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TDY、Temporary Duty。アメリカの軍隊用語で出張を意味する。世界の僻地の出張記録!TDYの次は日常の雑感

現役時代の出張記録。人との出会いと感動。TDY編を終え、写真を交えた日常の雑感を綴る。

折々の写真&雑感 535

2025年05月11日 | エッセイ

 W11についてきたOneDriveだが、役に立ちそうもないので根こそぎ削除しようとしたが、CFカードから写真をパソコンに取り込む手段が無くなってしまうので、悔しいが削除するのを止めた。以前はUSBを介してCFカードをパソコンにつなぐと、ファイルの名前まで付けることが出来、非常に簡単にパソコンに写真を取り込めた。それがW11になってからは、そのような便利な機能が搭載されていないOneDriveに代わってしまった。これは非常に使いにくい。USBをパソコンに差し込むたびに用もないのにOneDriveがシャシャり出で来る。エクセルの表だけのものなら、途中で引っ込むが、表の中に一枚でも写真があると、OneDriveが自分のファイルの中にその全てを取り込もうとする。そんな時は急いでOneDriveの「キャンセル」をクリックする。

 多くの方々は写真の整理を日付ごとになさっているようなのでOneDriveに任せておけば宜しいようだが、私は撮影場所によって分類し、整理している。フィルム時代にきちんと分類して整理しなかった反省から現在では大きく「公園」「寺と神社」「街」等々に分けて、動物園の写真なら「上野動物園」とし、それの番号を付け、それを公園の中にファイルして分類している。従って、OneDriveでパソコンに取り込んだ写真はキャノンが無償で提供しているアプリ(DPP)の名前を付ける機能によって任意の名前を付ける。即ち日本民家園なら、「民家園 58 001」「民家園 58 002」のように一枚一枚の写真にきちんとファイル名を付ける。そして、それを「公園」にファイルしている。こうすることによって、ある写真のファイルナンバーを観れば、いつどこで、どのカメラで、どのレンズを使用して撮ったか一目でわかる。そしてDPPには詳しい撮影データまで表示させることが出来る。

 全てをSSDに変えて快適に使っていたデスクトップパソコンだったが、古いソフトをインストールしたことにより動かなくなってしまった。ヨドバシカメラの修理部門に持ち込んだが、修復不能と云われ、そのまま破棄してもらうことにした。而し、今考えてみれば初期化すればよかったのだ。悔やんでも仕方ない。その時点では初期化することに思いつかなかったので、帰りにパソコンの売り場に寄ってみたが、デスクトップパソコンは一機種しかなかった。それもゲーム専用とかで馬鹿でかく、とても持ち帰れる重さではなかった。仕方なくノートパソコンの一番でかいやつを買ってきたが、使いにくいことこの上ない。ノートパソコンのカーソルをはじめとする必要のない機能を停止し、使い慣れたロジクールのマウスとキーボードをノートパソコンにつなげて使っている。

 そのノートパソコンで、OneDriveのお節介によってとんでもないことが起きてしまった。ディスプレイに置いておいたショートカットのアイコンが全て消えてしまったのである。その顛末については次回に記すことにする。

 神代植物公園の温室に咲いているヒスイカズラを撮りに行く予定だったが、写真仲間から井の頭公園自然文化園のピンクのフジが見ごろだとの電話を頂き、急遽そちらに行くことにした。自然文化園はご存じのように、花がメインではなく動物がメインだ。従ってヒスイカズラを撮るつもりで用意した24-105ミリのレンズを望遠レンズに変えていくのが順当だが、面倒なのでそのままにして行った。

 

 

 


折々の写真&雑感 534

2025年05月04日 | エッセイ

 備蓄米をチビチビ出したのではコメの小売りが下がるわけはない。それどころかどんどん上がっている。自民党がコメの価格を維持するためにこのような政策を行っているとしか考えられない。コメ農家だけを手厚く保護し、我々一般消費者のことをちっとも考えていない。一律5万円の配布だとか食品の消費税を下げるかゼロにするかとかそんなことで国会では野党と自民党は誰が書いたかわからない紙をお互いに読んでいるだけだ。

