Blog=「Sawacchi抄」

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2月の「安全運転のポイント」

2005年02月18日 | Weblog
毎月発行している「安全運転のポイント(三井住友海上提供)」をお伝えします。
2月のテーマは『疲労』です。

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■2月の「安全運転のポイント」

人は誰でも疲れると、注意力や集中力が低下していきます。また、動作も雑になったり、何事に対しても面倒になって手を抜いてしまいがちになります。運転も同じです。疲労した状態で運転すると、信号を見落としたり、ハンドルやブレーキ操作に正確さを欠いたり、居眠り運転に陥って重大な事故を起こす危険性が高まります。そこで今回は安全運転にとって大敵といえる疲労について考えてみることにします。

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疲労が運転に与える影響

 疲れてくると、運転にとって最も重要な「正しく見る」ことがおろそかになることは誰でも経験することです。そして疲労が蓄積され過労状態になると、注意力、集中力、判断力の全てが低下して、的確な認知も正しい判断もできなくなり、眠気に襲われて「居眠り運転」という最悪の結果となります。
運転は精神疲労を蓄積させる

 疲労の本質についてはさまざまな説がありますが、そのあらわれかたからは、肉体疲労と精神疲労に分けられます。運転疲労は運転が監視作業の連続であること、言い換えると脳に緊張の持続が要求されることから主として精神疲労であり、また全身的な、自覚症状の少ない、慢性疲労として蓄積されることが多いとされています。毎日の運転、長時間の連続運転は精神疲労を蓄積させます。長時間労働や睡眠不足があれば疲労の蓄積を加速させます。


疲労のあらわれかた

 疲労を感じたらそれは「脳が休むことを求めている」サインと考えるべきといえるでしょう。
しかし、車の運転には通常仕事上や、「楽しむ」などの目的があるため、それが優先され、疲労のサインを軽視し、ついつい限界まで運転してしまうという危険があります。安全運転のために疲労のサインが出たら休憩など疲労回復のための適切な対処をする必要があります。
 たとえば、運転中に次のような状態があらわれたら、疲労のサインと考えましょう。
・ アクビの回数が増える。
・ 瞬きの回数が増える。
・ 体がもじもじする
・ 目がチラチラし、まぶたがビクビクする。
・ 目がショボショボする。
・ 肩が凝ったり、足や腰が重くなる。
・ 頭が重くなったり、痛くなったりする。
・ 信号の色に気づかずに走行することがある。
・ 前方だけに意識が向き、側方や後方を注意するのがおっくうになる


疲労防止のための留意点

 疲れが出ないような運転をすることがなによりも大切です。疲れを感じるということはかなり疲労している証拠であり、そのような状態で運転していること自体大変危険です。
■疲れを感じる前に休憩をとる
 疲れていないから休憩する必要がないと考えるのではなく、疲れないために休憩するのだと考え、早めに休憩をとり、軽く体操をするなどして、からだを動かすようにします。疲労があらわれてからの休憩では、からだが回復するのに時間がかかるといわれています。
 休憩の取り方は、道路条件や個々の運転者などの要因により異なりますが、一般的な目安としては、2時間走行後に10分以上の休憩をとり、その後は1時間ごとに10分以上の休憩をとるのがよいとされています。

■荒い運転をしない
 スピードの出し過ぎや無理な追越しなどは、精神的な緊張を高め疲労の原因となります。また、イライラ運転も同様に疲労を早めるので、常に余裕のある気持で運転することが大切です。

■十分な睡眠と節度ある生活
 疲労を翌日にもち越さないためのポイントは睡眠です。十分な睡眠時間を確保し日常から健康管理に心がけ、常にベストコンディションを維持するようにしましょう。


家族による疲労蓄積度のチェック

 疲労は、自分では気づきにくい面もあります。厚生労働省では家族による疲労蓄積度チェックリストを作成・公表(厚生労働省HP)していますので、ご家族の目から客観的にチェックをしてもらってみてはいかがでしょう。

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チェックリストは「安全運転のポイント」(←クリック)をご覧下さい。

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