■■■質問■■■
ブランド買取店(大黒屋やコメ兵など)がWeb会議システムを活用して、
商品の目利きにマイクロスコープカメラで細部をチェックしたり、希少技能人材の活用としてメディア一元化するなどの工夫や業務スタイルの変化などをとり入れている例はありますか?
またその新規性や業務フローの説明をお願いします。
■■■回答■■■
ブランド買取店がWeb会議システムやマイクロスコープカメラなどの最先端技術、さらにリモートによる希少人材の活用やメディア一元化を取り入れる事例が増えています。以下、代表的な事例とその新規性、業務フローについて解説します。
▶代表的な導入事例
1. 大黒屋
・AI写真査定技術と画像認識AIを活用し、スマホで撮影されたブランド品画像をチャットで送信→AIがモデル・型番を特定し、数秒で査定額を提示。
・店舗に行かなくてもWeb上で査定・取引が完結し、鑑定士による最終確認後に正式な買取金額が決定する仕組み。
・遠隔でプロの目利きを活用しつつ、写真や映像の細部まで自動・人的にチェックできるのが特徴で、今後はLINEなどのメディアと連携し業務を一元化する方向。
2. コメ兵(参考事例)
・マイクロスコープカメラで商品を拡大撮影し、AIが真贋判定を実施。
・担当者がWeb会議システムを使い、遠隔地の専門家や鑑定士と映像・写真共有しながら細部(縫製・傷・印字など)をチェック。
・拡大画像データ×AI×人的なレビューを組み合わせることで、希少な専門人材を全国から効率的に活用可能に。
▶新規性
・AI+マイクロスコープ連携による高度な自動化:従来は熟練鑑定士が店舗に常駐し、肉眼で商品を判別していましたが、画像認識AIやマイクロスコープによって高精度・短時間で目利きできるようになっています。
・メディア一元化による対応スピード向上:「LINE」やWeb会議ツールと社内在庫管理システムを統合し、多拠点・多媒体で一括対応。出張・支店を跨いでも一元管理化が進み、希少な鑑定人材を全国の店舗・顧客と結びつけることが可能に。
・業務属人化からの脱却とリモートワーク化:プロ人材のノウハウをAIに集約し共有することで、リモートでも質の高い目利きと接客ができる体制を整備。
▶主な業務フロー(例)
1.顧客がスマホ・PCからWebやLINEで査定依頼。
2.商品をスマホやマイクロスコープカメラで撮影→画像を送信。
3.画像認識AIまたは遠隔地の鑑定士が画像・映像を目視+AI解析。
4.必要に応じWeb会議で希少人材を招集、メディア一元化プラットフォーム上で多拠点対応。
5.査定額や真贋をオンライン上で即時回答し、顧客が承諾後、商品送付・入金へ。
6.高度な場合は現物送付後、追加でプロ鑑定士がチェックする体制も。
このように、業界では「来店不要」「熟練目利きの全国活用」「スピード化」「属人性排除」に向けた業務革新が進んでいます。
・(大黒屋AI写真査定事例)
最新ニュース - 大黒屋ホールディングス株式会社 | DAIKOKUYA HOLDINGS
・(コメ兵 マイクロスコープ×AI事例)
【バッグ買取 38万円(LBS)】 ブランドバッグをAIが査定!買取激戦区・名古屋
ご訪問くださいましてありがとうございます。
私もブランド買取店には行ったことはありませんが、こんなに町中でショップをたくさん見かけるのに、
鑑定士の方が足りなくなっちゃわないのだろうか?という疑問がありました。
それをマイクロスコープカメラでWebから遠隔鑑定できるなんて、テクノロジーの進歩は本当にすごいと思います。
このブログではキーボードの話題だけでなく、身近な暮らしの情報も取り扱っていきたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。