[1.19 全国高校選手権決勝 鵬翔2-2(PK5-3)京都橘 国立]
第91回全国高校サッカー選手権は19日、国立競技場で決勝を行い、ともに初めて決勝へ勝ち上がった鵬翔(宮崎)と京都橘(京都)が激突。2-2で突入したPK戦を5-3で制した鵬翔が初優勝を果たした。鵬翔は宮崎県勢初V。出場12回目で全国の頂点に立った。
04年度大会決勝以来となるPK戦決着。4-3で迎えた5人目、先攻・鵬翔のGK浅田卓人(3年)の右足シュートがゴール左隅へ吸い込まれると、宮崎の名門が国立のピッチで歓喜の雄叫びを上げた。
2012年シーズン順位表(最終順位)
※(数字)は勝ち点、±は得失点差
1.☆広島(64)+29
2.仙台(57)+16
3.浦和(55)+5
4.横浜FM(53)+11
5.鳥栖(53)+9
6.柏(52)+5
7.名古屋(52)-1
8.川崎F(50)+1
9.清水(49)-1
10.F東京(48)+3
11.鹿島(46)+7
12.磐田(46)+4
13.大宮(44)-7
14.C大阪(42)-6
15.新潟(40)-5
降16.★神戸(39)-9
降17.★G大阪(38)+2
降18.★札幌(14)-63
※★は降格決定
J1は1日、最終節を各地で行い、最終戦までもつれ込んだ残留争いは、セレッソ大阪とアルビレックス新潟がJ1残留を決める一方で、西の2チーム、ヴィッセル神戸とガンバ大阪のJ2降格が決まった。
ガンバまでもが“前田の呪い”に沈んでしまった。“前田の呪い”とは07年から続くジュビロ磐田FW前田遼一がシーズン初得点を決めたチームはすべてJ2に降格しているという伝説。最初の犠牲者は07年の甲府だったが、そこから東京V、千葉、京都、山形と続いてきた。今季は3月26日の第3節のG大阪戦で記録。きょう行われた最終節でも得点を許し、トドメを刺されるという皮肉な結果となってしまった。
[12.1 J1第34節 磐田2-1G大阪 ヤマハ]
J1は1日に最終節を行い、16位のガンバ大阪はアウェーでジュビロ磐田と対戦した。例年、優勝争いを繰り広げながら今季は残留争いを脱することができなかったG大阪は、前半5分に11試合無得点だったFW前田遼一にゴールを許してしまう。前半は攻撃の機能しなかったG大阪だが、後半8分にMF倉田秋が個人技でゴールをこじ開け、同点に追い付く。しかし、後半41分、MF小林裕紀に強烈なシュートを叩き込まれて万事休す。
今季10勝目が、どこまでも遠かったG大阪。20シーズン目にして、初めての降格が決まってしまった。
[11.24 J1第33節 広島4-1C大阪 広島ビ]
広島が悲願のJ1初優勝!!
J1第33節が24日、各地で行われ、首位サンフレッチェ広島はホーム最終戦でセレッソ大阪に4-1で快勝。2位仙台が新潟に敗れたため、両チームの勝ち点差は「4」に開き、最終節を残して広島が初優勝を決めた。
前半17分、MF高萩洋次郎のゴールで先制すると、同20分にMF青山敏弘が追加点。同42分にはFW佐藤寿人のPKで3-0と突き放した。後半5分、MF石川大徳のプロ初ゴールでリードを広げると、その後1点を返されたものの、4-1の大勝で2試合ぶりの白星を獲得。今節での優勝決定の条件は広島が勝って仙台が負けた場合のみだったが、仙台が新潟に0-1で敗れたため、最終節を待たずに優勝が決まった。
94年のJ1で1stステージを制し、08年のゼロックススーパー杯とJ2でも優勝している広島だが、J1(年間)、ナビスコ杯、天皇杯の3大タイトルに限れば、Jリーグ開幕後はクラブ史上初のタイトル獲得となった。
広島がJ1初優勝