1月19日付の「折々の写真&雑感」#519の続きである。予約を受けて頂いた日の指定の時間までに行き、心臓血管外科の医師の診断を受けた。一見して医師は全く問題ないような態度をした。「どうします?検査をしますか?」と聞かれた。検査をしても何も出ないだろうが、紹介状の手前、検査をしておこうかと考えているようだった。「先生はどう思います?問題ないようでしたら受けたくありません」と云うと、医師は安堵した様子だった。そして「膝から下をぎゅっと締めるソックスがあります。それを履いたらどうですか?」と勧められた。写真仲間の看護婦さんからも勧められていたソックスだった。翌日に早速買いに行った。
撮影で長く歩くとき、撮った写真の処理で長い時間をパソコンと過ごすときもそのソックス「メディキュット」を履いていた。非常に軽快であった。だが、それから2週間もしないうちに右足の太ももの正面が打撲を受けたような痛みを感じ、その内側はヒリヒリする痛みを感じた。而し、お風呂に入るとどちらの痛みも緩和された。だが、就寝前になると痛みがひどくなる。心臓血管外科の予約を申し込んだが、取れたのは一か月も先であった。痛みがますますひどくなったので、予約センターにその旨を伝えると、その日の午前中に「救急外来」に来るように云われた。行くと、担当の看護婦さんから診察室に案内され、「先生はすぐに来ます」と云われた。早速に血液検査、両手と両足を同時に行う血圧測定、造影剤を使ってのMRI検査。全てを終わって担当の医師は考え込んでしまった。「血管には何処も異常はないです。ただ足の裏が少し、、、。でも問題ないです」と非常に困った表情をした。「循環器内科の診察を受ければわかるかもしれません」と云い、痛み止めにとロキソニンテープと痛み止めの薬を処方してくれた。
だが、痛みの問題だけで、血管に異常がないことが分かっただけでも気が楽になった。そして、因果関係があるかどうか、メディキュットのメーカーに電話してみると、今までにそのような症状を訴えた利用者は皆無との事だった。
お風呂に入った後で、ロキソニンテープを張ったが、どうもしっくりいかなかった。それで以前の使い残りのゲルタイプのものを、痛さを堪えながら患部に摺り込んだ。そして、血管に問題がないならとマッサージをしてみた。驚いたことに痛みがどんどん和らいでいった。循環器内科の診察を受けるのはもう少し先にしようと決めた。
歩かなければ歩けなくなると思い、足のリハビリを兼ねて裏の団地の花壇に写真を撮り行ったが今の時期はロクな花はなかった。それに、期待していたスノードロップは影も形もなかった。風が強く、日陰に入ると非常な寒さだった。