池の水を全部抜く大作戦が撮影された岐阜県羽島郡笠松町木曾川河畔のトンボ池で、目的の外来魚駆除の
際主催者側の対応が十分でなく、在来魚が大量死したとの参加者の声がインターネット上で話題になっている。
池干は、全国各地で行われているが、専門家は「在来生物が多く生息する池では、駆除と保護を同時に行うのは
難しい。事前に専門家に相談すべき」と指摘する。「池の水」は池干しをして水質改善や、外来種駆除を
図る番組。今回の撮影は2月18日に行われた。同池でトンボの保護活動を続ける「トンボ池を守る会」【笠松町】
が番組に応募した。会員の他、大学生や農林高校生のボランティア・一般参加者ら千人以上が県内外から集まった。
生物保管の容器が足りず一方大勢の参加者が踏み荒らした事で、池の中が酸欠となり在来種を含む小魚の死体が浮いている。
状況だった。複数の参加者がツイッターに投稿。参加者に指示を出す専門家が少なく、捕獲した生物を保管する容器も
足りていなかったとの不満が書き込まれた。主催者である守る会の会長【72】は「今回はヤゴを食べる外来魚の
駆除が目的と生物の生息状況が分かったと、意義を語る。只想定の倍近くになった参加者に戸惑い「池への制限はしていなかった
全てに目を配るのは、無理だった」と話す。守る会は昨年12月に番組に応募し、今年1月に管理者の国土交通省から
許可を得た。制作会社のスタップとは2度現地確認したが、専門家は、不在だった。今回番組側が専門家や水を抜く
業者を手配し、守る会は、参加者の募集を担った。テレビ東京広報部は、「様々な意見が出ている事は承知している。
皆様の声に真摯に向き合い専門家の話も引き合いに続期伺いながら、今後の番組制作に生かしたい」とコメントしている。