雪まみれ日記

もうすぐ40の声が聞こえてきた中年&へタレなスノーボーダの雪まみれ&山遊び関連の日記。

122 対 0

2005年08月05日 | スノーボード
122対0
ラグビーの話ではない。

1998年の青森県の夏の高校野球予選、東奥義塾対深浦でのスコアである。
東奥義塾は打者116人で86安打、四死球33、盗塁はなんと76。
塁間の距離が27メートルだから盗塁だけで2052メートルも走った事になる。
一方深浦はもちろんノーヒット。
7回コールドで試合時間3時間47分で122対0という、気の遠くなるような記録が残ってしまったのである。

こんなありえないスコアを記録する試合になるといろいろな「想定外」の出来事が起きるらしい。
たとえばテレビ中継。
いつまでたっても東奥の攻撃が終わらないものだからCMがいれられないわけである。
ここまで力の差が歴然としていると攻めている相手側の監督も悩んだらしい。
このまま全力で攻めるべきか?手を抜くと相手に失礼ではないか?あまりに攻めまくると疲れが残ってしまいこの後に影響がでないか?
監督さんが悩むのも分かる気がするなあ。
#事実、この試合での疲労のせいかどうかわからないけど次の試合で敗退。

試合結果のあまりの仰天振りに全国報道をされてさらに騒動に。
深浦高校のようなレベルの低い高校はでてはいけなかったのか?
あってはならない試合だったのでは?
そんな議論が巻き起こったそうである。

そんななかで当事者の選手はへこんでいたり傷ついたりしたんだろうなあとおもいつつも、実際は試合中も試合後も飄々としていたというのがとってもさわやかでいいわけ。
明徳義塾の辞退とかで幸先悪いスタートきってしまったけど夏の高校野球のある今こそ旬な本なのでお勧め!
高校野球に過剰な美意識を求めるつもりはないけど、やっぱりこういう本を読んじゃうと高校野球ってプロ野球とは違うよさってあるなあーとしみじみ実感。

122対0の青春 深浦高校野球部物語

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1 コメント

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読みたい (nonoco)
2005-08-08 15:25:19
貸して~!
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