円高歓迎の趣旨を書いた先週のブログに、友人たちから多くのメールが寄せられた。私の意見に賛成して下さった友人も多くいる中で、頑固に円安を主張する友人もいた。これ以上の円高が進めば、輸出立国である日本の経済がもたないと云うのだ。確かに自動車や家電の輸出はやり辛くなるだろう。それは認める。だが、良いものを作れば価格に関係なく売れることに確信を持って頂きたい。
かつて、円は固定相場制で1ドル当り360円であった。それが日本人の努力で良い製品を作り、輸出に精を出して日本は栄えた。結果、円は固定相場制から変動相場制 (フローティング・レート)へと移行した。日本がその政策を取ったのではない、世界からそのようにさせられたのだ。360円だった円相場が、320円、280円、260円、210円と上がって行った。ドル高によって豊かな生活を送っていた駐留アメリカ軍の兵士たちが悲鳴を挙げた。今まで1ドルを出せば360円の物が買えたのに、円高が進んだ結果、1ドル70セントを出さなければ360円の品物が買えなくなったのだ。円が70%も値上がりしたのだ。彼らは口々に「今に見ていろ、必ずドルが強くなるからな!」と我々日本人に悔しそうに吠えた。
360円の固定相場で輸出していた我国の産業が、1ドル210円になって潰れただろうか?それどころか、180円、120円と上がって行ったのだ。トヨタや日産、東芝や三菱が潰れたとか経営不振になったとか聞いたことがあるだろうか。それどころか、中級品でも2万円も3万円も出さなければ買えなかったシェーファーやパーカーの万年筆が1万円を切って買えるようになった。多くの日本人が、今までは夢でしかなかった海外旅行に大挙して行けるようになった。
1ドル当り120円の相場が、110円、105円、或いは100円になったとしても、それほど大騒ぎすることはないと思う。日本は落ち着いて良い製品を作ればいいのだ。このブログをお読みの皆様も、欲しいものは値が張っても何とかしてお買いになっていると思う。自国で開発出来ずに、東芝から機密を盗み出すような、大統領の問題で揺れている国などを相手にせず、また中国や台湾と価格競争などせず、日本は日本の良いものを輸出することに心がければいいと思う。何万円か何百万円かの商品に円相場が1円上がっただの下がっただのと大騒ぎすること自体が可笑しいのだ。仮に10%や20% 売値が上がったとしても、良いものであれば必ず売れる。自社の製品に自信と誇りを持って頂きたい。経済の問題に門外漢の政治家が、選挙目当てで的外れの事を云っても無視すればいい。
先週に続いてころ柿の写真であるが、今回は塩山駅のすぐ目の前にある「甘草屋敷」の写真である。ご存知のように、高野家は江戸幕府の要請で漢方薬の原料となる「甘草」を栽培していた。この建物は現在重要文化財となっている。
渋柿を干す紐はビニールのものを使うのが普通になっているが、この甘草屋敷では木綿の紐を用いている。「その方が、写真を撮る方にとっていいでしょう」と、ここで働いていらっしゃる優し気なご婦人が説明して下さった。実にありがたい。

キャノンEOS5DにEF24-105mm、4Lを装着。 ISO:200、 f11、 1/60秒、 露出補正:-1、 WB:オート。

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かつて、円は固定相場制で1ドル当り360円であった。それが日本人の努力で良い製品を作り、輸出に精を出して日本は栄えた。結果、円は固定相場制から変動相場制 (フローティング・レート)へと移行した。日本がその政策を取ったのではない、世界からそのようにさせられたのだ。360円だった円相場が、320円、280円、260円、210円と上がって行った。ドル高によって豊かな生活を送っていた駐留アメリカ軍の兵士たちが悲鳴を挙げた。今まで1ドルを出せば360円の物が買えたのに、円高が進んだ結果、1ドル70セントを出さなければ360円の品物が買えなくなったのだ。円が70%も値上がりしたのだ。彼らは口々に「今に見ていろ、必ずドルが強くなるからな!」と我々日本人に悔しそうに吠えた。
360円の固定相場で輸出していた我国の産業が、1ドル210円になって潰れただろうか?それどころか、180円、120円と上がって行ったのだ。トヨタや日産、東芝や三菱が潰れたとか経営不振になったとか聞いたことがあるだろうか。それどころか、中級品でも2万円も3万円も出さなければ買えなかったシェーファーやパーカーの万年筆が1万円を切って買えるようになった。多くの日本人が、今までは夢でしかなかった海外旅行に大挙して行けるようになった。
1ドル当り120円の相場が、110円、105円、或いは100円になったとしても、それほど大騒ぎすることはないと思う。日本は落ち着いて良い製品を作ればいいのだ。このブログをお読みの皆様も、欲しいものは値が張っても何とかしてお買いになっていると思う。自国で開発出来ずに、東芝から機密を盗み出すような、大統領の問題で揺れている国などを相手にせず、また中国や台湾と価格競争などせず、日本は日本の良いものを輸出することに心がければいいと思う。何万円か何百万円かの商品に円相場が1円上がっただの下がっただのと大騒ぎすること自体が可笑しいのだ。仮に10%や20% 売値が上がったとしても、良いものであれば必ず売れる。自社の製品に自信と誇りを持って頂きたい。経済の問題に門外漢の政治家が、選挙目当てで的外れの事を云っても無視すればいい。
先週に続いてころ柿の写真であるが、今回は塩山駅のすぐ目の前にある「甘草屋敷」の写真である。ご存知のように、高野家は江戸幕府の要請で漢方薬の原料となる「甘草」を栽培していた。この建物は現在重要文化財となっている。
渋柿を干す紐はビニールのものを使うのが普通になっているが、この甘草屋敷では木綿の紐を用いている。「その方が、写真を撮る方にとっていいでしょう」と、ここで働いていらっしゃる優し気なご婦人が説明して下さった。実にありがたい。

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