成人式について、あるニュースを見ましたのでご紹介します。是非読んでください。
昨今、成人式では新成人のパフォーマンスのみが注目をあびて、その意義が問われています。
「成人式発祥の地」云々はともかく、諸塚村の1月3日に行われる成人式は、本来の姿を思い起こさせる素晴らしいものだと感じました。
スーツ姿の成人式というのにも、参加率100%ということにも驚きました。
記事にもありましたが、中学卒業後故郷を離れて進学せざるを得ない村の現実が、より同胞の結びつきを強めているのでしょう。
私たちは、多くの人並みの中で生きている為、人間的ふれあいを軽んじ(疲弊し)、より孤独感を味わう結果となっています。
かく言う私も、人付き合いが苦手でひたすら「緘黙」になる傾向の人間の一人です。

そんな私も、今年は成人式の二次会に呼ばれました。
実は、退職オヤジは中学校の理科教師をしていたので、かつての同僚とお呼ばれしたのです。
幹事の子の尽力で執り行われたパーティーはとても楽しい時間でした。
そこでは、アルコールは振る舞われず、度が過ぎる個人のパフォーマンスもありません。
唯々、中学生時代を懐かしみつつ、現状報告の交換で盛り上がっていたのです。
彼らの変貌ぶり(良い意味で)に驚かされると共に、こんなオヤジに挨拶してくれた教え子の名前が出てこなかった自分が情けなかった。
マイクの前では伝えきれませんでしたが、彼らには激動の世の中で目先のことにとらわれず、本当に大切なものをしっかり握りしめて、人の為自分の為に素晴らしい人生を送ってほしいと思います。
若い女性たちに囲まれた退職オヤジは、ニヤついて一緒にカメラ(スマホ)の前に立っていたのでした。