 もっと根本的なことで物価を下げる努力をしたらどうだ?円の値を上げれば自動車の輸出が不利になると云っているが、その産業に携わる何倍もの人たちが物価高に苦しんでいる。特に年金生活者にはこの物価高は堪える。肥料が上がればコメの値を勝手に上げればいいが、年金は各自の都合で上げたり下げたり出来ない。

 アメリカのコメにはキャルローズだけではなくダイヤモンドGと云うコメもある。この二つはアメリカの代表的なコメで驚くほど値が安い。もう30年以上前になるが、私がこのコメ知った時は、小売価格で日本のコメの二、三割ほどの値段であった。円安の現在でも、大量に輸入すれば、高くても5キロで1,500円以内で販売出来るはずだ。

 備蓄米が緊急の時のための備蓄だと政府が云っているが、今がその緊急時ではないかと考える。前にもこのブログで書いたように、100万トン単位で放出しなければコメの値は下がらない。それなのに出し惜しみするようではそんな備蓄米などは無視し、アメリカからどんどん輸入すればいいではないか。そうすれば、農家も中間業者も慌てて隠し持っているコメを安値で出してくるだろう。そして自分勝手なトランプも喜ぶ。それに縮小してしまった種もみの生産が追い付かず、増産希望の農家にいきわたるのは2年も先だそうだ。その間政府が何も手を打たなければ、5キロで5千円超えのコメを買わなければいけない。自民党にはそんな政策は出来ないだろう。せめてコメの輸入に踏み切ってほしい。

 コメだけではない。野菜、魚、肉等々全ての食品が値上がりを続けている。それを抑えられない自民党は無能としか云いようがない。物価高は円安のせいだと云っているが、円高になるよう修正すればいい。出来ない筈はない。物価の上昇を為替のせいにして何の手も打てない自民党には呆れる。

 創価学会の公明党だが、自民党の暴走を阻止したり、政策を援助したりするために、政府与党に協力していると云っているが全く役に立っていない。創価学会から何人かの大臣を作るために自民党に引っ付いているだけだ。

 久しぶりに写真仲間と神代植物公園に行った。仲間の一人からツツジが見ごろを迎えているとの情報を得て行ったのである。ツツジだけではなく、新緑の中に咲く花々も撮ってきた。

 


折々の写真&雑感 533

2025年04月27日 | エッセイ

 「写真の勧め」。写真は勧められるが、私には学問など勧められない。フィルムで写真を撮っていた時代は、自宅に暗室を作り、自分なりに満足もしていたし、失敗を悔やんだりもしていた。それが白黒からカラーなると、現像だけではなく焼き付けや引き延ばしも大変な技術を必要とし、機材にも莫大な費用がかかると聞いた。白黒のころは現像液の中に手を突っ込み、「大体20度だ」のような気楽な調子で良かったが、カラーとなると電子バットを使い正確に20度になるように設定しなければいい色が絶対に出ないと云われといた。その電子バットは一つ5万円で、それを5つ用意する必要があった。3万円の給料ではカメラ雑誌の懸賞金を足しても、一つ買うのもままならなかった。日舞の舞台写真ではかなり稼いだが、毎月あるわけではないので、その稼ぎは他に使ってしまった。

 仕方なく、街のDPE店に現像と焼き付け、そして引き延ばしを頼んだ。だが気に入ったような色、陰影の調子、トリミングの範囲、何から何まで気に入らなかった。それで、一眼レフでの撮影を諦め、旅行や海外出張の時は安物のバカチョンカメラで単なる記録としての写真しか撮らないようになった。

