みなさん、こんにちは。
大田区の会社PHCです。
最近、テレビで車いすの方をゲストに呼んで車いすの生活について話を聞く番組を見ました。そこでは普段健常者の方が何気に生活していることが、車いすの方にとっては大変なことであるということをやっていました。
例えば・・・
住まいには段差がいっぱいある・・・これは自宅(この方はマンションで一人暮らしの方でした)で生活する場合、車いすは大きく、生活の邪魔になるため普段は玄関に車いすを置いて杖で室内を移動されていました。マンションもバリアフリーになっているわけでないので、お風呂場やトイレ、廊下と室内の間には少しではあるが段差があります。その少しの段差でも車いすの方にとっては大きな負担になります。
点字ブロックを通ると車いすが倒れそうになる・・・これは道に付いてある視覚障がい者の方々にとっては大切な案内とある点字ブロック。道にも点字ブロックはありますがそこを車いすで通ると凸凹して車いすが倒れそうになるとのこと。視覚障がい者の方にとって大切なことが車いすの方にとっては危険なことだというのは皮肉ですね。
車いすの方にとって登坂は一苦労・・・これは電動車いすはそれほど問題ありませんが、自分で漕ぐタイプの車いすだと、少しの登坂でも大変。
電車を乗るのも一苦労・・・駅でよく車いすに乗っている方をよく見かけます。その際、駅員さんが後ろで板みたいなのを持っておられますが、これは電車の扉とホームの隙間において車いすの方がスムーズに乗車できるものですが、これを今度は降りる駅でも同じようなことをしなければならず、乗車駅と降車駅の連携が必要となります。そのために連携がうまくいくまで電車2~3本乗り過ごさないといけなく、隣の駅に行くんまで40分かかったとのこと。
こういった我々にとって当たり前なことも車いすの方にとっては外出は一仕事って感じになります。皆さんも車いすを見かければ「お手伝いしましょうか?」という一言をかけるということも大切かと思います。