大橋巨泉さんが・・・！

今朝のワイドショーで知りました。
巨泉さんも中咽頭ガンだそうです。
私と同じくウイルス性のガンでステージ4。

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国立ガンセンターってテロップが出てた気がするけど、違うかもしれないけど、病院によって治療の順番が異なるんですね。
すでにリンパ節の手術は終わっているそうで、これから化学療法と放射線30回の治療を始めるそうです。
首の傷跡が痛々しかったです。

私が見た番組では小倉さんと対談していて、これからの治療の事を「副作用が色々とあるらしいんだよ」って言っていた。
わりと元気そうでメンタルの部分でも凹んでる感じではなかったけれど、これから先の治療の事を考えるといたたまれない気持ちになる。

この治療を受けた人はみんなそうだと思うけれど、ガンをやっつけられるなら放射線治療でも何でもするって覚悟を決めて、後の後遺症の事まで深く考えられなかったと思う。
そしてあの地獄の治療を受けて初めてこの病気が一般的なガンではない事を知るのです。
「良かったですね。ガンは消えました」で、終わりじゃない。
ここからまた新たな戦いの日がやってくるのです。
命と引き換えに一生付き合っていかなくてはならない後遺症が残るのです。
生きて行くために必要な食事をする事が苦痛になると言う・・・


巨泉さんの笑顔をテレビで見てたら、何だか他人事とは思えなくなってきて、ついつい書いてしまいました。
治療は12月の半ば位かららしいです。

もしかして芸能人だから唾液障害があると仕事に差し支えるからステージ4でも陽子線治療とかにするのかもしれませんね。
それなら副作用は少なくて済むのかな？？


巨泉さん、頑張ってください！

トラウマ

もうすぐ退院して1年になります。
去年の11月30日に自宅に帰ってきました。
帰って来てから自分の部屋では寝ずに、和室に布団を引いて寝ていました。
で、先日その和室で暖房を付けたとたんにここで寝てた事を思い出してとってもイヤな気分になりました。
エアコンの暖房の何とも言えない匂いが退院後の辛かった記憶を引き出してしまったようです。
食べられなかった事、体中が違和感で寝られなかった事、お先真っ暗だと落ち込んでた事、夜中に何回も嘔吐した事、etc・・・
これがトラウマってやつか・・・
思い出した事が結構ショックでした。
今までこの部屋にいても何とも思わなかったのに、匂いで辛かった事を思い出すとは・・・

あの頃は毎日が必死で何とか24時間過ごしてた感じで今のように何かを楽しむと言う事が考えられなかったし。
良くここまで回復したな～って思う。
病室で辛かった時に聞いてた音楽も、今思い出しただけでその時の事が走馬灯の様に思い出されて泣きたい衝動にかられます。
その度に「いかんいかん！もう過ぎた事！」と思い直して楽しい事を考えます。
きっと抗がん剤と放射線治療をしたみなさんは同じ様な思いだと思います。
これってこの先忘れる事ができるのかなぁ・・・

去年のお正月も退院して1ヶ月だったので結構辛い感じのお正月だったと思う。
少しずつ食べられるようにはなってたけど、今から比べればまだまだ食べられるものも少なかったし、体力もなくしんどかった記憶があります。
来年のお正月にその事を思い出してテンションが下がったら嫌やな～。
ちょっと心配

本日診察日

今日は耳鼻科の診察日。
同じ中咽頭で入院してたMさんに会った。
Mさんが入院してた頃は私はハゲで、帽子を被っていたから髪の毛が生え揃った私を見てもすぐには気づいてもらえなかった。
Mさんは中咽頭でも原発のガンはわかるかわからないか程に小さく、リンパ節の方が大きく腫れていた。
抗がん剤1クールののちに摘出手術をして放射線はせずに退院して行った。
今回PETで引っかかってしまってMRIの再検査をしてその結果を聞きに来ていた。
MRI画像を見る限りではガン細胞には見えないらしいので細胞診をして今度結果が出るみたい。
もう、こういう話を聞くとドキドキする。
Mさんは前向きな性格の方なので、「あんまり気にしてへんねん、大丈夫やと思うねん」って言ってたけど、ホント大丈夫な事を祈ります。

もう１人、一緒に放射線治療を戦ったYさんにも会った。
Yさんに会うのも久しぶりだったのでうれしくて抱きついたら「誰やった？」って言われた
やっぱ髪の毛が生えてるだけで全く違う人に見えるらしい。
みんなは髪の毛があったから私にはすぐにわかったけど、私は転院して来た時はすでに髪の毛がなくてハゲちらかしてからな～。
髪の毛で印象って変わるんだな～。
恐るべし髪の毛・・・・
Yさんも結果は良好でＴＳ－１の副作用も出ずにPET検査もクリアしていたみたいでホッとした。
みんな何事もなく元気でいて欲しいって心から思う。

Yさんは退院してから健康の為に運動しようと思って、エクササイズのレッグマシーンってやつを購入したらしい。
ちょっとでも筋力を付けるつもりやったんやろうね。
でもこれってダイエットマシーンなので、みるみるうちに痩せてしまって、40キロを切ってしまってあわてて止めたって言ってた
筋肉つけるつもりが益々痩せるなんて・・・・
オーマイガー！ですが、ダイエットマシーンとしてはかなりの効果のある代物と思われますな。
私も太りだしたらこれを買おうと思います。

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で、今日のエコーの結果ですが、クリアでした。
首に残っていたガン細胞の死骸は少し小さくなってました。
先生も、この様子なら手術で取らなくても大丈夫でしょうと。
良かったわ～～～ちょっとひと安心。。。