 或る日、デジタルカメラの広告をテレビで見た。バカチョンカメラにしてはかなり高額だったが、簡単にいい写真が撮れそうだし、その上たった一枚のCFカードで撮影可能枚数が無限に近いようで使い勝手が良さそうだった。いざ買ってみて、実際のカメラの性能や撮った写真の処理方法を説明書を見て判断し、「パソコンを暗室として利用することが出来るのだ!」と喜んだ。そしてすぐに一眼レフカメラを買いに行った。売り場にあった一眼レフは一台がボディーだけで95万円もした。これに最低限必要な一本の標準レンズを付けただけで、当時の年収に匹敵するほどの値段になる。とても無理だ。別の売り場に行ってみると、標準レンズ付きで15万円ほどのカメラがあった。手に取ってファインダーを覗いてみると、軽くてまるでオモチャであった。それは現在のミラーレス・カメラの写りを悪くしたようなファインダーからの眺めであった。その記憶が未だに頭の中に残っており、今でもミラーレス・カメラには抵抗を感じている。

 機材については好みがあるであろうから「写真の勧め」に戻りたい。室内だけの撮影は別として、通常は写真を撮るには外を歩き廻らなければいけない。カメラを操作し、シャッターを押すまでに、特に指先を動かす。また、撮影した写真をDPE店に出してしまう人は別として、殆どの人はパソコンで処理をする。またフォトショップのようなソフトを使って見栄えのいい写真に仕上げる。これまでの動作で頭もかなり使う。

 写真を撮りに行く。実際に写真を撮る。帰宅してからパソコンで種々の処理をする。この一連のことが健康に悪いことはない。指先を動かすことでボケ防止になる。人間は歩けなくなることが一番怖い。だから私は、写真を撮れなくなったら人生は終わりだと自分に云い聞かせ、歩くことと指先を動かしてボケ防止に気を遣っている。

 以下の写真は杉並区の格式高い真盛寺の写真である。この寺院には檀家以外は入れないことを後で知った。出るときは山門から出たが、入るときは小さなくぐり戸から入ったような記憶があるが、定かではない。それで檀家以外は遠慮するようにとの注意書きを見落としてしまったのかもしれない。だが、撮影中、何人もの寺の人たちと顔を合わせたが何も云われなかった。優しい人たちをいいことに図々しく撮影してしまい。非常に申し訳なかった。

 


折々の写真&雑感 532

2025年04月20日 | エッセイ

 外国からの観光客が「日本はゴミが落ちていなくて、とてもきれいだ」と云っているとのテレビ放送を何回も見る。そして観光客は非常に増えているとも放送されている。又、「インバウンド」「インバウンド」とアナウンサーが云っているが、最初は何のことかわからなかった。何回もニュースを見ていると、それは外国からの観光客を意味することらしいことはわかったが、何とも奇妙な英語だ。

 学校で英語を学んだ10年間、アメリカの空軍に勤めて12年、その後はずっと貿易会社を営んできた。而し、その間に「インバウンド」と云う英語を聞いたり読んだりしたことは一度もなかった。またスーパーマーケットで使われている「後出し、先出し」をローリングストックと云っている。これも意味不明だ。それは車両を意味する言葉だと理解している。アメリカでは単に「ローテーション」とか「LIFO(リフォ)」(Last In First Out)と云う言葉が使われている。正確な言葉を知らずに何でも外国語を使うのはどうしてか?世界に誇れる立派な日本語があるではないか!

