現行法の少年法の見直しが必要？

埼玉県東松山市の河川敷で、16歳の井上翼さんの遺体が見つかった。全裸で溺死させられ、発見時には体の半分以上が砂利に埋まっていた。顔には殴打された複数の傷があった。埼玉県警は、１４～17歳の少年5人を殺人容疑で逮捕した。うち2人は地元の不良グループに属する無職少年で、残る3人は中学生だ。ささいな動機と、重大な結果との落差に唖然とする。あまりにも短絡的な犯行と言うほかない。
川崎の事件の教訓が生かされなかったのは残念である。現行の少年法は、少年の保護と更生に主眼を置く。川崎の事件などを契機に見直しを
急ぐ必要が求められる。

＜親の希望次々消して子は育つ＞

名古屋市で小学校6年生の佐竹崚太君が（１２）が刺殺された事件には胸がふさがる。「成績が思わしくなく、勉強させようとして口論に
なった」。逮捕された会社員の父親（４８）はそう供述している。蕾を散らせて、どうする！「青い山脈」や「長崎の鐘」などで知られる歌手の藤山一郎さんは少年の頃、勉強が苦手だったらしい。慶応普通部を卒業する時の成績は52人中51番だったと、文芸春秋編にある。因みに52番が「芸術は爆発だ！」の岡本太郎さんであったという。かろうじてビリをまぬかれた藤山さんは東京音楽学校（いまの東京芸術大学）に進み、こちらは主席で卒業している。尻を叩かれても咲かなかった花が、めぐる季節には黙っていても咲く。なんの分野であれ、才能とはそうゆうものなのだろう。それがごく普通の家庭の風景である。生きてさえあればいつか、父子で昔話しを肴に酒を酌み交わす日もあっただろう。

障害者が安心出来る社会に

東京メトロ銀座線青山1丁目駅で、視覚障碍者の男性がホームから線路上に転落して電車にはねられ、なくなった。あってはならない事故だ。転落を防ぐためのホームドアーは未設置だという。都会ではどの駅でも当たり前のように設置されていると思っていたので驚いた。
駅のホームドアーの設置を含め、もっともっと障害者が安心して暮らせる環境を作っていかなくてはいけないと思う。何よりも命を守る
事を大切に考えてほしい。

体操・44年ぶりの2大会連続の金

男子個人総合決勝で内村航平（２７）が6種目合計９２・３６５点をマークし、44年ぶり2連覇を果たした。最終種目の鉄棒で
新採点方式になった06年以降の五輪と世界選手権では、最小となる０、０９９点差で振り切った。内村選手は完璧な着地で１５，８００点。大逆転で個人総合連覇が決まった。見事な演技と勝負度胸満点の鉄棒の演技でした。日本の未来を見通うす人材の育成が急務だ。

美しい演技が世界を制した

体操ニッポンの面目躍如である。リオジャネイロ五輪の体操男子団体総合で日本が優勝した。２００４年アテネ五輪以来となる通算７度目の
金メダルだ。宿題を達成した内村航平・加藤凌平・山室光史・田中祐典・白井健三・の５選手に拍手を送りたい。これまでのメダルよりも
重さが「倍以上に感じる」という内村選手の言葉が印象的だった。チーム全体でミスをカバーし、制度の高い演技でロシアと中国を退けた
底力は見事だ。見る者を魅力する日本の美しい体操の伝統は、確実に引き継がれている。