J1自動昇格、甲府、湘南に決定

J2は11日、各地で最終節を行った。勝てば自力での自動昇格が決まる2位京都はホームで首位甲府と対戦し、0-0のスコアレスドロー。勝ち点を74に上積みするにとどまると、3位湘南が町田を3-0で下して勝ち点75に伸ばし、逆転2位で自動昇格を決めた。

　湘南は3シーズンぶりのJ1復帰が決定。京都は3位に転落し、J1昇格プレーオフに回ることになった。すでにJ2優勝&J1復帰を決めていた甲府は24試合連続負けなし(16勝8分)のJ2記録を更新し、シーズンを終えた。　4位大分は松本と0-0で引き分け、5位横浜FCは岐阜に3-2で競り勝った。6位千葉も徳島に3-0で快勝。この結果、横浜FCが逆転で4位に入り、J1昇格プレーオフ準決勝をホームで戦えることになった。千葉は5位に順位を上げ、大分が6位に転落。

この結果、18日に行われるJ1昇格プレーオフ準決勝は京都vs大分、横浜FCvs千葉という対戦カードに決まった。

　勝利が最下位脱出の最低条件だった町田は湘南に0-3で敗れ、最下位が決まった。19位富山は水戸に3-1で勝利。20位岐阜は横浜FCに2-3で敗れ、21位鳥取は福岡に2-1で逆転勝ちした。最終的に鳥取が20位に順位を上げ、岐阜が21位となった。

　JFLでV・ファーレン長崎が優勝した場合、長崎がJ2に自動昇格し、町田はJFLに自動降格となる。長崎がJFLで2位なら、町田とホーム&アウェーの入れ替え戦を行う。長崎は最終節を残して2位長野パルセイロに暫定で勝ち点6差を付け、首位に立っている。11日午後6時キックオフの試合で長野が藤枝MYFCに引き分け以下なら、その時点で長崎の優勝が決定。長崎の自動昇格と、町田の自動降格が決まる。

※JFLとの昇降格は長崎のJリーグ加盟が正式承認された場合

ACL決勝

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は10日、韓国・蔚山で決勝を行い、蔚山現代(韓国)がアルアハリ(サウジアラビア)に3-0で快勝し、初優勝を決めた。

大会MVPには、磐田、G大阪でもプレーしたFWイ・グノが選ばれた。蔚山は12月に日本で開催されるクラブW杯2012にアジア代表として出場する。　

前半13分、元京都のDFカク・テヒのゴールで先制した蔚山は後半23分に草津やG大阪でプレーしたFWラフィーニャ、同30分に前G大阪のMFキム・スンヨンが加点し、3得点で完勝した。

4年連続で決勝進出を果たした韓国勢のACL制覇は2年ぶり。06年の全北現代、09年の浦項スティーラーズ、10年の城南一和に続く4チーム目のアジア王者誕生となった

♯11ドゥトラ

“圧倒的な個”ドゥトラ

MFオフェンシブハーフ
188センチ76キロ (新加入)

今年春先に京都サンガから途中加入した
ブラジル人FWで時に強引とも言えるドリブルが魅力のアタッカー、縦への推進力や独力で局面を打開し敵陣へボールを運べる存在だが、まだまだ粗削りな印象。
彼の持つ圧倒的な個と鹿島の組織が融合した時どうなるか楽しみな選手。

♯16本田拓也

“ボール狩りの達人” 本田拓也

MFボランチ
177センチ73キロ 68試合2得点

ワンボランチも難なくこなす運動量、対人プレー、展開を読んだポジショニングでスペースを埋めるなど、守備面の能力は極めて高い。センターバックと連携して守備ができるボランチでは日本トップクラスと岩政も認める。現在激戦のボランチでは、小笠原、柴崎、につぐ３番手だが彼の復活で色々なバリエーションの戦術が可能となった。