 貿易業を営んでいた現役のころ、二、三週間か四週間程の出張から戻り、成田から乗ったムジンバスから窓の外を眺めるたびに「なんて日本はきれいなんだ」と感じていた。だが、一寝入りして新宿に着くと、「なんて人が多いんだろう」と感じる。そして観光客が口々に云っているようにゴミは落ちていない。だが、非常に残念だがタバコの吸い殻が落ちているのを時折見かける。

 病院へ行く途中で、恐らく学生だと思うが、歩きを停めてしゃがみこんでいる姿を見かけた。具合が悪いのかと思い近づいてみたら、タバコの吸い殻と近くのごみを拾って自分のポケットに入れていた。「君、偉いね!」と声をかけると、照れくさそうにしていた。このような若者がいる限り、日本の未来は明るい。

 掲載が少し遅れてしまったが、上野動物園の西園の小獣館にマヌルネコの新しい城が出来た。以前の小さい檻と比べるといくらか明るくなって非常に写真が撮りやすくなった。而し、見物人が今までの何倍にも膨れ上がっていた。マヌルネコはガラス越しでしか撮れないので、PLフィルターを装着した方がいい。而し、この状態で立ったまま、PLフィルターをバッグから出し、UVフィルターを外してPLフィルターを装着するのは無理だった。この撮影に適した場所を離れたら二度と戻れない。日を改めて撮り直しに行こう行こうと思っているうちに桜のシーズンになってしまった。この季節の動物園の込み具合を想像すると行く気がしなくなる。だが、必ず行くつもりだ。


折々の写真&雑感 531

2025年04月13日 | エッセイ

 中学からの親しい友人たちと久しぶりに会うことになった。折角だから美味しいお昼を食べることになったが、どの店にしようかと未だに迷っている。こんな時に彼奴が生きていてくれたらと例のトンチキな友人のことを思い出す。彼に相談すれば、最寄りの駅を云っただけで直ぐにどの店がいいかを教えてくれる。彼はとにかく外食が好きで、自宅で食べるよりレストランに行く回数の方が圧倒的に多かったのではないだろうか。その趣味が高じて自分でイタリアン・レストランを開いたのだが、味には通じていても自分では料理を作れなかった。

 青山に開店した時の最初のシェフは非常に腕が良く、料理に魅かれて開店早々から満員で客を断らなければならない日が多くあった。「お前たちでも、来るときはちゃんと予約してから来い」と友人仲間に云ったものだから、「彼奴の店が予約を必要なほどに繁盛する筈はねぇ」と予約をせずに行って断られてしまった友人が何人もいた。そのぐらいに最初のシェフの腕はよかった。私も何度も行っているが、そのたびに大満足であった。

 香港から取引先の客が何人も来たことがあった。友人の店に予約の電話をすると「お前のお客さんなら大歓迎」だとすぐに予約が取れた。一番混む筈の時間なのに、店はガラガラだった。出された料理は以前とは全く味が違っていた。店が空席だらけの理由が分かった。

 友人が、最初のシェフに材料の仕入れにもっと気を遣うように云ったことでシェフとの折り合いが悪くなり、彼は店を辞めてしまったらしい。友人に云わせると、当初の繁盛ぶりから二店目と三店目を一挙に出そうかとも考えていたらしいが、計理士に頼んで仮決算をして貰うとそれほどの利益が上がっていないことが分かった。腕のいいシェフは仕入れ値を高くオーナーである友人に報告し、その差額を自分のものにしていたのだ。雇われては不正が発覚し、また次の店に行き、同じことを何度も繰り返していたようだ。「自分で料理が出来なければ、レストランの経営は無理だ」と私に話した後で青山の店をたたんでしまった。

 以下は全て上野動物園のヘビクイワシである。東武動物公園から2022年にオスを譲り受けて、現在は今までのメスとの二羽になったが、どちらが最初からいるヘビクイワシかの判断が確実にはつかぬ。だが、行動をよく観察していると、幾分小さめの方が以前から居るメスだと見当をつけている。飼育員は尾羽で区別しているようだ。私にとって、ヘビクイワシは一番撮影の難しい被写体である。柵の近くにいるといくら気を付けて檻の柵が映ってしまう。完全に柵が映らないようにするには、彼らがある程度柵から離れてくれないと困る。それに彼らは絶えず動きじっとしていない。首から上は特に激しく動かしている。だから撮るのが難しい反面楽しさがある。