「風林火山」第六回。

冒頭から甲斐の国。
あれ、勘助は駿河の領地にいるけど、誰が出てくるんだろう。
って思っていたら、ミツの兄ちゃん。

じゃなくて勘助だった！！（いつ戻ったの？）

「何で武田軍が来なーい！！」

って兄ちゃんに怒鳴っていたけど、

こっそりと（？）人目につかないように橋の影に
引きずり込んだ意味がありません。（爆）

当然、兄ちゃんは下っ端なんで知る由もなし。
板垣さんだって、直前に信虎が方向転換したことを知って
驚いてたくらだからね。
これで信虎を引き摺り出せたら、ミツの仇を取れる！
と踏んでの「花倉の乱」
嗚呼それなのに、それなのに。

雪斎が武田領内にきたこと。
晴信の婚礼が決まったこと。
そして、晴信の婚礼に関しては寿桂尼が絡んでいたこと。

これらを知った勘助は、全ての事情を知ることに。

さてさて。
逃げ延びた福島（くしま）さん。
武田家臣・前島さんの所に逃げ延びることに。
しかーし。
信虎の非情な命令により、敢え無く最期を迎えることに……。

つーかさ。
信虎ってある意味凄い人だよね。
「福島に見方しよう」
言っておきながら、敵対する雪斎からの「公家の娘との婚姻」
って条件に涎たらして飛び付いちゃったし。
そんで今度は邪魔な存在になった福島さんをあっさりと見限り、
果ては庇った人は即処刑。

っておいおい。
晴信じゃなくったって、その理不尽な行為に唖然とするよ。
多分、信虎は目先の利益の大きいほうへ行動してるんだろうけどさ。

しかし、そんな信虎に忠節を尽くすのが、小山田氏。
お屋形様の命を受けたのをいいことに、逃れてきたテリー福島を成敗。
しかも、匿っていた前島さんも処分されることに。

で、さすがの晴信も怒鳴られるのを覚悟で進言しに行ったんだけど、
やっぱダメだったね。
眠たそうな声の信虎によって、してやられてしまいました。


家臣同士では、小山田さんと不穏な空気が広がってるしなー。

武田家、分裂の危機か！？
（まあ、武田家臣一同って、ある意味“烏合の衆”だからなあ）


さて、今川では。
仕官をしたいと勘助、今川義元と会うことに。
しかしながら、義元は勘助に褒美を取らせるだけで、
彼を仕官させるつもりじゃなかったらしい。

しかも、勘助の容姿はいたく気に障ったらしいし。

その醜い顔を毎日毎日オレに
拝ます気かああ！！

と、一気に怒りモードの義元様。
↑かなり身勝手な理論。


ところでこのシーン。
後々よく考えてみたら、平社員から始めようとしないで
いきなり社長秘書になりたい（？）言ってんのと同じなのかなー。と。
それじゃあ印象悪いよなー。

と納得。ガッテン。ガッテン。ガッテン。
（ｂｙＮＨＫ「ためしてガッテン」）


義元は勘助という存在に、不審なものを感じたのだろうか。
自分が何を考えているのか当てさせるシーンは、ちょっと恐かった
ですけどね。


それでも、このシーン。
眼帯外して、己の全てを見せて、一生懸命になって士官を願う
内野勘助が憐れで仕方が無い。
見ていて、
「もういいから、これ以上止めとけよ勘助」
って言いたくなりましたよ。


その後。
大叔父の庵原さんには不満をぶち撒けられる始末。
恩賞もないばかりか、実質“勘助の目付け役”ってのが、
更に大叔父の屈辱を煽ったようで。

ぶつくさとぼやく庵原さんの言葉を聞いて、勘助、これにちょっと
傷ついちゃったみたい。
しゅん、となっちゃう所がまるで、
主人に叱られて尾っぽを引っ込めるワンコのようでした。