唾液の事は先生も「う～～ん」って感じでした。
焼き魚が飲み込めないって言ったら、ささみとかもアカンやろ？って言われた。
そう！ダメです。
もうちょっと唾液が出たら楽やのに・・・って言ったら
「みんなそう言うてはるわぁ。こればっかりはなぁ・・・・」
と、先生にもどうしようもないみたい。
そりゃそうだわな、手だてがあったらとっくに何かしてるよな。
お薬もガスターの胃薬だけの処方になって、来月は12日の診察です。
乳腺の診察と血液検査もあります。

さて、派遣の仕事も昨日で終わりました。
真夏の通勤でもうダメかと思いましたが何とか乗り切れ、契約満了で終わる事ができました。
この冬の寒さもこの調子で乗り切れたらな～～って思います

1万円あったら・・・

一万円をどうぞ・・・

と、差し出されたら何を買いますか？

私が今欲しいものはお風呂で見るテレビです。
1万円では足りませんがなぁ・・

最近めっきり寒くなって来て寒い寒い病が復活しているので、何とか身体を暖めようと半身浴をしています。

ガンになる前は基礎体温が35度2分くらいしかなく、一番ガン細胞が好む体温だったので、何とか基礎体温を上げようと食事療法を実践して36度2分くらいまでは上がりました。
でもちょっと体調が悪い時に体温を測ると35度代に下がっています。
こりゃいかんぜよ！
ガン野郎がまた襲来してくるぜよ！
ってなわけで女優さん達がみんなやってる半身浴をするようになりました。

しかし、これが退屈ってのなんの・・・
うちにはちょっと変わった猫がいて、お風呂に一緒に入るのですが、私が身体や頭を洗ってる時は横にいてベトベトに濡れながらシャワーと遊んでいるのですが、私がお湯に浸かるとさっさと出て行ってしまうので残された私は退屈になります。
最近は猫も寒いのか暖かいフタの上で爆睡してらっしゃいますが・・・

で、テレビが欲しいなと・・・
テレビがあれば1時間は余裕で浸かってられるっしょ？？

欲しい代物はパナソニックのテレビとリンクできるやつ。
高いねん。
エディオンで49800円。
リンクできないのは19800円。

やっぱ安い方かな～。
今月で無職になるからな～～。

テレビなんか見んと本でも読んどけって声も聞こえますがな、そうやな、、本で我慢するかな、、、

で、半身浴ですが結構温まりますな。
上半身は出ているのでもっと寒いのかな？と思いきや温まります。

入浴剤は入れたり入れなかったりですが、入浴剤より良いのがヒマラヤの岩塩。
これ、めっちゃお気に入りです。
温まります。
硫黄の香りが嫌いな人にはちょっと無理かもしれないけど、私はこの香りも味も好きです。
美容にもいいしね～～。
テレビで言ってたらしいけど、60歳以上の女優さんが綺麗でいられるのはお風呂に岩塩を入れてる方が多いかららしいです。
ま、綺麗を保つには他の要素もあるとは思いますが、岩塩風呂はしばらく続けようかな～って思っとります。

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ゴキブリと幽霊

入院中の出来事。

放射線治療中は喉に痰が溜まって夜中に何回かうがいをしに行ってた。
ある夜も、うがいに行ったら床にゴキブリがいた。
ミルクチョコ色でまるまると太っている。
今まで見た事がないくらいにデカイ！

こいつ・・・ホテルオークラの残飯をあさってこんなに太りやがったな・・・
ホテルで食事ばっかりしてるでっぷりと太ったマダムの様や・・・

マダムは私の存在に気づいてないのか私にデカイお尻を向けたままジ・・・っとしている。
私もマダムを目の前に動けずにいる。

もしこのままうがいをしてる時にこいつが足の上とかにサササッっと乗ったら気絶もんやで・・
どうしよ・・・捕まえるのも怖いし・・・

しばらく目ヂカラで追い払おうと睨んでたけど、私のうつろな目に力は無く、マダムは追い払えない。

しかしこいつ、1ミリも動かないし。
太りすぎて身体が重いのか？

その日はちょっと離れた所でうがいをしてそのままマダムを置き去りにして部屋に帰って寝た。

2～3日後、またうがいをしに行った夜、今度は壁に・・・！！
この色、このデブさ加減は、、マ、、マダム！！

マダムは私の病室の廊下の壁にへばりついていた。

このまま逃がすもんか！とナースステーションに駆け込んだ。
ガラス越しに「ゴキブリーー！！」と口パクで叫んだら看護師さんが3人出て来た。

「めっちゃでかいゴキブリがいるねん～！」
「わかりました。退治します。ちょっと待っててください」

私はマダムが逃げないように一足先に現場へ行って見張っていた。
しばらくして看護師さん達がやってきた。
3人共軍手をして１人は長いホウキを肩に担いで、１人は殺虫剤を持って、ひとりはちり取りとタウパー紙をいっぱい持ってやって来た。

「後は私たちに任せて、ねこさんはもう部屋に戻っててください。」

その後、看護師さんの押し殺した悲鳴と同時に殺虫剤を掛ける音とほうきで壁をバンバン叩く音が響いて来た。

どんだけ叩いとんねん。
そんな壁叩いたらみんな起きるやん

と、ドキドキしながらも心の中ではめっちゃ笑ってた。オモロすぎる・・・
そしてもう一回押し殺した悲鳴と紙のカサカサした音がして戦いは終わりました。

マダムは召された模様です。

と、思っていたら後日また丸々と太ったミルクチョコレート色のゴキブリトニーが男子の病室にのそのそと入って行くのを目撃しました。

なんや、ここのゴキブリはみんなデブってるんやん・・・・

以上、ゴキブリ目撃談でした。

幽霊目撃談はまた今度。