粉をもとめて・・・ボードトリップ vol.7 3rd day

The Dayの予感ですよ！
ブルークリフの滝本さんのお誘いにつられてワンデイツアーに急遽参加。

5時30分起床。長野駅前の1泊4000円の安宿から出撃。
頭の中はthe dayの文字がぐるぐる状態。早くいきてー。
8時10分に予定どおり八方の名木山のリフトに集合。
ザックやとんがった板をもった怪しい集団がいたのですぐわかる。

下からみると八方尾根は白い雲の中。
うーん・・ほんまに上は大丈夫かいな。
という心配をよそに総勢7人の大所帯で上へ。

兎平のあたりから雲の上へ抜ける。
そこは…キターーーーーー！The Dayの予感大の世界
激パウ斜面がいたるところに！そんでもって視界良好！！
八方池山荘からハイク開始。

ところが…最初の休憩地点である便所小屋あたりからまともに歩けないくらいの強風。
時には、ほふく前進をおりまぜながら高度をかせぎ無名沢トップへ。標高で2300メートルくらいかな。
天候は晴れで雲が30％くらいかな。ただし風ははんぱじゃない。おかげで寒いのなんのって・・・。

どれくらい寒いかっていうと…

その１：凍るサングラス
サングラスを忘れたので朝、コンビニで安物のサングラスを調達。
ところがフレームが自分の息で凍りつく。氷が顔にあたっていてえよ。

その２：時計が壊れる・・・
Nｉｋｅのジョギング用の時計が壊れる。たぶん寒さであろう。おかげで時間を確認できない中での行動になる。

その３：板が凍る…
板のソールに氷がはりつく。おかげでどうもすべりがわるいなあ・・・。
低温用ワックスにしなきゃ駄目かな。

ってくらい寒いのである。（どれも準備していれば回避できるんだけど・・）
ついでに鼻と頬が軽度の凍傷に……


まあそんなプチアクシデントがありつつも、無名沢トップでドロップイン準備。
なんとジャンケンに勝利し先頭でドロップインする特典にありつく。
極上の世界。凍傷にまけずに突風に吹き飛ばされそうになりながらがんばって登った甲斐があったってもんだ。
数ターンこなして300メートルくらいかな？くだった集合時点で待機。
無名沢の中にはいると風もなくようやく人心地つく。

セカンドセッションはスキー組が右側から攻めたのに対してボード組のＫ田さんと俺は左からドロップ。
天然ハーフパイプ状態でヘタクソなりにあてこんで遊ぶ。
かなりのながーーーい距離の沢で激パウです。激パウ！！

そこから今度はながーいいトラバースをしてガラガラ沢のトップへ。
相当苦戦して苦しみながらなんとか到達。
出だしは40度くらいの急斜面。ここでピットチェック。
40センチくらいのところに弱層があるけどまあ大丈夫でしょってことで再びジャンケン。

さてガラガラ沢でサードセッション開始。
5番手スタートになったので一番おいしそうなボトムの部分は食われてる…。
そこでいちばーーーん右の尾根筋にぶっとばして突っ込む。気持ちいいーーと叫びながらフロントサイドとバックサイドでそれぞれ一発づつぶち込む。
そのまままっすぐ突っ込んで数ターンこなして集合時点へ。
今シーズン最高の会心の一発だったかも

4thセッション。
会心の3rdセッションでテンションあがりまくってさらに調子こいてとばす。
ところが・・・ノールっぽくなったところにノーズから突っ込んで大クラッシュ。
トマホーク（板が刃で俺が柄ね）のようにぶるんぶるん縦回転で転がりまくる。
5回転くらいしたかな・・ようやく止まる。
完全なオーバースピード。怪我はなかったけど、バックカントリーでオーバースピードでクラッシュするなんて最悪…。大反省。。

その後はみんなでまったりと二俣まですべって、車で名木山へ移動し解散。

八方でのＢＣは初だったけどこのスケール感はすごすぎ。
強風＆激寒というコンディションで装備についても勉強になることもあったし、肝心のすべりも4thセッションのトマホーク以外は満足だったりで、経験値大幅アップかな。

参考：フォトレポート