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空き家問題から高齢化問題や障がい者問題を考え、皆さんが楽しく活躍できる社会を提案する大田区の会社 PHCのブログ

当初空き家問題から高齢・障がい者問題に繋がっていきました。そういう問題、皆が活躍できる社会にしていくためのブログです。

実家の将来について

2016-12-29 11:03:25 | 空き家活用
みなさん、こんにちは。
大田区空き家管理・活用の会社PHC(プレシャスハウス)です。
今日の記事はこれです(東京新聞TOKYO Web12/28付)
<空き家を生かす!!>実家の将来、売却か相続か 親自身が早めに決断を

高齢の親だけで暮らす実家は、親が亡くなると空き家になって、人口減少に直面する地方都市では、売るに売れない事態に陥る可能性が高くなる。実家を空き家にしないために、専門家は「現時点でいくらくらいで売却できるか調べ、親自身が売るかどうかを早めに決断するべきだ」と指摘する。「地方都市の中古物件はどんどん売りにくくなっており、できる限り早く売ろうと動いた方が有利。地元の不動産業者はいくらくらいなら売れるかといった情報を知っています」と相談を勧める。・・・とのこと。

実家の空き家問題。両親は実家に住み続け、子は都心部に自宅を構えている。両親は高齢化により施設などに入り実家が空き家になるものの、どうしたらいいか分からず、そのままにしておく。結果空き家のままにしておき日にちが過ぎていく・・・、といったパターンが多いと思います。確かに不動産屋さんに相談行っても、建物の価値は20年以上過ぎればほぼ0なので土地の価格のみになってしまいます。地方の田舎に行けば土地の価格は下落しており、不動産屋の査定価格も思っていた以上に安く、売却を断念しそのままにしているというケースがあります。ただそうやって売却を後伸ばしにしたところで、何も問題が解決していません。それどころか逆に問題をさらに大きくしているのです。管理されていないそのままの物件ですと自宅の劣化は早く、さらにひどくなってしまい、二進も三進もいかなくなってしまうのです。

弊社も相談でよくあるのは「実家を売却したら死んだ親が悲しむ」と言われます。確かに親が悲しむかもしれませんが、そのまま放置して荒れ果てていく方がもっと親は悲しむと思います。早めに「売却するか?」「賃貸にするか?」などを決め、早めの対処方法をすることによっていい結果が得られるのです。その方が親は喜ばれると思うのです。また「実家の近くに両親のお墓がある」という方もおられます。そういう方の大半は今住んでおられるところと実家が離れており、お墓参りをするためだけに実家に行かれているのです。そうであるなら、私はお墓を閉める「墓締め」を行ってから、お墓を住まわれているところの近くのお寺に預けて「永大供養」をすることを進めています。そののち空き家を「売却するか?」「賃貸にするか?」などを決めてもらう。そうすることによって空き家問題から解放され、お墓も近くになりお参りしやすくなるのです。どっちにしろ早めの対応が要求されます。

正月ということで実家に帰省される方も多いと思います。こういう時だからこそ、正月にみなさんで今後の実家についてよく話し合って、いい解決方法をみなさんで見つけていけばいいのではないでしょうか。