我が愛車、N-BOXのワイパーを冬用に交換しました
…
車の事に関しては、太字でかなり大きい
『ド』
が付くほどの素人の俺です
まず、ワイパーの外し方が分かりませんよ、ええ。
上手く説明できないんだけど、今まで俺が見たことが無いタイプの夏用ワイパーが付いてる
カバーがついてて、そのカバーを結構な強めの力で起こして外す事が判明したんだけど
壊しちゃいそうで怖い(でも無事に外れました
その外した夏用のワイパーを持って、オートバックスに行きました
…
オートバックスのワイパーコーナーって見た事あります?
もうね、凄いんですから。種類が。
大聖堂で美しい絵を見た時って『うわぁ…』ってなって一瞬、動けなくなるじゃないですか
ルーベンスの絵だった場合、その前で犬と寝ちゃって天使がお迎えに来ちゃうじゃないですか
それぐらい種類豊富のワイパーが並んでいて圧倒されるわけですよ
その中から自分の車に合ったワイパーを探し出す事があなたには出来るんですか??
広い砂浜に落とした小さなリングをあなたはどうやって探すんですか??
ロードオブザリングってどんな話の映画でしたか??(脱線すんなし
…
俺はお店に行く前からワイパー売り場を想像して
どうせ俺は途方に暮れるだろうと予想をしてから向かいましたので
ワイパー売り場の前に立って、店員さんが通りかかるのを待ちましたよ。
パンくずを床に。
その上にカゴを。
カゴを少し持ち上げて棒で支えて。
その棒には紐を結んで。
あはは…来た来た
若くてマヌケな店員さんだ。
こういうのをイケメンと俗に言うのだな。
しかしマヌケだ。マヌケ過ぎる。
俺が撒いたパンくずをついばみに来たのだな。
『何かお困りですか?』
優しい!!!!(キュン
『オラぁ、ワイパーを買いに来ただぁ。さっき山から下りて来たゴンスケと言いますだ』
俺が手にしている夏用のワイパーを見て
『夏用のワイパーでよろしいですか?』
『あ、いや。里ではそんなに雪がねぇだけんど、オラぁの山は雪だもんで』
『冬用ワイパーですね。お車の車種は?』
N-BOXであることと、年式を告げると
タブレットでポチポチやって調べてくれて
『運転席側が7番で、助手席側が6番です』
若者の優しさにゴンスケは声をあげて泣きました
『おおおおん…おおおおん…オラぁ、こんなに人に優しくされた事がねぇだよ』
山から里に下りていくと危ないよ
鉄砲で撃たれるよ
そう言われて育ってきたゴンスケです
人間は怖い生き物だと思って来たのです、ずっと。
毛むくじゃらの手の甲でゴンスケは涙を拭きました。
大きな身体を震わせてゴンスケは泣きました。
そして気付くと何種類かある中の、ちょっと高い方のワイパーを店員さんがすすめてきていて
いつの間にかゴンスケはちょっとお高めのワイパーの7番と6番を手にしておりました。
さっきまで手の中に握りしめていた一万円札があっという間にくずれました。
そして思いました
俺は一体、何の話を書いているんですかね(知るかボケ
…値段は思っていたよりも若干、高かったのだけれど
これで安全な視界を確保できたのだから安い買い物だろう
そして、店員さんの対応も良かったなぁと感動する
俺みたいな腐れド素人(腐れも付きました
あんな種類の中から自分のワイパーを選べって言われても無理ですよ
噂によるとワイパー売り場の所にぶら下がってる冊子みたいなので調べて買うんでしょ?
もう無理すぎるよ。老眼だし。
そして俺はレジで言うんだよね。
『もしも持って行って合わなかったら取り換えに来てもいいですか?』
って迷惑!!!
…
最初から知らないので教えて下さいって言った方が安心だわ。
そういう訳で冬用ワイパーになり
視界も良好であります。
どなた様も冬の運転は十分にお気を付けください。
そして、ゴンスケのような生き物を見つけた場合は
優しく接してあげてください。
お願いします。