも「異常事態」という共通点があるような気がする。

日本の負債800兆円なのに、のほほんとしている官僚 = 戦争
解散させないように努力しない郵政反対派       = 軍部
解散に持ち込まないように努力しない政府と自民執行部 = 戦時指導者
刺客を送る自民執行部                = 武装解除しない小野田少尉

と、こんな図式を勝手に作ってしまったが、不愉快な方はご容赦の程。

しかし、異常事態とはこんなものだろう。
そして、こんな異常事態では判断を誤る場合もある。
だから自分は判断を迷っている。

似たような例に、ホリエモンの例がある。
フジ産経グループに、時間外取引で殴り込みをかけたあの騒動だ。

もう一つ、星稜高校の4番だった松井秀樹が、夏の甲子園で5打席連続敬遠された試合を思い出す。

ホリエモンにしろ、松井の相手にしろ、法(ルール)は侵していない。
だが、何か問題は無いだろうか。
小野田さんは別にしても、ホリエモンや星稜高校の相手監督はどこか小泉さんと共通点があるのではないだろうかと、ふと思った。


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