山本周五郎氏の『 日日平安 』という本を読みました。
BSで『椿三十郎』を観て、改めて良い映画だな~と思ったのですが、脚本は山本周五郎氏の短篇「日日平安(にちにちへいあん)」をもとにしたものと知り、早速読んでみました。
内容は、映画とはずいぶん異なるものでしたが、睦田夫人と千鳥のキャラは変わらず、馬草小屋での台詞もそのままでした。
この日日平安も良いのですが、やはりここから椿三十郎を作り上げた黒澤組のすごさを再確認する機会となりました。
山本周五郎氏の『 日日平安 』という本を読みました。
BSで『椿三十郎』を観て、改めて良い映画だな~と思ったのですが、脚本は山本周五郎氏の短篇「日日平安(にちにちへいあん)」をもとにしたものと知り、早速読んでみました。
内容は、映画とはずいぶん異なるものでしたが、睦田夫人と千鳥のキャラは変わらず、馬草小屋での台詞もそのままでした。
この日日平安も良いのですが、やはりここから椿三十郎を作り上げた黒澤組のすごさを再確認する機会となりました。
適菜収氏の『 安部晋三の正体 』という本を読みました。
これも本屋さんで目について衝動買いをしてしまいました。
内容は、
はじめに 「危機状況」を直視せよ
第一章 安部晋三とは何だったのか?
第二章 「外交の安倍」の実態
第三章 デタラメな経済政策
第四章 幼稚な政治観
第五章 嘘・デマの数々
第六章 バカ発言
第七章 安部晋三関連事件
第八章 カルト、統一教会、反社、維新
第九章 歴史修正主義
第十章 憲法破壊
おわりに 安倍の神格化
文章表現が過激に思えて、ちょっと読み進めるのにためらいを感じたのですが、最後まで読みました。
著者自身、本文の中で『私は一国の総理大臣にまで上りつめた人間に対し「バカ」ということばを使うのは控えるべきだと思っている・・・』と書いているが、事実を羅列している内容を読み進めるにつれ、著者が『・・・安倍という人物を表現するのに最も適した言葉は「バカ」であると言わざるを得ない』と言う気持ちもわかる気がしました。
それは、野田佳彦氏との党首討論での仕草や、東京五輪招致での虚偽発言で、私自身が感じていたことと一致したからです。
今思うのは、日本国民の一人として『本当に国葬は必要だったのか』ということです。
印象に残った言葉の一つに、
『過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となる』というドイツの大統領だったヴァイツゼッカー氏のことばがありました。
今の、「裏金問題」も、ことの本質を直視せず、いつの間にか「派閥問題」にすり替えられ、派閥改革や派閥解散で幕引きを目指す姿勢は、問題に対して盲目といえるのではないだろうか。
自分の思考が凝り固まらないようにするために、今度は「安部晋三回顧録」でも読んでみようと思ったりもしました。
磯田道史氏の『 日本史を暴く 』という本を読みました。
本屋さんで暇を潰していたときに、ふと目について興味を持ったので買い求めました。
内容は、
第1章 戦国の怪物たち
第2章 江戸の殿様・庶民・猫
第3章 幕末維新の光と闇
第4章 疾病と災害の歴史に学ぶ
帯にも書いてある「歴史には裏がある」という点で、全く知らなかった世界を知ることが出来ました。
特に『尾張藩主の連続死に迫る』では、紀伊の徳川吉宗が八代将軍の座に就くにあたり、御三家筆頭の尾張では藩内が落ち着かず、尚且つ殿様の相次ぐ(不審)死があったことなど、興味津々でした。
一つのエピソードが3頁に収められていて、大変読みやすい一冊でした。
ブルーバックス『 ウォーキングの科学 』という能勢博氏の本を読みました。
最近、肘を90°に曲げながら元気よく歩く人をよく見ます。
本屋に寄ったところブルーバックスの書棚にあったので読んでみたくなりました。
内容は、
第1章 体力とは何か
第2章 効果的なウォーキング「インターバル速歩」とは
第3章 「インターバル速歩」をより効果的にする科学
健康のためにウォーキングがよいとされていて、『1万歩/日』とよく言われています。
しかしこの本では、「ただ1万歩歩いてもさほど効果はない」として、より効果的とされる方法が記されていました。
それは、「最高酸素消費量の70%以上の『速歩』と40%以下の『ゆっくり歩き』を3分ごとに繰り返し5セット(計30分を週4日以上)行う」というものでした。
あの人間機関車ザトペックが始めた「インターバルトレーニング」のウォーキング版といったところでしょうか。
特に印象に残ったのは・・・
①1万歩歩いた人にはあまり変化のない体力年齢が、このトレーニングでは10歳以上若返る。
(5ヶ月間続けた結果)
②筋肉痛の原因は「乳酸」ではなく、水素イオンである。
③通常皮膚表面は33℃以上にはならない。(だから気温33℃以上では熱中症のリスクが高まる)
④運動後の乳製品摂取は効果がある。
などなど多くのデータに裏付けられた内容はとても説得力があり、最近体力の低下を実感する身としては、安価で現状を改善するバイブルとなりそうです。
学生時代から三日坊主を通してきた身ですが、少し歩いてみようと思える内容でした。
ブルーバックス『 E=mc2 のからくり 』という山田克哉氏の本を読みました。
高校時代から好きだった「ブルーバックス」シリーズです。
内容は、
第1章 物理学のからくり
第2章 エネルギーのからくり
第3章 力と場のからくり
第4章「人間が感知できない世界」のからくり
第5章 E=mc2 のからくり
第6章 真空のからくり
『E=mc2』という中学生でも解る簡単な式が、素粒子から宇宙までのあらゆる世界を表す公式であることに、改めて驚きと感動を覚えました。
幼い頃、サイボーグ009の中に記されていた『E=mc2』に興味を持ち、高校時代に猪木正文氏の『数式を使わない物理学入門』で更に加速した好奇心が再燃しました。(あくまでも素人として)
忘れていた「力」や「運動量」「加速度」の式に遭遇し、戸惑いつつ時間もかかりましたが、楽しく読むことが出来ました。
アインシュタインってすごいんだな~と、改めて感じた次第です。(本当のすごさの1%も理解していませんが、あの写真を思い出しつつ思っていました)