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退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

LINE

2024年03月22日 13時38分38秒 | 本を読みました

最近、オヤジ仲間の連絡もLINEで行うようになりました。

ラインの「グループ」という奴です。


特に、歳と共に『悪意なく約束を破る(ただ単に忘れてしまう)』ことがふえたと自覚している自分にとって、トークのやりとりが文章として残ることは、この上なくありがたい。


そこで、LINEについて勉強して自慢しようと、この本を買い求めました。


メールと写真が送れる、無料通話が出来る・・・くらいは知っていたのですが、出来ることが多く、唯一解ったことは「機能が多岐にわたり覚えきれない」ということでした。

例えば、・プロフィール画像 ・QRコード ・地図上で現在位置を知らせる ・オープンチャット? ・LINE VOOM?? ・プッシュ通知??? 等々

 


東日本大震災がその開発の発端だと言われるLINEは2011年6月23日にスタートしました。

僅か13年でここまで普及するとは。

時代は、私の予想を遙かに超えたスピードで変化しているのだと実感させられます。

 

トーク画面の背景を変えることができたので、今度友達のジジイに会ったら自慢しようと思います。


新・風に吹かれて

2024年03月15日 15時46分27秒 | 本を読みました

五木寛之氏の『新・風に吹かれて』を読みました。

前回「風に吹かれて」に続き、40年後に感じていることに興味を持って読んでみました。

 

内容は、高齢者となった著者だけあって、頷けることがふんだんに含まれていました。


「努力しても努力できる人間にはなれない」・・・なんて、読んでいて救われる気分になりました。

 


風に吹かれて

2024年03月08日 08時15分15秒 | 本を読みました

五木寛之氏の『風に吹かれて』を読みました。

氏の「孤独のすすめ」を読み、普段エッセイというモノは読まないのですが。興味を持ちました。

 

ところが、どの本屋さんにも置いてない。出版元に問い合わせて頂いても無いとのこと。

古本屋の『F市場』や『Bオフ』でも見つかりませんでした。

 

最後の砦、図書館にも行きましたが、ありませんでした。

そこで自分の探し方が悪いのかと、ダメ元で司書の方に聞いたところ、ここには無いが系列の支所には1冊だけあるとのこと。

仮予約して頂いた支所に車を飛ばして出向き、やっと手にすることが出来ました。司書の方に感謝です。

 

内容は、1967年に発表されたエッセイ集ですので、戦後日本の裏側を扱うものが多く、私には新鮮でした。


これから図書館に返却に行きます。

これを読んでいたら、高校の級友が授業中に「青春の門」を読んでいたことを思い出しました。


孤独のすすめ

2024年02月26日 05時34分27秒 | 本を読みました

五木寛之氏の『孤独のすすめ』を読みました。

野暮用で広島まで行く機会があり、新幹線車中で読む本にいいかなと思って、書店で衝動買いしました。

人生は青春・朱夏・白秋・玄冬の四つの季節が巡っていくことが自然の摂理で、そのうちの「玄冬」の生き方について記されていました。
(青春・朱夏・白秋・玄冬の考え方は、古代中国の「陰陽五行説」から生まれたとのことです)


内容は、

第1章 「老い」とは何ですか
第2章 「下山」の醍醐味
第3章  老化と回想力
第4章 「世代」から「階級」へ
第5章  なぜ不安になるのか
第6章  まず「気づく」こと


流石に文筆家の重鎮だけあってとても読みやすく、なるほどと頷ける部分が数多ありました。


衝撃的だったのは、比較的恵まれている玄冬世代に対し、その他の世代から「嫌老感」をもたれつつ有ると云うこと。
そして、その感覚は、年金制度など具体的な対立が生む「階級闘争」へと発展しかねない・・・という下りです。

本には『高齢者とはいえ、ひとりの国民として、社会が直面する課題に向き合っていくことが、今ほど必要とされている時代は、ないように思うのです。私が高齢者のひとりとして「自覚した老人」の重要性を考える理由は、そこにもあります。
とありました。

 

老化に抗いつつも日々返り討ちに遭って落ち込んでいる人や、まだまだ若者には負けないと自信を持っている人には、絶対に読んで欲しいと思いました。


安部晋三回顧録

2024年02月23日 05時24分25秒 | 本を読みました

『安部晋三回顧録』と言う本を読みました。

「回顧録」というものを手にするのが初めてだったので、比較するものが無く、どう評価して良いものか解りませんでした。

安倍政権の実績については趣を異にする自分ですが、そんな私だからこそ読むべきと考えたし、回顧録というものには歴史的資料としての価値もあると思い手に取った次第です。

編集者の質問に答える形で書かれていたので読みやすいものでしたが、内容は、「自慢」と「言い訳」に終始しているように思えました。(それが回顧録というものなのでしょうか?)


比較的解りやすい『アベノマスク』の項目の中で本人は、
・・・批判はありましたが、あの布製マスクが流通したことで、業者は抱えていた在庫を出し、店頭やネットの値段が落ち着いたのは事実でしょう。・・・若い子があのマスクをプレゼントに使ったり、刺繍をしたりして、結構評価もされましたよ。・・・』と評価しています。


Wikipediaによれば、
約260億円をかけて全世帯に2枚ずつ配布した。
全体の3割近い8300万枚が配りきれないまま倉庫に保管されていることが確認された。
2020年8月から2021年3月にかけての保管費用が、約6億円にのぼることも判明している。
この保管分の検品を実施した際、約15%となる1100万枚が不良品と判明し、さらにこうした検品費用として、約20億9,200万円の追加支出が発生していることを明らかにした。
岸田首相はすでに高性能マスクが十分に備蓄されるようになっているとして、希望者に配布するなどしたうえで、これらの在庫分を年度内にすべて廃棄する方針を表明した。この廃棄処分の費用は約6,000万円に上ると報道された。
マスク配布が決定した際の読売新聞社の世論調査では、この方針を「評価しない」が73%と多数であった。
配布された「アベノマスク」を使用している人は8月の時点でも 3.5% にとどまり、今後も使い続けたいと回答した人は 2% にとどまった。

取り巻きの人たちは、正しい情報を伝えなかったのではないかとさえ思いました。


政治家一族に産まれ、21光(7光×3代)の下で育ち、市井を知らなかったのではないかと思われる節があります。

残念だったのは、周りに居る人たちを「味方」と「敵」の2種類に評価して、異見の持ち主はごく一部だと信じ、それらは切り捨てるという姿勢がにじみ出ていたことです。


読んでいて変な疲れが残りました。