結局、ミツの復讐の為に勘助がやろうとした事は
全て裏目に出ちゃって、山本家にとっても八方塞状態。

でも、どんな方法であっても信虎を討つことしか考えてない勘助。
ついに駿河の領地を出ることを決意してしまったらしいです。

そこで浮かぶは、晴信の顔。
ミツの回想の時ですら映像出てこなかったのに、
晴信の姿はちゃーんと焼き付いているんですね。　勘助。（笑）

という突っ込みは置いといて。

なんとも晴れやかな顔で、
「恨みでは、この武田は討てんぞ」
って、まるで

お前を理解してやれるのはオレだけだ。

と言わんばかりのその晴信のセリフに、改めてムカつく勘助。

誰がお前の思い通りになるかあああ！

と、小田原へ向かってゆくのでした。

つーか勘助。


お前までもがツンデレかよ！（爆）

↑天下のＨＮＫまでもがツンデレの餌食に……。（ウソウソ）

まあ、昔からそういうツンデレキャラっていますし大好物だから、
私的には内野さんのツンデレオッケーですけどね！
↑おい。


ところで、今回は晴信の婚礼がありましたね。
今回の三条夫人は池脇千鶴ちゃん。
今までのイメージだと、三条夫人いえば公家出身ってことで、
それこそ高飛車な感じのツンデレ系←しつこい。

がイメージらしいのですが、千鶴ちゃんは何とも可愛らしい三条夫人で、
個人的には好みかも～。

お公家さんの出身、とのことで、イメージ的には京都って街は
きらびやか～なんですけど、当時はそうでもなかったらしい。

やはり天候不順が災いし、飢饉や暴動などで荒んだ状況。
京を離れて暮らそうにも中々出来ないことから、大名との婚礼に乗じて
避難してゆく公家達も多かったらしい。
って事を聞くと、今回の三条夫人にしてもまた同じことだったんだね。
たまたま、ここ甲斐の国になってしまっただけ。

だから、京でなければどこでもいい、なんて。

でも、晴信さんは本当に優しくて男気のあるって事を見せたので
三条夫人にもそれは好印象のようです。

ところで亀やんの喋りは歌舞伎のクセがそのままなんで、
妙に舞台調子に聞こえてしまうのが難点かなー。

つか、亀やんが女形だとは、公式ＨＰ見るまで知りませんでしたが。
（ってことは、香川さんが歌舞伎の家に引き取られてたら女形やってたんだろーか……。
と一瞬考えてしまったよ）
千鶴ちゃんに、着物の美しい着こなし方を伝授する亀やん……。

それ考えながら見ちゃうと、あの夫婦がまるで女子同士の関係に
見えちゃうんだよなあ。。。
そんで、腐女子同士だったらどうしよう……。
っておいおい。（びしす）



さてさて、そっちは置いといて。
今川に仕官することを諦めた勘助は、偶然にも北条を抜けようとする
青木とかいう男と再会。
つーか、ソイツ自身めっちゃ胡散臭いんですけど。

今川への仕官を勘助に頼み、しかも、北条にも間者がいる、という
情報まで洩らしちゃいました。
青木の情報を元に、北条氏康との対面を果たす勘助。

しかーし。

その間者とやらは、既に氏康に取り込まれており、二重スパイを
勤めている状態。

“重大な情報”言ってる割には詰めが甘いぞ青木！！


つか、この調子じゃあお前みたいなのは、
どこ行っても同じ　だと思うが……。

何かね、
「この会社は自分に合わねェし、第一上司が悪い」
なんて我が侭言って、全部会社の所為にして途中で勝手に退職しちゃう
若者と一緒だと思いました。（苦笑）


人の心を読むとか言っていたくせに、義元はおろか氏康にも
してやられちゃう勘助。しかも、運の悪いことに、「花倉の乱」の際、
逃げ込んだ福島の嫡男が、なんとここにいたー！！

（信虎に復讐する為）北条に仕官したいと願う勘助には、
早速ピンチが！！

果たして勘助は、無事北条に仕官でき……ねェよな。
この流れだと。うん。



そんな次回予告では、いよいよ晴信初陣ですね！

しかし、その時の晴信の行動を信虎は気に入らず、
親子の仲は取り返しのつかないくらい悪くなっていくらしい。。。

あっちもこっちもそっちも大変だけど、
北条氏康もかなりの御仁と見た！

嗚呼、戦国時代って曲者揃いで楽し～い。


頑張れ勘助！　負けるな勘助！

晴信に正式採用されるまで、あと何日？？？（笑）