チビのおしゃべり日記

お星さまになったチビへ
どんぐり母ちゃんが語りかけます。
ねえ、チビ・・・聞こえる?

お留守番は不安がいっぱい・・・・・

2015年08月15日 | 日記
チビ、本当にお留守番、大丈夫か?

チビちゃん、もうお姉さんだから大丈夫よね。

『………

あ、あれ~チビ、どうした?お返事は?

『……お尻むけてる…
父ちゃん達も、用事が済んだら急いで帰ってくるからね。
そしたら、いっぱい遊んであげるからね。お留守番たのむよ。

 鈴虫ちゃんもいるから寂しくないでしょ?
      
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あたしは、お返事しなかった。
お留守番をするとも、しないとも言ってないのに……
二人は出かけてしまった

鈴虫ちゃんにしてみれば、あたしと一緒にお留守番なんて
不安でいっぱいだと思う。だって、あたしは天敵だもん。

気になって、鈴虫ちゃんの方を見ると、
ナスとキュウリの間に隠れるのが見えた……
『心配しないで、捕って食べないからッ』っと言ってやった。


網戸から涼しい風が入って気持ちいい~
だんだん眠くなってきた

『プルルルルル…プルルルルル……』

わーッ!!びっくりした

『チビちゃん聞こえる?母ちゃんだけど、お昼寝の時間よね。寝てる?』

母ちゃんの声が聞こえた…ん??電話から??
うーん、もぉッ!!
お昼寝の時間に『お昼寝してる?』って、かけてくるなんて……
せっかく気持ち良く寝てたのに、目が覚めちゃったじゃないッ

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近くでスズメちゃん達の声が聞こえる。
たぶん近所の公園のスズメちゃん達だと思う。

母ちゃんが、あたしの残り餌をスズメちゃん達に持って行くので、
夕方になると催促に来るようになった。

母ちゃんは『いつもスズメちゃんが迎えに来てくれて嬉しい~』
って喜んでるけど、それはどうかな~?
忘れないようにエサの催促に来るだけだと思う。

だんだんお外が暗くなってきた……父ちゃんも母ちゃんも遅い!!

とても不安……怖い 泥棒が入ってきたらどうしよ~

考えただけで涙が出てきた。いっぱい涙目に……

いつの間にか、お外は真っ暗に……
    
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ちょっと遅くなった。チビ怒ってるだろうな
ん??母ちゃん、やけに静かだけどチビ寝てるのかな?

父ちゃん、このまま、そーっと寝かせてあげましょう。

うん、そうだな。

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はッ!!なんか音がしたどうしよう……
本当の泥棒かも、怖い誰だろ…怖いよ~どうしよ~

そうだ!!こう言えばきっと大丈夫かも……

泥棒さん!!聞こえますか?

ここのお家は、いくら探してもお金はありません!

お宝……ぜ~~~んぜんありません!

でも、およそから頂いたビールがまだ少し残ってます。

そうめんは山ほどあります。

タバコは……その辺のどっかにあります。

それから、母ちゃんの大好きなまんじゅうも有ります。一個だけど……

どれもこれも全部差し上げます!!

大好きなビールとタバコが無くなって、父ちゃんはガッカリするかも知れません。
母ちゃんも、まんじゅうが無くなって泣くかもしれないけど……

そんなこと、あたしの知ったこっちゃないです!!
だからお願いです!!命だけは助けて下さい


  シーン……
こらーッ!!泥棒さん、聞いてんの?何とかいってッ!!


『………

『………

母ちゃん、チビはどうかしちゃったのか?かなり荒れてるけど